ガトーショコラの表面が割れる、陥没の原因と対策方法、教えます!

ガトーショコラ、美味しいですよね。

外側のふんわりした食感と中のしっとりした食感の違いが楽しく、濃厚な味わいで食べごたえがありますよね。

ガトーショコラは、チョコレート生地とメレンゲを混ぜ合わせて焼き上げるという、実にシンプルなレシピです。でも実は、結構ハードルの高いレシピなのはご存知でしょうか。

ガトーショコラを手作りで焼いた時、表面が割れてしまって失敗してしまった!と思っても、お店で売られているガトーショコラを見たら、表面が割れているものが店頭に並べられているのです。

しかもとても美味しそうです。

ガトーショコラの表面が割れるいるのは失敗ではないのでしょうか。

実は、表面が割れているガトーショコラは失敗作ではなく、なんと美味しく焼き上がっているという証拠なんです!

でも、だからと言って、割れなかったから美味しくないというわけではありません。大丈夫です。

実はガトーショコラの表面が割れていると、本場のガトーショコラに近いという事だけなのです。

ガトーショコラを美味しく焼くコツは、温度管理とメレンゲの立て方がポイント。

ふんわり、しっとり仕上げるにはどうすればいいのでしょうか。

早速、ガトーショコラの表面が割れる原因と割れていないものの違い、陥没したり、生地が膨らまない原因についてもご紹介します。

ガトーショコラの表面が割れる原因は?

ガトーショコラは、表面がひび割れることがあります。ガトーショコラの表面が割れる原因は、焼くときの生地の変化にあります。

まず、焼き始めてすぐにガトーショコラの表面が固まり始めます。それから中身が膨らみが始めます。

表面が固まっているのに中身がどんどん膨らむと、下から上で力が働き、固まった表面に亀裂が入ります。これが、ガトーショコラの表面が割れる原因です。

ガトーショコラの表面が割れているものと割れていないものの違い

ガトーショコラの表面は割れているのが美味しい証拠だと言われていますが、割れていないものが美味しくないというわけではありません。

では、表面が割れているものと、そうでないものの違いは何なのでしょうか。

ガトーショコラの表面がひび割れているかいないかの違いは、チョコレートの濃度にあります。

表面が割れているガトーショコラは、チョコレートの濃度が高く濃厚。

それに対し、表面が割れていないガトーショコラは、チョコレートの濃度が低く、メレンゲで立ち上げた軽い口あたりのガトーショコラになります。どちらも美味しいですよね。

ガトーショコラが陥没する原因は?

ガトーショコラが陥没してしまう原因は、主に2つあります。

一つは、焼きが足らず生焼けの状態になってしまっているから。

ガトーショコラを焼成する時、始めに高温で一気に焼き、生地を立ち上げます。それから焼成温度を下げて、中心部分に火を通すため長時間焼きます。

そして、最後に表面がパサついたり焦げないようにするため、再び温度を下げ焼成します。

焼成の温度が高すぎると外側が焦げ、中心部分が生焼けの状態になります。ですから、成温度と時間を調整することが生焼けを防ぐポイントになります。

もう一つは、生地を混ぜ過ぎてるから。

すべての材料を合わせてから生地を混ぜすぎると膨らみが悪くなります。これは、メレンゲの泡立て状態がポイントです。

メレンゲの良い状態は、生地の表面の状態がなめらかで、艶があり、もったりとした状態です。良い状態のメレンゲを作るには、泡立て過ぎないことです。

空気をたっぷり含ませたしっかりとしたメレンゲになるまで泡立てられていない場合、ガトーショコラを膨らませることができず高さが出なくなってしまいます。

失敗してしまった時の対策

ここからは、失敗してしまった時の対策をご紹介します。

もし、納得のいく仕上がりにならなかったとしても、対策を知っていればリカバリー出来ることもあります。どんな対策方法があるのか見てみましょう。

※ガトーショコラが生焼けだったの時の対処法

焼成時間が終わり、ガトーショコラがきちんと焼き上がったか、まず確認します。
竹串を抜いた時に生地がついてくるようなら生焼けです。

その時は、まず5分だけ追加で焼いてみましょう。

その後も竹串を刺してみて、まだ生焼けなら、もう5分ずつ追加して焼きます。アルミホイルをかぶせておくと表面が焦げるのを防ぐことが出来ます。

また、電子レンジでも対策が出来ます。600Wで1分ほど加熱してみます。

ただしこの方法は、ガトーショコラのしっとりした食感が乾燥してしまう懸念があるので、注意しながら加熱してくださいね。

※ガトーショコラが膨らまない時の対策

実は、ガトーショコラには膨らまないレシピもあるので、膨らまないことが失敗とは言い切れません。

ガトーショコラの膨らみが足りなかったとしても、しっとりしたテリーヌのようなガトーショコラとして美味しく頂けます。

気になるようであれば、粉糖をかけたりミントや生クリームを添えたりして、視覚を変えてみると美味しそうに見えます。

※ガトーショコラが陥没してしまった、空洞が出来てしまった時の対策

一度陥没してしまったり、空洞になったガトーショコラは、残念ながら戻す事は出来ません。

そんな時は、パフェの中に入れるなどして、カットする事で陥没や空洞してしまった部分を目立たなくしてくれますし、十分美味しくいただけます。

ガトーショコラが割れる理由は?【まとめ】

いかがでしたか。
(ガトーショコラの表面が割れる、陥没の原因と対策方法、教えます!)は参考になりましたか。

ガトーショコラは、シンプルな作り方だけにちょっとした手順の違いが仕上がりを大きく変えてしまうこともある事が分かりました。

納得のいくガトーショコラができるよう練習を繰り返すこともできなかったできなかったとしても十分美味しく頂けます。

見た目のもちろん大事ですが、美味しさが一番だと思いますから気軽に挑戦してみてくださいね。

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