皆さんは「よだれ鶏」という料理をご存じですか?
ここ10年くらいの間に日本の色々なところで見かけるようになった中華料理です。
しっとりした冷たい茹で鶏に辛くてしびれるタレがかけてあるのが特徴ですね。
このよだれ鶏ですが、名前が嫌と思ってしまう方が少なからずいるようです。
たしかに「よだれ」とついているのが何となく嫌だなあ、と思ってしまうかもしれません。
この記事ではよだれ鶏という名前の由来と他の呼び方について解説します!
よだれ鶏という名前が何だか気持ち悪いと思っている人は、ぜひこの記事を読んで他の呼び方を使ってみてくださいね。
よだれ鶏の名前の由来は?
よだれ鶏は四川料理の一つで、漢字では「口水鶏(コウシュイジー)」と表記します。
口水がよだれを表しているんですね。
この口水鶏の由来ですが、中国四川省出身の学者・郭沫若が自身の著作で「幼い頃に食べた鶏料理を思い出すと、よだれが出てきてしまう」と記述したことからこの名前がついた、という説が有名です。
また、ラー油や花椒を多く使用し味付けを行うので、食べるとよだれが止まらなくなるという説もあるようです。
よだれ鶏って名前が嫌!他の呼び方はないの?
おいしいからよだれが出てしまう、というのが名前の由来だったとしても、料理名についているのは嫌だなと思ってしまう方も少なからずいると思います。
ここではよだれ鶏の名前が嫌という方向けに、いくつか別の呼び方を提案します!
まず、中国名の「口水鶏(コウシュイジー)」で読んでみるのはどうでしょうか。
「コウシュイジー」の音だけ聞いて、よだれが連想されることは少ないと思います。
料理名の意味が変わるわけではないですが、よだれ鶏の名前が嫌という人はまずコウシュイジーと呼んでみてはいかがでしょう。
お家で家族を相手によだれ鶏の話をするときは、「蒸し鶏の辛ソース」や「赤い茹で鶏」などと呼んでみるのもいいかもしれません。
家族みんながよだれ鶏好きなのであれば「おいしい鶏のやつ!」でも十分通じると思いますよ。
家でもよだれ鶏を作ってみよう!
お店でよだれ鶏という文字を目にしたり、注文したりするのも避けたいかも、という方はぜひお家で作ってみましょう!
使う調味料が少し多いですが、一度そろえてしまえば何度でもお家でよだれ鶏を楽しむことができますよ。
使う材料は鶏肉、しょうゆ、酢、砂糖、ごま油、ラー油、おろしニンニク、おろしショウガ、花椒です。
鶏肉はもも肉や胸肉を使ってくださいね。
鶏胸肉を使う時は包丁を入れて厚みを均一にしておきましょう。
まずは鶏肉を茹でます。
鶏肉は冷蔵庫から出して、しばらく室温に置いて常温にしておきます。
鍋に鶏肉がかぶるくらいの水、長ネギの青い部分、鶏がらスープの素(小さじ1)、酒(大さじ2)を入れて混ぜたら、そこに鶏肉を入れましょう。
強火にかけ、ひと煮たちしたら火を止めてフタをします。
フタをしたまま余熱で火を通すので、そのまま20~30分ほど置いておきましょう。
粗熱が取れたら取り出し冷ましておいてくださいね。
次にタレを作ります。
タレの材料は以下を参考に用意してください。
・酢:小さじ1
・砂糖:小さじ2
・ごま油:大さじ2
・ラー油:小さじ1
・おろしニンニク・ショウガ:各小さじ1
・花椒:お好みの量
ラー油の量はお好みの辛さになるように調整してください。
長ネギのみじん切りを入れてもおいしいですよ。
タレが出来たらあとは盛り付けるだけ!
鶏肉を2cmくらいの幅に切ったらお皿に並べましょう。
上からタレをかけたら完成!
お好みでパクチーを添えてもいいですよ。
よだれ鶏の名前が嫌の対策法【まとめ】
よだれ鶏という名前が嫌という方のために、その名前の由来や他の呼び方について紹介しました。
「よだれ」とついていると、どうしても気持ち悪いと感じてしまう人もいますよね。
そんな方は中国語の「口水鶏(コウシュイジー)」で呼んでみてはどうでしょうか。
音だけ聞いてよだれが連想されることは少ないと思います。
また、「蒸し鶏の辛ソース」などお家独自の呼び方を作ってみるのもいいかもしれませんね。
よだれ鶏の作り方についても紹介したので、ぜひお家で作ってオリジナルの名前で呼んでみてはいかがでしょうか。