パンケーキ作りベーキングパウダーなしだとどうなるの?秒で解決!?
パンケーキ、美味しいですよね。
少し前には空前のパンケーキブームがありましたね。激戦区では、様々な種類のパンケーキが登場し、店の前には物凄い行列が出来ていました。
物凄いクリームを乗せたパンケーキにはビックリしました。あそこまで出来ないとしても、普段の生活でふと「なんかパンケーキ食べたいな・・」と思った事ありませんか?
いざ作ろうとネットで検索してみると、ベーキングパウダーが材料欄の所に結構な割合で書いてあり、買いに行くのも億劫だし、もいっか、とパンケーキ作りへの意欲がなくなってしまうんですよね・・。
そんな経験をされたことがある人に朗報です。「パンケーキ作り、ベーキングパウダーなしだとどうなるの?」を秒で解決します。
答えは、「はい、ちゃんと出来ます」。
ではなぜパンケーキやホットケーキ、いわゆる焼き菓子を作る時に入れなくても出来るベーキングパウダーを使うのでしょうか。ベーキングパウダーを入れなかったらどうなるのでしょうか。ベーキングの特徴からベーキングパウダーがない時の代用品と使い方のコツをご紹介します。
Contents
ベーキングパウダーとは?
ベーキングパウダーは、簡単に言うと「パンやお菓子(焼き菓子)などに入れて生地を膨らませる効果のある膨張剤」のことです。
専門用語にすると「炭酸水素ナトリウム」という物質がベーキングパウダーに含まれており、生地に混ぜ込み、熱を加えることによって、ふんわりとした見た目と軽い食感の生地が出来ます。
先程、冒頭で「はい、ちゃんと出来ます」とバッサリ断言しました。
パンケーキやホットケーキ、焼き菓子を作る時に、必ずしもベーキングパウダーを入れなければならないということはありません。味にはそんなに影響もありません。
ベーキングパウダーを入れる目的は、ふんわりとした見た目や食感を出したいかそうでないかなの違いだけなのです。
ちなみにベーキングパウダーの代わりになる代用品を使わなくても、ふんわりと膨らんだ生地を作ることは出来ます。方法は「生地を混ぜる時に空気をしっかり含めながら混ぜる」ことです。
でもこの方法には専門的なスキルが要りますので、お菓子作りに慣れていない人や、簡単に作りたいという人は、ベーキングパウダーや代用品を使う方がいいでしょう。
パンケーキ作りでベーキングパウダーがない時の代用品
※1重曹
ベーキングパウダーの代用品として有名なのが「重曹(じゅうそう)」(※ベーキングソーダともいいます。)です。どちらも「炭酸水素ナトリウム」が含まれているので、加熱することによってもっちりとした食感の生地作る事が出来ます。
ベーキングパウダーで作った生地は、ふんわりとした見た目と食感になるのに対して、重曹はもっちりとした食感の生地になります。
焼き色にも違いがあり、重曹で作ったパンケーキは、少し黄色い焼き色になります。フォトジェニックな面では、重曹を使った生地で作ったパンケーキの方が映りが良いと思います。
カフェや洋菓子店、ホテル、純喫茶などで出される本格的なパンケーキは、ベーキングパウダーと重曹の割合を独自のバランスで組み合わせ、ふんわり、かつもっちりとした絶妙な食感の生地を作っています。
純喫茶のメニューにあるホットケーキとブレンド珈琲の組み合わせ・・なかなか真似は出来ません‥。
ベーキングパウダーの代用品として、重曹をご紹介しました。でも、お掃除用の重曹はあっても、食用の重曹はそんな常日頃家に置いてあるアイテムとは言えませんので、もっと手軽で手に入りやすいキッチンや冷蔵庫に常にあるもので、代用品として使えるものをご紹介します。
※2炭酸水
こちらはお水の代わりとして使用することが出来ます。炭酸水の成分は「炭酸ガス」です。ベーキングパウダーが膨らむ時に出るガスは「炭酸水素ナトリウム」で同じ原理を持っています。
炭酸水に含まれる炭酸ガスの力で生地を膨らませる事が出来ます。
炭酸水は、パンケーキやホットケーキなど水分量の多い生地を作る代用品として十分可能です。
でもあくまで代用品です、ベーキングパウダーを使った時と同じ効果が出ることはありません。代用品として使うにはおすすめです。
※3卵白
こちらは「メレンゲ」(卵白をしっかり泡立ててクリーム状になった状態のもの)で代用します。
卵は大体冷蔵庫にあるアイテムですから、代用品として使用できるのはとても嬉しいですよね。
卵白を使った生地は、ベーキングパウダーを使った生地よりもふんわり感は少しおとりますが、問題なければ代用品してもOKです。
コツは卵白をしっかり泡立てること。
きめの細かい泡を潰さずに生地に混ぜ込み焼き上げる技は、お菓子作りに慣れている方以外にはハードルが高いです。それに、卵には色々なサイズがありますから、分量を間違えると失敗する確率は高くなります。簡単に入手出来ても扱い方が難しいかもしれませんね。
※4ホットケーキミクス、天ぷら粉、お好み焼き粉
こちらは、元々粉の中にベーキングパウダーが含まれているので、代用品として使うことが出来ます。コツは味の調節。
ホットケーキのミクスには初めから砂糖が加えられているので、甘味の調節が必要になります。
同時に天ぷら粉やお好み焼き粉も出汁などの塩分が入っているので、味の調節が必要になります。そんなに気にならなければ代用品として使っても問題はないと思います。
パンケーキ作りをベーキングパウダーなしだとどうなる?【まとめ】
いかがでしたか?「パンケーキ作りベーキングパウダーなしだとどうなるの?」の答えは、「ちゃんと出来る」です。
どの代用品もベーキングパウダーと全く同じ仕上がりにはなりませんが、見た目に拘らない普段の食事用に作る時は、代用品でも十分ではないでしょうか。
空前のパンケーキブームが落ち着き、新たなスィーツのジャンルもどんどん増え、誰かがSNSで写真を挙げられるとたちまちブームになっていきます。「今日は何を食べようか、今度はあれを食べてみよう」と選ぶのが楽しくなります。
キラキラした街によく似合う、スタイリッシュで常に斬新で新しい発想のパンケーキを出しているお店もあれば、1970年代にタイムスリップしたかの様なノスタルジックな街にある、純喫茶のメニューにもパンケーキがあります。
色々なパンケーキがありますが、私は家で作る甘めの生地にたっぷりのバターと蜂蜜を塗った、形も大きさも不揃いのパンケーキに勝るものはないと感じています。「ベーキングパウダーなしだとどうなるの?」と焦る必要はないのです。代用品を使ってあまり膨らまなかったとしても、その愛嬌のある丸い形と甘い香りが幸せを運んでれますからね。