1月7日に七草粥を食べる方が多いと思いますが、臭みがあって苦手と思っている方も多いと思います。
特にお子さんは、「臭みがあって七草粥が嫌い。」
「苦いから食べたくない」
など色々なご意見を耳にします。
大人でも苦みが強いお粥を好んで食べる方は少ないのではないでしょうか。
七草粥は、年末年始の疲れた胃腸を休ませ、元気にしてくれる。
無病息災や健康長寿を願って食べる。
などの願いを込めて食べます。
せっかく食べるのであれば、美味しく食べたいですよね。
ちょっとした臭みの対策をするだけで、驚くほど美味しい七草粥が出来上がります。
ぜひ、ご参考にされてください。
Contents
七草粥の臭み取り・対策
七草粥の臭みの原因は、七草のアクが強いことだと言われています。
七草自体、アクの強いものばかりで、味が染みにくいものが多いことが、草っぽい独特の匂いと臭みが目立つ原因です。
七草の独特の臭みを取り、対策することで美味しい七草粥を作ることができます。
七草の臭み取りの方法
七草の独特の臭みを取り、美味しい七草粥を作るためには、七草の下処理が必要です。
②スズシロ・スズナは、3mmくらいのいちょう切りにする
③切りそろえた七草に小さじ1の塩を加え、塩もみをして10分放置する。
④熱湯を準備し、1分ほど七草を茹でる。
⑤茹で上がったら、冷水に取り水気を切る。
このようにして下処理を行います。
下処理をすることで、アクが抜け、独特の臭みがなくなります。
七草粥のアレンジ
しっかりと下処理をされた七草粥は、驚くほど美味しくなります。
臭みがなくなり、独特の苦味も和らぎます。
しかし、味付けは塩のみとシンプルなので、どうしても七草の臭みを感じる方もいらっしゃいます。
特に、お子さんはシンプルな味付けであまり食が進まないという方も多いようなので、お子さんにも食べてもらえる対策をしましょう。
基本的な味付けは、塩のみで行いますが、和・洋・中とそれぞれの味付けをして、少しアレンジをすると食べやすくなると思います。
<和食の味付け・対策>
和食の味付けにする時には、和風だしを加えて、お醤油やお味噌で味付けをすると、とても食べやすくなります。
七草だけでなく、シラスや塩昆布などを加えても良いですね。
卵を入れるとお子さんもさらに食べやすくなります。
梅干しを加えると、臭みや苦みを感じにくくなるので、臭み取りの対策としてとても良い食品です。
<洋食の味付け・対策>
洋食の味付けにする場合には、コンソメを加えて味付けをすると食べやすくなります。
そこに、ベーコンを加えると、ベーコンからも旨味が出て臭み取りの対策にはもってこいです。
仕上げに、チーズを加えるとよりクリーミーな仕上がりになります。
また、牛乳を加えて作ると、ミルク粥にもなりますよ。
<中華の味付け・対策>
中華の味付けにする場合には、鶏ガラやウェイパーなどを加えましょう。
ホタテの貝柱やかにかまなども旨味が出て、とても食べやすくなります。
また、最後にごま油を回し入れると、臭み取りになり、とても食べやすくなると思います。
七草粥の臭み対策【まとめ】
七草粥の独特な臭みや苦みの原因は、七草のアクが強いことが原因です。
そのアク取りをすることで、とても美味しい七草粥が出来上がります。
七草を適当な大きさに切って、塩もみをして10分放置。
そのあと、熱湯でさっと湯がいて冷水に取り、水気を切ります。
お粥が出来上がったら、最後に七草を加えて少し煮込んでください。
この臭み対策を行うことによって、独特の臭みが取れて、とても美味しい七草粥が出来上がります。
シンプルな味付けの七草粥ですが、お好みの調味料を足してアレンジすると、七草粥が苦手な方でも美味しく食べることができるのではないでしょうか。
ぜひ試してみてくださいね。