七草粥を作る時には、スーパーに七草セットが売られていますよね。
七草セットをよく見てみると、根っこがついたままになっています。
根っこって食べられる?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
この記事では、七草セットに入っている七草の根っこは食べられる?という疑問を中心に詳しくご紹介したいと思います。
Contents
七草粥に入っている七草の種類
七草粥に入っている七種の草の名前をご存じですか?
一つずつご紹介します。
<せり>
シロネクサとも呼ばれる日本原産の野菜です。
香りが良く、食感が良いので食欲が高まります。
見た目は、三つ葉に似ていますが、三つ葉に比べて葉っぱの数が多いのが特徴です。
せりには、ビタミンA・B2・カルシウム・鉄が多く含まれています。
<なずな>
ぺんぺん草とも呼ばれ、江戸時代にはお浸しにして食べられており、乾燥させて漢方薬にも使用されています。
なずなには、タンパク質・ビタミンB1・B2・カルシウム・鉄が多く含まれています。
<ごぎょう>
平安時代に桃の節句に食べる草餅の原料にされていた雑草。
咳止め・利尿作用があるとされています。
<はこべら>
世界中に広まっており、約120種類あると言われています。
茎葉の部分は生薬として使用されています。
鎮痛作用・利尿作用があるとされています。
<ほとけのざ>
春の七草のほとけのざは、キク科の黄色い花を咲かせる植物です。
抗酸化作用があるとされています。
<スズナ>
別名カブ。
消化の促進効果・解毒・風邪の予防の効果が期待できます。
ビタミンC・カロテンを豊富に含んでいます。
<スズシロ>
別名ダイコン。
消化不良・胃炎・冷え性などの解消に効果が期待できます。
ビタミンA・C・鉄を豊富に含んでいます。
七草粥の根っこは食べられる?
七草粥を作る際に、七草セットを下処理しますが、根っこは食べられる?と疑問に思っている方も多いと思います。
せり、スズナ、スズシロそれぞれご紹介します。
<せり>
七草に使われるせりは、シロネクサが多く、根っこは食べないので根元からカットして使ってください。
せり鍋で使われる「三関」「黒田」「京」のせりならば、根っこも美味しく食べることが出来ます。
七草粥を作る際は、流水で土や泥を洗い流して、竹串などで丁寧に汚れを洗い流してから使ってください。
<スズナ・スズシロ>
スズナは、蕪、スズシロは、大根です。
二つとも汚れが付いていますので、しっかりと洗います。
スズナ・スズシロともに根っこの部分は食べられるので、うすくスライスして皮ごと食べられます。
七草セットの下処理
七草粥を作る時には、七草をしっかりと洗って、下茹でをすることをおすすめします。
そうする事で、草の独特の苦味やえぐみがなくなり、とても食べやすい七草粥が完成します。
スズナやスズシロは、うすくスライスをしてお粥に直接入れて柔らかくなるまで煮込みます。
七草粥の根っこ【まとめ】
七草粥には、七種の草が入っていますが、それぞれに効能があり、豊富な栄養素が含まれています。
七草セットには、根っこがそのままついているので、根っこは食べられる?と疑問に思っている方も多いと思います。
七草セットに入っているせりは、シロネグサが多く、根っこが食べられないので注意が必要です。
スズナは、別名カブで、スズシロは、別名ダイコンです。
この二つは、根っこ部分も食べることが出来ますので、しっかりと汚れを落として、食べることが出来ます。
皮ごと食べることが出来ますので、皮ごとうすくスライスして調理してください。
七草粥を作る時には、ちょっとした手間ですが、一度下茹でをしてお粥に加えることで、苦みやえぐみが抜けて、とても食べやすい七草粥が完成しますよ。
ぜひ試してみてくださいね。