クッキーの味とバリエーションは無限大!アレンジと保存法もご紹介!
個性豊かな美しいクラシックなデザインや、心和むレトロなイラスト、乙女心くすぐる可愛いデザインがプリントされたクッキー缶の中には、綺麗に並んだクッキーが収められており、どれにしようかとひたすら悩み、ひと口かじってそのおいしさに止まらなくなってしまったこと、ありませんか。
クッキーの人気の秘密は、お洒落なデザイン缶だけではありません。
クッキーは、子供から大人まで幅広い年齢層に合わせた種類が豊富にあり、味やバリエーションはもちろんのこと、ギフトや手土産にピッタリのお菓子でもあります。
そんなクッキーにはどれだけの味とバリエーションがあるのでしょうか。
早速クッキーの種類やプレゼントに最適なクッキーを厳選してご紹介します。手作りする際のアレンジ方法や保存方法などもご紹介します!
Contents
こんなに多彩!クッキーの味やバリエーションのバリエーション
クッキーの種類には、絞り出したり、型抜きしたり、カットして作るクッキー手や道具を使って成形したりと様々な作り方があります。クッキーの種類によって作り方も変わってきます。そこで、作り方別でクッキーの種類を分かりやすくご紹介します。
絞り出しクッキー
絞りだしクッキーの特徴は、卵やバターの量が多くてやわらかい生地のため、口金を付けた絞り袋に入れて、絞り出して焼成します。
できあがった生地を冷やしたり寝かしたりする必要がないので、時間をかけずに作れるのも特徴。また同じ生地でも口金や絞り方を変えると、呼び名が変わるものもあり、アレンジの効く生地です。
・ドレッセ・バニーユ
バニラ風味の絞り出しクッキーのことで、薄焼きでほろほろと崩れる食感に、バニラの風味が口の中で香るのが特徴です。
・ポッシュ・ド・サブレ
バターの比率がクッキーの2倍と言われる生地を絞り出したクッキーで、サクサクした食感が特徴です。
・ラングドシャ
フランス語で「猫の舌」という意味でザラザラとした舌触りとホロホロと溶けていくような軽い食感が特徴です。ラングドシャの生地を筒状に巻いたものがシガレットになります。薄くパリッと焼くためには、低めの温度から焼くことがポイントです。
・ビスキュイ
表面はさくっと、中はふわっとした軽い食感のやさしい味わいが特徴のクッキーです。フランスではクッキーのことをビスキュイと呼ばれています。
・メレンゲクッキー
サクサクした軽い歯触りとしゅわっととろける口どけのメレンゲクッキー。卵白と砂糖でメレンゲを作り、絞り出して焼きます。低温でじっくり乾燥させるように焼くのがポイント。
型抜きクッキー
粉に対してバターが少なめで扱いやすい生地が特徴です。成形しやすく作りやすいため、初心者の方におすすめのクッキーです。
型抜きクッキーをつくる際のポイントは、ほかのクッキーよりもバターの割合が少ないので、硬めの食感に仕上がります。生地を作ったら1時間は寝かせ、均一に伸ばすことがポイントです
・ ステンドグラスクッキー
ステンドグラスクッキーとは、型抜きクッキーに穴をあけ、砂糖や砕いた飴を入れて焼くクッキーのことです。カリッとした歯ごたえも、このクッキーの魅力です
・ジンジャークッキー
人の形に焼き上げることが多いジンジャーブレッドマンは、そのかわいらしい形が特徴。クリスマスの時期にはクッキーの他に雑貨やメッセージカードにも使われていますよね。
・ガレット・ブルトンヌ
バターをたっぷり使った厚さのある生地が特徴のクッキーです。バターの風味とホロホロと崩れる生地は、塩が効いていて食べると止まらなくなるおいしさです。
・ ジャムサンドクッキー
生地を型抜きし、ジャムをサンドするクッキー。いちごやラズベリーのジャムを使うと色鮮やかで美しく、プレゼントにぴったりです。
・アイシングクッキー
見た目がとてもかわいいアイシングクッキーはプレゼントに最適。イベントなどに作って、想いをクッキーに込めてみてもいいですね。クッキーに絵やメッセージなどを描く工程はお子様にも喜ばれます。贈る側ももらう側も楽しいクッキーです。
手や道具で成形するクッキー
抜き型がなくても作れるクッキーで、ひとつずつ手や道具で成形します。
ポイントは、なるべく厚みを均一にすること。火が全体に入って、焼きムラを防ぐことが出来ます。
・スノーボール
