クッキーはクッキングシートなしでも焼ける?!代用品と注意事項
クッキーのレシピ見ると「天板にクッキングシートを敷く」という手順がよくでてきますよね。調理中に「あっ、クッキングシートがないっ!」と困ったことはありませんか?
ラップやアルミホイルのように頻繁に使うものではないので、切らしていることに気付かないこともよくあるんですよね。
わざわざ買いに行くのもおっくうだし、何か家にあるもので代用出来たら嬉しいですよね。
はい、このクッキングシート、必ず家にあるもので代用品出来るんです!
クッキングシートの代用として、おすすめなのがアルミホイル。アルミホイルはクッキングシートと同様に熱に強く、用途が似ている所もあり、アルミホイルで代用出来るんです。ですから、クッキングシートを切らした時はアルミホイルがあると安心です。
でも、見た目も触った感じも違うし、本当にクッキングシートの代用品として使用出来るのでしょうか。
早速、クッキーを焼く時にクッキングシートが必要な理由と、代用出来るもの、代用品を使う際の注意事項などを詳しくご紹介しましょう!
Contents
クッキーはクッキングシートなしでは、出来ないの?
はい、ちゃんと出来ます。
クッキングシートを使うと、焼き上がったクッキーが天板からに剝がれやすく、見た目のキレイなクッキーに仕上がります。
クッキングシートは熱に強いシリコーン樹脂加工グラシン紙でできており、ツルツルとした表面は、天板にくっつきにくく、油や水にも強く、耐熱性があるのでオーブンでの使用に適しています。また、クッキングシートはオーブントースターや電子レンジでも使えます。
このような性質を持ったクッキングシートの代用品とはどんなものがあるのでしょうか。早速ご紹介します。
クッキーづくりのクッキングシートの代用品
※アルミホイル
アルミホイルは、金属製の薄い箔で出来ています。
トースターからの長時間の熱にも強く、クッキーに焼き色をつけたくない時に蓋のようにすることで、焦げるのを防いでくれます。
クッキングシートの「くっつかない」という性質をアルミホイルで代用するには、バターやマーガリンなどの油脂を使います。
天板の上にアルミホイルを敷きその上に油脂を薄く塗ることで、クッキングシートの「っくつかない」性質を再現出来ます。
あとは、そこにクッキーの生地をのせて焼けばいいのです。因みに、油脂の上から小麦粉をふるい、そこへ生地を乗せればよりくっつきにくくなります。
※アルミホイルもない時は、天板に油脂だけでも!
クッキングシートもない、更にアルミホイルもないといった時、少し機能は落ちますが、天板にバター、マーガリンなどの油脂を塗ってその上に生地をのせても、ある程度はくっつきを防ぐことが出来ます。
※ラップ
ラップは高温には堪えられないので、電子レンジ機能であれば使用に問題ありませんが、オーブン機能やトースターでの使用はできません。
理由は、耐熱温度です。
クッキングシートの多くが耐熱温度が250℃であるのに対し、ラップの耐熱温度は110~140℃となっています。
もし天板にラップを敷いて、クッキーを作る時の焼成温度160~180℃に設定して焼いてしまったら、ラップは溶け、天板やクッキーに張り付いてしまいます。それ以前に、ラップ自体火のそばや、オーブン、トースターなど高温になるような場所の近くに置いているだけでも危険です。
※コピー用紙
表見た目や用途、触った時の感触などまるで別物なので、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。コピー用紙は、面がツルツルとしていて、耐熱性があります。
しかも適度な薄さなので、十分クッキングシートの代用として使うことが出来ます。
コピー用紙をクッキングシートの代用にする時は、油脂は塗らずにそのままクッキーを置きます。
一般的な紙の耐熱温度は200℃程度で、(ちなみにクッキングシートの耐熱温度は250℃程度) クッキーを作る時の焼成温度は160~180℃ですから、燃えてしまうことはなく問題はありません。(ただし、オーブンの熱源に近い場所に紙が接触すると燃えることがあります。)
クッキングシート、アルミホイル、コピー用紙を使う際の注意事項
クッキングシートがない時の代用品として、アルミホイルやコピー用紙などがあることが分かりました。
これは、オーブンを利用する場合のみになります。早速、クッキングシート、アルミホイル、コピー用紙などを使用する際の注意点をご紹介しましょう。しっかり覚えておきましょう。
※アルミホイルは電子レンジで使わない!
アルミホイルは電子レンジで使ってはいけません。
電子レンジは電磁波を照射して食べ物を温める仕組みなので、その電磁波がアルミホイルの金属に触れると火花や煙が出ることがあり、電子レンジが故障するおそれもあるので、アルミホイルを使わないように気をつけよう。
※コピー用紙は必ずツルツルの面が内側になるように敷くこと
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、コピー用紙にはツルツルの面とザラザラの面があります。クッキーを作る際のクッキングシートの代用としてコピー用紙を使う場合、くっつき防止のために、コピー用紙のツルツルの面が「内側」になるように敷きましょう。
また、コピー用紙は耐熱性がありますが、もともと調理用に作られたものではないので、加熱中は絶対に目を離さないようにしましょう。
トースターを使う場合、コピー用紙で代用することは出来ません。
クッキーはクッキングシートなしではできないの?【まとめ】
いかがでしたか。クッキングシートなしでもクッキーは焼ける?!代用品と注意事項
は参考になりましたか。
クッキングシートの性質は、天板にくっつきにくく、油や水にも強く、耐熱性があるということです。その性質に代わる代用品は、アルミホイルとコピー用紙です。
アルミホイルを代用する場合は、天板にアルミホイルを敷き、そこに薄くバターやマーガリンなどの油脂を塗ってからクッキーの生地を置きます。アルミホイルもない時は、天板に直にバターやマーガリンなどの油脂だけでも代用は可能です。
コピー用紙は、クッキングシートと同じ適度な薄さで、表面もがツルツルとしていて剥がれにくく、耐熱性は200度と高めなので、十分クッキングシートの代用として使うことが出来ます。
ラップを代用することは出来ません。電子レンジ機能であれば使用に問題ありませんが、ラップは高温には堪えられないので、オーブン機能やトースターでの使用はできないことが分かりました。
あくまでも代用品ですから、注意しなければならないこともあります。そして、クッキングシートを使用する際にも注意点があります。それは、アルミホイルは電子レンジで使わない、※コピー用紙は必ずツルツルの面が内側になるように敷くことです。
それぞれの特徴と使用する際の注意事項をしっかり覚えて、美味しいクッキーを作りましょう!