手作りドーナツを作っていると、「中まで火が通っているのか」「もしかして生焼けでは?」と不安になることがありますよね。
見た目はきれいに揚がっていても、中が生っぽいこともあり、うっかり食べてしまうと大丈夫なのか心配になる人も多いはずです。
結論から言うと、生焼けのドーナツは電子レンジなどで再加熱すれば中まで火を通すことができます。
ただし、もう一度油で揚げる方法はおすすめできません。
また、生焼けのドーナツを少し食べてしまった場合でも、多くの場合はすぐに大きな問題が起こるわけではありませんが、体調の変化には注意が必要です。
この記事では、ドーナツが生焼けかどうかの見分け方・生焼けになる原因・食べてしまった場合の対処法まで、失敗を減らすためのポイントをわかりやすく解説します。
ドーナツが生焼けしているかの判断方法

ドーナツは外側がきつね色になっていても、中まで火が通っていないことがあります。
見た目だけでは判断しにくいため、いくつかのポイントで確認すると失敗を防げます。
重さと手触り

まず確認しやすいのが重さと手触りです。
揚げたドーナツを持ち上げたとき、軽くふんわりした感覚があれば中まで火が通っている可能性が高いです。
逆にずっしり重く感じる場合は、中が生っぽく水分が残っていることがあります。
揚げた直後の音や振動

次に、揚げた直後の音や振動も参考になります。
きちんと揚がったドーナツは、表面の油が落ち着いてジュワジュワとした泡が細かく弾けるような状態になります。
生焼けの場合は、泡の出方が弱かったり油の音が落ち着かなかったりすることがあります。
竹串を刺して確認する

より確実なのは竹串を刺して確認する方法です。
ドーナツの中央に竹串を刺してみて、生の生地がベタッと付いてくる場合はまだ火が通っていません。串に何も付かなければ中まで揚がっています。
ドーナツが生焼けかどうか一目で分かるサイン

ドーナツが生焼けかどうかは、竹串を使う方法が確実ですが、実は見た目や触った感覚でもある程度判断できます。
ここでは家庭で簡単に確認できるポイントを紹介します。
ドーナツの断面がベタっとしている
ドーナツを割ったとき、断面がしっとりではなくベタっとした粘りのある状態になっている場合は、生焼けの可能性が高いです。
しっかり揚がったドーナツは、
- ふんわりした気泡がある
- 均一な生地の色
- しっとりしているが粘りがない
といった特徴があります。
一方、生焼けの場合は中心部分が白っぽく、生地が詰まったような状態になります。
揚げ色が薄すぎる
ドーナツの表面がきつね色になっていない場合も注意が必要です。
油の温度が低いと、生地が十分に膨らむ前に揚げ時間が終わってしまい、内部まで火が通らないことがあります。
理想的なドーナツは、全体が均一なきつね色になっている状態です。
ただし色だけで判断すると失敗することもあるため、竹串などと併用して確認すると安心です。
ドーナツを押すとベタっと沈む
手で軽く押したときの感触も判断材料になります。
きちんと揚がったドーナツは、押すとふわっと弾力がありすぐ戻るという特徴があります。
生焼けの場合は
- 押した部分がベタっと沈む
- 生地が重く詰まった感じがする
といった状態になります。
この感覚は慣れるとすぐ分かるようになります。
冷めたときに中心が湿っぽい
ドーナツは揚げたてよりも、少し冷めてから状態がはっきり分かることがあります。
しっかり火が通ったドーナツは、冷めても生地がふんわりしています。
しかし生焼けの場合、
・中心だけ湿っぽい
・断面がべちゃっとしている
・生地が詰まった感じになる
といった状態になります。
揚げた直後に判断しづらい場合は、少し冷ましてから確認するのもおすすめです。
ドーナツが生焼けしてしまう原因