卵を使わずにバター、砂糖、小麦粉、アーモンドパウダーで作られ、ほろほろと口の中で崩れる食感が特徴。ココアや砕いたクルミなどを入れてアレンジすると食感が楽しいです。
・チュイール
サクサクした軽い歯ごたえとアーモンドが香ばしいクッキー。作り方は生地をスプーンで薄く広げてオーブンで焼き、めん棒にのせてカーブをつけて作ります。少し難しい成形になりますが、とても美しい形が出来ます。
・アマレッティ
マカロンの原形と言われるアマレッティは、卵白やアーモンドプードルを使ったクッキー。アーモンドの香りが口いっぱいに広がる菓子です。アーモンドのお酒であるアマレットを生地に入れますので、ちょっと大人なクッキーです。
・クロッカン
カリカリした食感が楽しいクッキーです。最近ではベーカリーでもクロッカンを出していますよね。クルミやアーモンドは粗く刻んでカリカリッっとした食感を出すと更に美味しいです。
カットして作るクッキー
お馴染みのアイスボックスクッキーやフロランタンは生地をカットして作ります。上手に作るコツは、生地を作ってから一旦冷蔵庫(または冷凍庫)で冷やすことによりカットしやすくなります。
・アイスボックスクッキー
クッキー作りの定番で、棒状に伸ばした生地を冷やしてから焼くのが特徴です。ベースになるバニラ生地ともう一つココアなど色のある生地を組み合わせて、市松模様にしたり、渦巻きやマーブルにしたりとアレンジは無限大です。色々な模様のおしゃれなクッキーは、プレゼントにもぴったりですね。
・サブレディアマン
クッキーのまわりにグラニュー糖を付けて焼いくクッキーで、見た目がキラキラしていてとてもゴージャス。カリカリの食感が楽しい定番のクッキーです。
・ショートブレッド
材料はシンプル。卵や牛乳は使わず、工程も混ぜるだけで簡単なので、初心者の方にはおすすめのクッキーです。バターの香りとサクサクとした食感がやみつきになるおいしさです。
・ビスコッティ
ビスコッティは、軽い歯触りの固焼きビスケットのことです。生地をまとめて焼いたあと、スライスして焼く2度焼きの製法で作られます。基本の生地にリキュールの風味をたっぷり効かせて大人の味わいにアレンジすれば、コーヒーやワインにもぴったりです。
・フロランタン
厚焼きのサブレにカラメリゼしたアーモンドをのせて作ります。サクッとしたサブレと香ばしいアーモンドが絶妙にマッチしてとても美味しいクッキーです。
クッキーをアレンジ!生地にプラスすると美味しいおすすめの食材は?
基本のクッキーの作り方をマスターしたら、アレンジしたくなりますよね。クッキーのアレンジは無限大です。
定番のものから、変わり種のものまでご紹介しましょう。ここからヒントを得て、もっと素敵なアレンジが見つかるかもしれませんね!
ナッツ類
・ミックスナッツ
香ばしさが増す定番のナッツ類は、無添加のものや塩や油も使ってないものもあり、ヘルシーで美容効果のあるビタミンEも一緒に摂取できるので健康志向の方におすすめです。
・ココナッツファイン
ココナッツファインとは、ココナッツの果肉を細かく削ったもので、ココナッツファインは香りや食感を楽しめるだけではなく、 美容・健康に必要な栄養がたっぷり詰まったスーパーフードです。無添加・無漂白で身体に優しく美容に関心のある方におすすめです。
チョコチップ
チョコレートにはポリフェノールと食物繊維が豊富で美容と健康にも良いのでおすすめです。ホワイトチョコレートのチップは、優しい甘さでおすすです。
どちらもプチッとした食感と濃厚なチョコの風味に手が止まりません。
・キャラメルチョコチップ
キャラメルの甘い香りが、クッキーにぴったり。基本のバニラクッキー生地にキャラメルチョコチップとナッツをプラスするのがおすすめです。
・つぶジャム
生地に混ぜるだけで、簡単にアレンジクッキーが作れるのでチョコチップと違うアレンジをしたい初心者の方におすすめです。
パウダー類
・紅茶
アールグレイの茶葉をクッキーに混ぜて焼くと香り高い上品な味わいで香りが強くバターの香りにも負けない美味しさでおすすめです。ティーパッグの茶葉を使えば、細かく砕く工程もなくなり、そのまま使えて重宝します。
・ゆずのパウダー、抹茶パウダー
香りが良く、綺麗な色合いで見た目も綺麗に仕上がります。ゆずや抹茶好きの方はもちろん、和菓子などが好きな方にもおすすめです。
