たけのこは成長すると竹になる?1日で何センチ伸びるの?
こどもの日には、ちまきや柏餅などを食べてお祝いしますが、たけのこも縁起の良い食べ物として、こどもの日に食べられている食材の一つです。
たけのこは、成長の早さから「大きく成長できる」として、こどもの日の縁起物とされるようになりました。
実際にたけのこの成長速度は、どれくらいなのでしょうか。
1日で何センチ伸びるのでしょう。
また、たけのこが成長すると竹になる?というお話を聞いたことがあるでしょうか。
この記事では、たけのこが成長すると竹になる?という疑問から、1日で何センチ伸びるのか。
たけのこの成長速度などを中心に解説していきたいと思います。
Contents
たけのこは成長すると竹になる?
たけのこは、土の中では茎を横に張り巡らせており、この地中にある茎の節に生まれる芽のことを言います。
たけのこは、イノシシなどの動物に食べられないように産毛のある茶色の固い皮を重ねています。
たけのこが地上へ出て成長すると、この皮は徐々に剥がれて30日ほどですべて落ちます。
皮が付いている状態のものがたけのこで、皮がすべて落ちたものが竹になります。
たけのことして、食べられる期間はとても短く、成長速度がとても速いです。
成長すると竹になる?という疑問は、正解ということになります。
竹に成長すると1日で何センチ伸びる
竹は、繁殖力が強く、特に雨の後は成長速度が速いことが特徴です。
マダケやモウソウチクは、基本的に30センチほどずつ1つの節が成長していくと言われています。
しかし、竹によって成長速度は違うので、1日に120センチほど伸びたという記録もあると言います。
竹の繁殖力は、葉で光合成して作った栄養分を、すべて次の世代であるたけのこ作りに費やすからだと言われています。
4・5月に出てきたたけのこは、竹に成長するとものすごい成長速度で竹になります。
6月には成長を止め、11月には地面の下で竹を支える地下茎の成長も止めます。
そして作った栄養分を成長に使わず、地下茎にため込んでおきます。
次の春には、地下茎の節からたけのこが出てきて、1日で何センチ伸びるのか競うように成長していくのです。
竹の種類
竹には、大きく分けて4種類の竹があります。
孟宗竹(モウソウチク)
日本で一番メジャーなたけのこです。
竹類の中で最も大きく、たけのこも太いのが特徴です。
1日で何センチ伸びるのかというと、30センチと言われています。
しかし中には、120センチ伸びたという記録も残っています。
破竹(ハチク)
細身で皮に産毛がなくつるりとして、赤みがかった皮の色が特徴です。
アスパラのように地表に出ている物を折って収穫します。
市場にはあまり出回りません。
真竹(マダケ)
モウソウチクの次によく食べられるたけのこです。
1日に何センチ伸びるのかというと、1メートル伸びると言われています。
成長速度がとても速いが、やや細めで柔らかいのが特徴です。
掘らずに地表に出たたけのこを引っ張る事で簡単に抜いて収穫する事ができます。
四方竹(シホウチク)
高知県で採取されるたけのこで、他のたけのこと違い、秋が旬のたけのこです。
とてもデリケートで収穫した瞬間から時間が経つほどえぐみが増すので、市場に出回らない、とてもアクが強いたけのこです。
タケノコが成長すると竹になる?【まとめ】
たけのこは、成長すると竹になる?という疑問は正解で、たけのこは成長すると竹になります。
1日で何センチ伸びるかというと、基本的には30センチほどと言われていますが、成長速度が速いものだと、120センチほど伸びたというものもあります。
たけのこは、成長速度が速いことから、「大きく成長できる」として、こどもの日に縁起の良いものとして食べられています。
こどもの日には、縁起の良いものが他にもありますが、たけのこは成長速度が速いので、旬の内に美味しく食べたいですね。