ガトーショコラを焼き過ぎた!原因と対策、リメイク法を伝授!
ガトーショコラ、美味しいですよね。
レシピを見ると、一見簡単そうに見えて実は結構ハードルが高いお菓子です。
メレンゲの立て方や材料の温度管理、焼成など大切な項目があり、一つでもその工程が適切でなかったりすると、膨らまなかったり、焦げてしまったり、生焼けになってしまいます。
ガトーショコラを焼き過ぎてしまった時、見えにくいですが表面は焦げていて、中身も固くなってしまっています。そして、ボソボソと乾燥した状態になっています。
冷蔵庫に入れて冷やせばしっとりするのではないか・・と思いきや、冷蔵庫で冷やすと余計に生地が固くなってしまいます。
そうなると、捨ててしまおうかな・・と思ってしまいますが大丈夫です!
焼き過ぎて固くなってしまった原因と対策、焼き過ぎてしまった時の対処やリメイク法をご紹介したいと思います。
Contents
ガトーショコラの焼きすぎて固くなってしまう原因
①小麦粉の分量が多いから
ガトーショコラには色々なレシピがあり、小麦粉の配分の多いレシピもあります。
固めのガトーショコラのレシピは、小麦粉の配分が多くなっています。
②バターの分量が少ないから
ガトーショコラの食感をしっとりさせるために、生クリームとバターは欠かせない材料になります。
よって、バターの分量の少ないレシピでは固めの仕上がりになります。
③メレンゲの泡立ちが適切ではないから
ガトーショコラを上手にために大切な工程がいくつもありますが、メレンゲの泡立て方がとても大切な工程になります。
このメレンゲ、泡立ちが不十分だと他の材料と上手く混ざらず、村のある生地になってしまい、これを焼くことによって固くなる原因になります。
④チョコレートの温度が低いから
ガトーショコラを作る時には、チョコレートや生クリーム、バターは温度管理がとても大切です。
チョコレートに他の材料を入れるタイミングで温度が下がってしまうと固めの生地になりやすくなります。
⑤オーブンの温度が低いから
ガトーショコラの生地を焼き始める時、予熱や焼成の温度が低すぎると、生地は上手く膨らますに縮みます。
これを膨らまないからと焼き続けてしまうと焼きすぎになってしまいます。
ガトーショコラを焼き過ぎないための対策
①しっとりした口当たりのガトーショコラのレシピを選ぶ
ガトーショコラには色々なレシピがありますが、しっとりとした口当たりのガトーショコラのレシピは、小麦粉の分量が少なめでバターの分量が多めになっています。
まずは個人で判断せず、このようなレシピを選んでみることをお勧めします。
②メレンゲの状態を良くする
メレンゲの泡立てが足りなかったり、逆に泡立て過ぎてしまったり、混ぜる際に気泡(表面張力を下げる働きのある、卵白の泡だった状態)が潰れてしまった状態の生地だと上手く焼き上がりません。
メレンゲの良い状態とは、きめ細かく立てて、ボウルを裏返しても垂れてこない状態がベストです。
③温度管理を適切にする
ガトーショコラの焼成温度は160~180℃位です。
予熱完了するまでに時間がかかると、その間に生地の温度が下がってしまうので、作業工程の時間を把握して予熱が完了するタイミングで生地が出来上がるのが理想です。
ガトーショコラを焼き過ぎて固くなってしまった時の対処とリメイクレシピ
生地の状態が良くなったり、温度管理が適切でなかった時、ガトーショコラの焼きすぎによって表面が焦げてしまったり、硬くなってしまったりしても大丈夫。
リメイクすれば美味しく頂けます。
そのリメイク法をご紹介しましょう。
①温かいうちに対処する
焼き過ぎてしまったガトーショコラがまだ熱いうちに、砂糖(または洋酒)をお湯で溶かしたシロップを表面に塗ります。
その後、少し温かい位に温度が下がったらビニール袋に入れて乾燥を防ぎながら冷ましていきます。
これだけでも硬くなってしまった生地はだいぶしっとりします。
②コンフィーでカバー
チョコレートと相性の良いオレンジでコンフィー(ロップで煮詰めたもの)をトッピングしてはいかがでしょうか。
ガトーショコラの焦げた部分を削ぎ落し、そこにオレンジのコンフィーを乗せます。見た目のお洒落ですよ。
③崩してリメイクする
(ガトーショコラトリュフ)
ビニール袋に粗熱の取れたガトーショコラを入れてバラバラに崩し、少しきつめに一口サイズに丸めます。
そこに溶かしたチョコレートをかけてコーティングし、最後にココアパウダーをまぶしたら、ガトーショコラトリュフの出来上がりです。
(ガトーショコラパフェ)
ガトーショコラを細かく切って、グラスに入れてお好みのフルーツやフレーク、ホイップクリーム、アイスクリームなどをトッピングすれば、ガトーショコラパフェの出来上がりです。
ガトーショコラを焼きすぎた原因と対策【まとめ】
いかがでしたか。ガトーショコラを焼き過ぎた!原因と対策、リメイク法を伝授!
は参考になりましたか。
ガトーショコラの焼きすぎて固くなってしまう原因は、小麦粉の配分が多く、バターの配分が少ないから。
メレンゲが良い状態ではないから。温度管理が適切ではないことが分かりました。
ガトーショコラを焼き過ぎによって固くならないための対策は、しっとりした口当たりのレシピ(小麦粉の配分が少なく、バターの配分が多いもの)で作る。メレンゲの状態や温度管理を適切にすることが分かりました。
ガトーショコラを焼き過ぎて固くなってしまった時の対処法は、温かいうちにシロップをかける。コンフィでカバーする。崩してトリュフにしたり、カットしてパフェにリメイク出来ることも分かりました。
せっかく頑張って作ったガトーショコラですから美味しく頂きたいですよね。
原因と対策を知って、もし失敗してしまったらリメイクして、また次に挑戦してみてはどうでしょうか。