・砂糖不使用の野菜パウダー
低糖質で使い易いので、ダイエットを意識している方やチートタイムにピッタリです。
ドライフルーツ
・定番のドライフルーツですが、ちょっと変わり種のマンゴーやパインなど珍しいドライフルーツもありクッキーのアレンジに使うと、異国情緒の漂うクッキーが楽しめます。
変わり種
・天津甘栗
クッキー生地にみじん切りにした天津甘栗を混ぜこみ、型抜きして焼くと甘栗の食感や味を楽しめて栗好きな方にはたまらない美味しいクッキーになります。ちょっと珍しいものが好きな方へのプレゼントにいかがでしょうか。きっと喜んでもらえると思います。
・シナモンアップルバター
シナモンが好きな方は是非とも食べて頂きたいアレンジクッキーです。基本のバニラクッキーの無塩バターをシナモンアップルバターに置き換えて生地に混ぜ込めば、シナモンのたまらない香りとりんごの風味が大人なクッキーに大変身です。おすすめです。
・ドライストロベリー
甘酸っぱい味わいで大人向けのクッキーです。バレンタインにも喜ばれますし、春先にプレゼントとして趣のある日本らしいお菓子になるのでおすすめです。
・コーンフレーク
ザクザク食感がとても美味しいです。オーガニックのものを選べば美容や健康意識の高い方へのプレゼントとしても喜ばれるでしょう。
・お豆腐
ヘルシーなので、健康や美容に興味のある方や、ダイエット中のチートタイムにぴったりのックッキーです。焼きたてはほくほくとした食感で、時間が経つとしっとりした歯ごたえになるので楽しんで食べて頂けます。
手作りクッキーを日持ちさせる方法
手作りクッキーの日持ちはおよそ一週間で、手作りお菓子の中では比較的長めだと言われています。薄力粉、バター、砂糖などを使用した、基本的な手作りクッキーを美味しく食べられるのは、作ってから3日程度までです。
出来るだけ日持ちさせて、美味しくいただくために早速手作りクッキーを日持ちさせる方法をご紹介します。
※バターの代わりにオリーブオイルを使用する
クッキーの日持ちにはバターが大きく関係しています。クッキーは日にちが経つにつれてバターに含まれる油分が酸化し、風味や食感が損なわれてしまいます。溶かしバターを使った場合は、更に酸化が早くなります。
※乾燥剤を入れる
手作りクッキーは、焼き菓子なので、基本的に常温保存で大丈夫ですが、クッキーを焼いた後はしっかりと粗熱を取り、密閉性の高い容器の中に乾燥剤を入れておくと安心です。乾燥剤や容器は100円ショップで購入できるので、事前に容器と乾燥剤をそろえておくと安心ですね。
※冷凍保存する
カビの発生や、バターなどの酸化を軽減するので、約1カ月程度保存できます。
解凍する時は、自然解凍ではなく、オーブントースターなどを使用して、表面をサクサクに仕上げると美味しく食べられます。
自然解凍してしまうと、せっかくのクッキーが湿ってしまうのでご注意ください。
※材料をシンプルにする
トッピングにチョコチップやドライフルーツなどが入っていると、それらの水分や油分が原因で、腐敗が進んでいきます。トッピングをする場合は、ナッツ類などの水分が少ないものを選ぶと良いでしょう。
※しっかりと焼き上げる
できるだけしっかりと焼いて、クッキーの水分を飛ばしたクッキーは、カビの繁殖を防げます。逆に水分の多いしっとり食感のソフトクッキーは、カビが発生しやすいので注意してください。
※焼き上がり後、よく乾燥させる
クッキーが焼き上がったら、鉄板の上に置いたままにせず、専用のラックなどの上に置いて、クッキーの全面が空気に触れるように裏側の水分も蒸発させるようにしましょう。
クッキーの味のバリエーション【まとめ】
いかがでしたか。クッキーの味、バリエーション、種類やアレンジ方法、日持ちさせるための方法などをご紹介しました。
航海や遠征のための食糧として日持ちをよくするために、パンを乾かしてもう1度焼いたもがビスケットの誕生だといわれています。
非常食としてうまれたクッキーが、たくさんの作り方とたくさんの種類とアレンジでどんどん進化して行き、プレゼントや手土産としても喜ばれる素晴らしいお菓子として今もどんどん進化をしています。
美しくデザインされた缶を開けると、甘い匂いと共にクッキーが誕生したヨーロッパの海風を感じることが出来るかもしれませんね。