ざく切りキャベツと豚バラ肉を炒めて食べる回鍋肉は、人気の中華料理ですね。特に春キャベツは柔らかくて甘みが強いので同じ材料でも味の変化が楽しめます。
野菜が食べられ家族みんなで食べても食べ応え充分。
大人もこどもも美味しく食べられる回鍋肉ですが、テンメンジャンを常備していれば良いのですが、なかなか常備している調味料ではないかもしれません。
テンメンジャンなしでも他の調味料で代用して作れるか調べてみました。
またこどもも、美味しく食べられる工夫についても調べてみましたので、最後まで読んでいただければ幸いです。
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回鍋肉名前の由来
豚肉は最初に茹でる又は蒸してから鍋に入れます。
中国語で回(ホイ)は戻すという意味があり回鍋とは鍋を回して炒めるということではなく、茹でた(蒸した)豚肉を鍋に戻すということで回鍋肉となります。
一度茹でるというひと手間を加えるだけで肉の臭みは減り、その上カロリーも抑えられ一石二鳥ですね。
ちなみに私は調べるまで肉は茹でずに鍋で炒めて作っていました。
回鍋肉はテンメンジャンなしでもできる?
テンメンジャンとは
甘くてコクのある甘辛い味噌になります。原料は小麦と塩そして麹を混ぜて醸造した黒又は赤褐色のみそです。日本の八丁味噌に近いかもしれません。
テンメンジャンを加えるとどんな素材でもコクのある料理に変えることが出来ますが、テンメンジャンなしでも困らない代用できる調味料を紹介します。
代用できる調味料の組み合わせ
①味噌、醤油、砂糖、ごま油(少々)
味噌→八丁味噌
砂糖→みりん、甘酒、はちみつへ変えることでコクがアップします。
②味噌、砂糖、醤油、オイスターソース、酒
オイスターソースはカキの煮汁を凝縮して砂糖、小麦粉で甘みととろみをつけています。醤油ベースで、カキの濃厚なうまみと強い甘み香りが特徴。
入れすぎてしまうと味がしつこくなってしまうので、隠し味程度につかう位がちょうどいいかもしれません。
こども向け回鍋肉を作る時の工夫
1.豚肉は薄切り肉を使う
薄切り肉を使う場合は茹でずに料理酒をもみこんだり片栗粉をまぶしたりして、肉が固くならないようにしましょう。片栗粉は茶こしなどを使って振るいながら豚肉にかければ、キメが細かくなり平均的に綺麗につき食べやすくなります。
2. 豚肉を固くしない
豚肉を炒めた後に野菜を入れて炒めると肉が固くなってしまいます。肉だけ先に炒めて別のお皿に移しておきましょう。
3. キャベツは小さめにカット
キャベツは少し小さめに切り下茹でしておきましょう。炒めた時にしんなりしてこどもも食べやすくなります。
4. 仕上げるコツ
味噌、醤油、砂糖、片栗粉、料理酒、おろししょうがと水を混ぜる。テンメンジャンなしでも回鍋肉は作れますが、こどもが食べるので料理酒やみりんは強火でアルコールを飛ばすようにしましょう。家でつくる味ならこどもの好みに合わせることができますね。
甘い味付けならばこどもに敬遠されがちなピーマンも、美味しく食べられるようになるかもしれません。
回鍋肉はテンメンジャンなしでも作れる?【まとめ】
回鍋肉はテンメンジャンなしでも代用できる調味料があります。
材料は冷蔵庫にいつでもありそうなキャベツ、豚肉、ピーマンなので、作るおかずに困った時のお助け料理ですね。
ただテンメンジャンを常備しているかというと、なかなか難しいのではないかと思います。そんな時代用で使える調味料を知っていればいつでも作れますね。
こどもの味に合わせて作って家族で感想を言いながら食べてもいいですし、最初は一緒に作って最後の味付けで大人とこどもでわけて作るのも良いと思います。
家の調味料を合わせて味付けするからこそできることですね。まだ先の話ですが、こどもが大人になった時その味付けがおふくろの味になっているかもしれませんね。