節分の日に恵方巻きを購入して食べる方も多いと思います。
今では、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで手軽に購入することが出来ます。
品ぞろえも豊富で、好きなものを選ぶことができます。
しかし、最近は供給過多になっており、恵方巻きが大量廃棄されることが問題になっています。
大量廃棄されると、経済問題や環境問題にも影響が出ます。
最近は、農林水産省から注意喚起が出るほどです。
注意喚起を受けて、恵方巻きが大量廃棄されないように、それぞれのお店で食品ロス対策が行われています。
この記事では、なぜ恵方巻きが大量廃棄されるのか。
それぞれのお店がどのような食品ロス対策をしているのか詳しくご紹介します。
恵方巻きは大量廃棄されるのはなぜ?
恵方巻きは、なぜ大量廃棄されるのでしょうか。
恵方巻きがフードロスに繋がる原因をご紹介します。
日持ちしない
恵方巻きは、生鮮食品や白米を使用するため日持ちしません。
白米が固くなるため、美味しさはすぐに損なわれます。
売れ残りを処理しきれず、廃棄してしまいます。
供給が過剰
恵方巻きの在庫を持ちすぎて販売しきれない量を納入してしまうことで、食品ロスが起きています。
品切れによる機会損失や顧客満足度の低下を重視したため、大量に生産し売れ残りを廃棄する大量廃棄が起きています。
売り場づくりを重視
消費者にインパクトのある印象を与えるために、売り場づくりをしているのが原因とされています。
売り場づくりを重視して、大量の恵方巻きを積み上げることで、必要以上に恵方巻きを準備して、売れ残り、結果として大量廃棄になってしまっています。
食品ロス対策
農林水産省からの注意喚起もあり、小売店では食品ロス対策として、様々な取り組みを行っています。
①ローソン 大人気アニメとコラボして、販売促進に力を入れています。
早期特典も用意しています。
②セブンイレブン 恵方巻きを購入ごとに対象のセブンプレミアム商品を1つプレゼントという特典を行っています。
③ファミリーマート 早期予約特典を実施。
2品予約ごとに10%OFF。
数量限定で大人気アニメとコラボした商品販売も行っています。
④イオン ネット予約限定キャンペーン。
イオンマークのクレジットで購入するとWAONポイント5倍付与。
予約販売による、在庫の最小化が食品ロス対策になっています。
しかし、恵方巻きを購入する消費者のうち、予約をして購入している人は、1割です。
残り5割の人は、当日に買うと言われています。
そのうち6割の人は、スーパーマーケットで購入しているそうです。
コンビニエンスストアで購入する人は、1割という統計が出ています。
そう考えると、いくら早期予約特典があったとしても、なかなか食品ロスの対策としては、不十分かもしれません。
今後は、コンビニエンスストアでもAI発注補助システムを導入する店舗が増えてきています。
AIの力を借りて、今後の食品ロスが少なくなるかもしれません。
食品ロス対策に消費者が出来る事
小売店では、食品ロスの対策が行われていますが、消費者である私たちも考えないといけません。
私たちに出来る事は、なぜ大量廃棄されるのかを考える事が食品ロス対策の一歩ではないでしょうか。
私たちに出来ることとして、需要に合った量を売り切るつもりのお店を選ぶだけでも食品ロス対策になるのではないでしょうか。
その他にも、自分で恵方巻きを作るというのも、食品ロス対策になると思います。
恵方巻の大量破棄はなぜ?【まとめ】
なぜ恵方巻きが大量廃棄されるのか、小売店がどのように食品ロス対策を行っているのかを中心にご紹介しました。
供給過多であることが一番の原因だと思いますので、需要と供給のバランスが重要だと思います。
需要にあった量を売り切るつもりで準備することで、大量廃棄は、少なくなってくるのではないでしょうか。
小売店だけではなく、消費者の私たちも一人一人が考えて行動する事が重要ですね。