ドーナツの生焼け判断法!原因と食べてしまった時の対処法
手作りのドーナツを作っていて、ちゃんと中まで火が通っているか、すごく気になりますよね。
せっかく形の良いドーナツが出来ても、生焼けの状態だったら何だか気分も落ち込むし、ましてや誤って食べてしまったら大変です!
結論としては、一度生焼けになってしまったドーナツを再び過熱して中まで火を通すことは可能です。
ですが、2度揚げすることは出来ません。方法として電子レンジなどで再加熱しますが、油で揚げた時の、あのカリッとした食感を出すのは難しいと言えます。
きちんとレシピ通りに作るのが大前提ですが、自分で確認、判断、対処出来るようになれば失敗も減らせるはずです。
早速ドーナツの生焼けの判断方法と原因、食べてしまった時の対処法や失敗しないためのコツをご紹介しましょう!
Contents
ドーナツが生焼けしてしまう原因
生地の水分量が多い
ドーナツの生地作りに欠かせない水分ですが、しっかりと計量を行わないと生焼けになってしまいます。
水分量が多いドーナツ生地を油で揚げると、生地が溶け出してしまったりとベタベタの状態になってしまいます。
揚げる時にドーナツを一度にたくさん入れすぎている
フライ料理はどんな食材でも沢山入れすぎると一気に油の温度が下がるためなかなか上手に揚げられませんね。
ドーナツの生地自体、もともと冷たいのに、更に温度の低い油で揚げてしまうと、仕上がりが生焼けになってしまうことがあります。
ポイントは、一度に油に入れるドーナツ生地は2〜3個までが理想です。
油の量が少ない
少ない油の量でドーナツの生地を揚げると、中までしっかりと火が通らないうちに周りが焦げてしまい生焼けの原因になります。
油の温度が低すぎる
温度を測らないのは生焼けの原因になります!ドーナツの種類によって揚げる温度と時間は変わってきます。
目安としてふわふわなパンのような食感のイーストドーナツ生地なら、160℃で4分程度。ザクザク食感のオールドファッションなら、180℃で6分程度です。
レシピ通りにきちんと温度を時間を守って、中までしっかり揚がっていることを確認しながら揚げましょう。
荒熱を取らなかった
揚げ物全てに共通していることですが、揚げあがったドーナツも同じく荒熱を摂ります。
方法は、キッチンペーパーの上に取り出してしばらく放置して粗熱を取りながら、水分を飛ばし、余分な油落とします。
揚げてすぐのドーナツをすぐに冷蔵庫などに保存してしまうと、余熱による焼き上げが十分に行えずに結果として生焼けとなってしまう可能性があります。
カリッとした食感を残すためにも必ず荒熱は摂りましょう。
ドーナツが生焼けしているかの判断方法
①出来上がったドーナツを持ち上げた時、軽い感覚があればしっかりと中まで火が通っています。
②揚げたてのドーナツが、泡が弾けるようなジュワジュワとした感覚が手に伝われば火が通っている証拠す。
③竹串を刺して、ベトベトにた生地が竹串に付いていないかで確認します。生焼けの場合はベタッとした生地が串についてきます。竹串に生の生地が付かなければ中までしっかり火が通った証拠です。
1つ割ってみれば生焼けになっていないか簡単に確認できますが、せっかく作ったのだから、全部綺麗な状態で仕上げたいですよね。
しっかりと確認しましょう。
ドーナツが生焼けしてしまった時の対処法
電子レンジ
生焼けの場合にはラップで軽く包み、電子レンジで30秒ずつほど加熱するのがおすすめです。
トースターで加熱する方法もありますが、トースターは表面をカリッとさせるものですので、中までちゃんと焼けているドーナツの温め直しには向いていますが、生焼けの場合にはその側だけ焦げてしまう恐れがあり、おすすめできません。
注意する点は、生焼けのドーナツは電子レンジの再加熱によって内部からしっかりと温めるため改善できますが、水分が飛びやすくしっとりとした食感に変わってしまうケースもあるので気を付けましょう。
注):油による2度揚げはしないで!
生焼けだった時、再度揚げたいと思いますが、2度揚げは表面が焦げたり油が過度にドーナツに吸収されてしまいベタベタとした仕上がりになってしまうため基本時にはおすすめ出来ません。
ですので、油を使わない再加熱を行う方法は以下の通りです。
基本的に生焼けのドーナツを再加熱して、更にカリッとした食感をだすのは難しそうです・・。
生焼けのドーナツを食べてしまった!
生焼けドーナツは、当然小麦粉も生の状態であり、それを食べてしまうと、小麦粉に含まれるでんぷんが消化されず、消化不良で腹痛や下痢を起こし、食中毒のリスクがありますから、生焼けだと気づいた時点で食べるのはやめましょう。
生焼けのドーナツを少しくらい食べてしまったからといって、何らかの症状が必ず出るわけではありませんから、腹痛などがなければ普通に過ごして構いません。
注意):子供やお年寄りには要注意
健康な大人が生焼けのドーナツを食べると、何らかの消化不良を起こす可能性があります。
これが消化器官が未発達な子供や、消化器官の衰えが始まっている高齢者になってくると、ますます食中毒発生のリスクが高くなります。
そのため、子供やお年寄りにドーナツを食べさせる場合は常に気を付けましょう。
ドーナツが生焼けにならないようにするコツ
ふわふわとパンのような軽い食感のドーナツ(イースト生地)は加熱時間が短めで、160℃の油で4分間といのが目安です。
ざくざく食感が楽しいオールドファッションのようなドーナツ(ケーキ生地)は、イースト生地のドーナツに比べて油の温度は高めで、加熱時間も少し長めで、180℃で6分間が目安になります。
片面3分ずつ焼き色もしっかり付けながら、計6分程度揚げていきます。
生地自体が重めなので、火が通ったか判断が付きにくいため、竹串を刺して生焼けになっていないか確認しながら揚げるのがポイントです。
ドーナツの生焼け判断や対処法は?【まとめ】
いかがでしたか?ドーナツの生焼け判断法!原因と食べてしまった時の対処法は参考になりましたか。おさらいをすると、
・ドーナツが生焼けしてしまう原因は、生地の水分量が多い、ドーナツを一度にたくさん入れすぎている、油の量が少ない、油の温度が低すぎる、 荒熱を取らなかったなどが挙げられます。
・ドーナツが生焼けしているかの判断方法は、軽くなったかどうか、ジュワジュワとした感覚があるか、竹串で刺した時にベトベトしていないかです。
・ドーナツが生焼けしてしまった時の対処法は、電子レンジで30秒ずつほど加熱します。2度揚げは出来ません。
・生焼けのドーナツを食べてしまった時は、生焼けだと気付いた時点で食べるのを止めましょう。健康な大人の場合は、しばらくして何も変わった様子がなければ問題はありませんが、消化器官の弱いお子様やお年寄りは食中毒を起こす危険が高まるため注意が必要です
。
・ドーナツが生焼けにならないようにするコツは、イースト生地なら160℃の油で4分間、ケーキ生地なら180℃で6分間がドーナツを揚げる温度と時間の目安になります。ケーキドーナツの場合は、途中、竹串で確認しながらしっかりと揚げていきます。
以上になります。
ドーナツが生焼けになってしまった時は、それぞれのドーナツの特徴や食感を出すのは難しいですが、失敗してしまったお料理は手作りならではのご愛嬌です。
きちんと中まで通っていれば、決して食べられないことはありません。
次回はそうならないためにもしっかり温度と時間を守って、美味しいドーナツを作りましょう!