ドーナツが生焼けになる原因は、ほとんどの場合油の温度や生地の状態にあります。
生地の水分量が多すぎる
まず多いのが生地の水分量が多すぎるケースです。
レシピより水分が多いと、生地の内部まで熱が伝わりにくくなり、生焼けになりやすくなります。
一度に揚げすぎる
次に注意したいのが一度に揚げすぎることです。
ドーナツを油にたくさん入れると、油の温度が急激に下がってしまいます。
油の温度が下がると外側だけ色がつき、中まで火が通らないまま揚がってしまうことがあります。
油の量が少ない
油の量が少ない場合も生焼けの原因になります。
ドーナツ全体がしっかり油に浸かっていないと、加熱ムラが起きて内部まで火が通りにくくなります。
油の温度管理
さらに重要なのが油の温度管理です。
温度が低すぎると、生地の中まで火が通る前に油を吸ってしまい、生焼けの原因になります。
一般的な目安として
・イーストドーナツ:160℃前後で約4分
・オールドファッションなどのケーキドーナツ:180℃前後で約6分
程度が揚げ時間の目安になります。
また、意外と見落としがちなのが揚げた後の粗熱の扱いです。
揚げたドーナツはキッチンペーパーの上で少し休ませ、余分な油と水分を落とします。
揚げてすぐに冷蔵庫へ入れると余熱による火通りが止まり、内部が生焼けのような状態になることがあります。
ドーナツが生焼けしてしまった時の対処法

もしドーナツが生焼けだった場合でも、再加熱すれば中まで火を通すことは可能です。
最も簡単な方法は電子レンジで温め直すことです。
ドーナツを軽くラップで包み、30秒ほどずつ様子を見ながら加熱すると内部まで温まりやすくなります。
ただし、この方法では揚げたときのようなカリッとした食感は出にくく、少ししっとりした仕上がりになることがあります。
なお、生焼けのドーナツをもう一度油で揚げる「二度揚げ」は基本的におすすめできません。
すでに表面は揚がっているため、再び油に入れると外側だけ焦げたり、油を吸いすぎてベタベタした仕上がりになる可能性が高くなります。
そのため、生焼けのドーナツは油ではなく、電子レンジなどで内部から温める方法が適しています。
生焼けのドーナツを食べてしまった時

もし生焼けのドーナツを食べてしまった場合、多くの人が「体に影響はないのか」と不安になります。
生焼けのドーナツは小麦粉が十分に加熱されていない状態のため、消化不良による腹痛や下痢などを起こす可能性があります。
また、生の小麦粉には細菌が含まれている場合もあり、食中毒の原因になることもあります。
ただし、少量を食べてしまったからといって必ず症状が出るわけではありません。
体調に変化がなければ、しばらく様子を見て通常通り過ごしても問題ないことが多いです。
一方で、子供や高齢者は注意が必要です。
消化器官が未発達だったり弱っていたりするため、生焼けの食品による体調不良が起こりやすくなります。
もし腹痛・吐き気・下痢などの症状が出た場合は、無理をせず医療機関に相談することをおすすめします。
ドーナツが生焼けにならないコツ

ドーナツを失敗なく揚げるためには、温度・時間・生地の状態をしっかり管理することが重要です。
イースト生地のふわふわドーナツは、160℃前後の油で約4分ほどが目安です。
一方、オールドファッションのようなケーキドーナツは生地が重いため、180℃前後で6分ほど揚げるのが目安になります。
揚げている途中で竹串を刺し、内部まで火が通っているか確認するのも失敗を防ぐコツです。
また、一度にたくさん揚げず、油の温度が下がらないよう2〜3個ずつ揚げるようにすると生焼けを防ぎやすくなります。
まとめ
ドーナツの生焼けは、油の温度や揚げ方が原因で起こることが多く、竹串などで確認すれば見分けることができます。もし生焼けだった場合でも、電子レンジなどで再加熱すれば中まで火を通すことは可能です。
また、生焼けのドーナツを少し食べてしまっても、必ず体調不良になるとは限りませんが、子供や高齢者は特に注意が必要です。
ドーナツ作りでは、油の温度・揚げ時間・一度に揚げる量を守ることで失敗を大きく減らすことができます。正しいポイントを押さえて、美味しいドーナツ作りを楽しんでください。
