彩りがきれいで栄養も豊富なゆで卵は、お弁当のおかずの中でも定番の一品。
ゆでるだけで出来るので、忙しい朝のお弁当作りには持ってこいのメニューですよね。
でも、ゆで時間を何分か間違えると柔らかすぎたり、固くてパサついたり…シンプルな調理のわりに、意外と失敗することはありませんか?
この記事では、お弁当用のゆで卵の失敗しない作り方や作り置きの方法など、知っておくと便利な情報をお伝えします!
お弁当のゆで卵の作り方
*水から作る?それともお湯から?
いたってシンプルな調理法のゆで卵。
水からゆでる方法と、沸騰したお湯からゆでる方法がありますが、より失敗しにくいのは後者だと言えます。
水からだと鍋の大きさや水の量の違いにより沸騰するまでの時間が異なり、ゆでる時間に誤差が出やすいためです。
*ゆで時間は何分?!
お弁当用のゆで卵は、何分ゆでるのが最適なのか?
ゆで時間によりどのような違いがあるかまとめてみました。
・8分 半熟。黄身の外側は固まるが中心部はとろとろの状態。
・9~10分 黄身が全体的にほどよく固まっている状態。
・11分以上 黄身が白っぽくなり、パサついてくる。
何分ゆでるかにより黄身の状態がずいぶん変わってきます。
お弁当には柔らかすぎず、固すぎずの状態が理想的ですので、9~10分がベストでしょう。
半熟卵はお弁当に使うと食中毒の危険がありますので不向きです。特に夏場はしっかり加熱するようにしましょう。
(卵の殻には食中毒の原因となるサルモネラ菌が付着していることがありますが、75℃、1分以上の加熱で死滅すると言われています。)
ゆで卵の簡単なむき方
ゆで卵をむくとき、ツルンとむきやすいときと薄皮が殻にくっついてむきにくいときがありますよね。
朝の急いでいる時にむきにくい卵に当たってしまうと、ちょっと悲しくなりますよね。
ここではゆで卵が簡単にむける方法をお伝えします!
①あらかじめ殻に穴を開ける
卵の尖った方ではなく、ゆるやかなカーブになっている方に画びょうなどで穴を開けてからゆでます。白身が殻の内側にある薄皮にくっつくのを防ぎ、むきやすくなります。
②容器に入れて振る
ゆで上がった後に冷水で冷やした卵と、少量の水をタッパーなどの容器に入れ、20秒程度振ります。殻にヒビが入り、むきやすくなります。
③冷水につける
ゆで上がった卵を冷水につけるという、いたってシンプルな定番ともいえる方法です。
④古い卵を使う
新鮮な卵より、古い卵の方がむきやすいです。
白身の中に含まれる「炭酸ガス」が抜けることで、卵と殻の間に隙間ができ、むきやすくなると言われています。
筆者はこのすべての方法を試してみましたが、古い卵を使い、冷水につけるという方法が1番お気に入りで今でも実践しています。簡単、シンプルな方法がズボラな筆者にはピッタリです!
最近の卵は殻に賞味期限が印字してあるものが多いので、古い卵と言っても期限を切らすことなく管理がしやすくなりました。
買ったばかりの卵は卵焼きに、数日たったらゆで卵に…などルーティンを決めるのも良いかもしれませんね。
ゆで卵の作り置きは出来る?
朝の忙しいお弁当作り、前日のうちから準備が出来たらずいぶん楽になりますよね。
実はゆで卵も、作り置きが出来るんです。
ポイントを見ていきましょう。
①固ゆでにする
作り置きにする場合は、固ゆでにするようにしましょう。
半熟だと菌が繁殖しやすく、傷みやすいので作り置きには不向きです。
②殻付きのまま冷蔵庫で保存する
殻付きの状態で冷蔵庫保存した場合、3~4日持ちます。
殻をむくと雑菌が繁殖しやすくなるため、殻をむいた卵はその日のうちに食べきるようにしましょう。
③煮卵にする
煮卵にすることで賞味期限が4~5日程度にのびます。
醤油とみりん、砂糖などの漬けダレに漬け込んで味の染みたゆで卵は、お弁当のおかずにピッタリです。
何分かゆでておくだけで数日間保存がきくのであれば、隙間時間に作っておくと便利ですよね。毎日のお弁当作りのみならず、普段の食事作りにも重宝しそうです。
お弁当のゆで卵は何分茹でる?【まとめ】
簡単そうで意外と奥が深い?!ゆで卵。
何分ゆでるのが最適なのか、作り置きは出来るのかなど、知っておくと毎日のお弁当作りに役立つこと間違いなし!
鮮やかな黄色のゆで卵はお弁当に入れるとパッと華やかになりますよね。
ちょっとしたコツを掴んで、毎日のお弁当づくりがよりスムーズに、少しでも楽しい時間になると嬉しいですね。