天津飯にケチャップを入れる地域!醤油味派との熱き戦いが始まる!

かに玉をご飯の上にのせ、とろみのあるタレをかけた日本生まれの中華料理、天津飯。

本物のかにの方が美味しいのはわかっていますが、かにかまぼこでも充分美味しい節約料理ですね。

なぜ天津飯は地域によってお醤油味とケチャップ味に分かれているのでしょうか?ケチヤップでつくる天津飯は、まずい?ありえない、という言葉を時々耳にします。

地域によって味付けが違うことはよくあります。

けれど、まずい?ありえないと耳にすることはあまりありません。なぜ、天津飯はまずい?ありえないと言われるのでしょうか。

地域によって違うとよく聞きますが、どの地域から変わってくるのでしょうか?味付けの変わる境目の地域は何処なのでしょうか?関東と関西の違いとなっていますが、境目はあるはずです。

なぜありえない味付けなのか、味はどの地域から分かれているのか少し気になりましたので調べてみることにしました。新発見もあるかも、ぜひ最後までお読みください。

醤油味 天津飯の基本の材料

①卵、かにかま、ニラ、サクラエビ、
中華だし、砂糖、醤油、お酢、オイスターソース、水溶き片栗粉

②卵、塩少々、かにかま、長ネギ、干しシイタケ、青ネギ
醤油、砂糖、オイスターソース、ウエイパーお酢、水溶き片栗粉

ケチャップ味 天津飯の基本の材料

①卵、かにかま、茹でたけのこ、ネギ、しょうが
鶏ガラスープの素、砂糖、お酢、ケチャップ、塩、水溶き片栗粉

②卵、かにかま、ハム、小ネギ
砂糖、お酢、ケチャップ、鶏ガラスープの素、水溶き片栗粉

関東の天津飯の発祥はどこ

1910年に創業した浅草の来々軒だと言われています。急いでご飯を食べたいお客様のためにご飯の上にかに玉をのせる事を思いつきましたが一味足りないと考え、酢豚の餡をかけてみたことが今の関東風の始まりです。

関西の天津飯の発祥はどこ

関西の醤油あん、塩あんを考えたのは大正時代に開業した大阪城近くの馬場町にある大勝軒だと言われています。

売るもののなかった戦後、何か売るものはないかと考えた店主が中国で売られていた蓋飯(ガイ・ファン)が良いのでは思い始めました。

蓋飯(ガイ・ファン)とは色々なもの御飯の上にかけて日本でいう丼のようなものです。

来々軒の店主は山東省の出身で醤油あんを、多く使う地域だったので醤油あんになりましたが、それが今の関西の天津飯のもとになったと言われています。

天津飯にケチャップを入れる地域の境界線は?

関東はありえないと言われているケチャップ味。まずい?と声が聞こえてきそうです。

なぜそんなことになったのでしょうか。そもそも関東、関西と分かれていますがはっきりとした地域の境目はわかっていませんね。

境目ははっきりとはしないものの、静岡の浜名湖当たりではと言われています。

天津飯にケチャップを入れる地域とは?【まとめ】

関西、関東では味付けが違いますが、醬油あん、ケチャップあんの他にも甘酢あんや塩あんもありますね。なぜ、ケチャップあんと醤油あんだけが注目されるのでしょうか。

特にケチャップあんは、まずい?ありえない、という声もたまにテレビで見ます。

始めに天津飯の調味料を調べていたら、ケチャップと醤油を仲良く使っているものもありました。

卵、かにかま、キクラゲ、干しシイタケ、鶏ガラスープの素、お酢、ケチャップ、料理酒、醤油、ゴマ油、砂糖、水溶き片栗粉、ケチャップ、醤油のいいとこどりです。

中国発祥ではない日本生まれの中国料理。

今はあんだけではなく、ご飯もいろいろ変化にとんでいるようです。

栄養的にも一度にいろいろ摂取できるので万能な1品です。

醤油、ケチヤップ以外でも美味しいあんはあるはずです。オリジナルのあんで楽しむのも良し、その土地の味を楽しむのもよし。その日の気分で変えるのもよし。お互いの味を認め合って楽しみたいですね。

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