福豆を犬は食べて大丈夫?猫も食べて良いの?

節分の時には、豆まきをするご家庭が多いと思います。

節分は、立春の前日の事で、立春は暦の上で春が始まる季節の事を言います。

つまり、節分は冬の終わりの日で、翌日から新しい季節が始まる区切りの日です。

邪気や悪いものを落として、新しい年に幸運を呼び込むことを目的に行われています。

豆をまいて鬼を追い出し、福を呼び込みます。

その際に、福豆を使用しますが、犬や猫を飼っているご家庭では、注意が必要です。

床に福豆が落ちていたら、犬や猫は食べると思いますが、本当に食べて大丈夫?と心配になると思います。

この記事では、犬や猫は福豆を食べるのか。

食べて大丈夫?という疑問を中心にご紹介したいと思います。

正式な豆まきとは

正式な豆まきのやり方をお教えします。

①日暮れまでに福豆を準備する。
②鬼が戸口から入るのを防ぐため、「鰯柊」を門や玄関に飾る。
③20時から22時までの間に豆まきを開始。

玄関、ベランダ、窓などすべての戸を開けます。

④年男は福豆を玄関から各部屋を回り、出入り口で「鬼は外 福は内」を2回繰り返します。
⑤豆まきが終わったら、すぐに戸締りをします。(鬼を締め出して福を逃さないため)
⑥全員で豆を食べる。

自分の年齢だけもしくは、自分の年齢+1個食べます。

鰯柊を玄関に飾っているご家庭は少ないかと思いますが、古くから伝わる正式な豆まきでは、鬼の苦手な鰯柊は欠かせないもののようです。

犬や猫は福豆食べる?食べて大丈夫?

犬や猫を飼っているご家庭でも節分の時に豆まきをすると思います。

豆をまいた後は、片付けると思いますが、片付ける前に犬や猫が食べることはないですか?
知らない間に食べているかもしれません。

福豆として大豆が使われている事が多いですが、地域によっては、落花生・青えんどう豆・ピスタチオ・たまごボーロなど様々です。

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭は、大豆や落花生を食べることが出来ないため、たまごボーロを使っている方も多いようです。

一般的に、福豆として使われている大豆には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル類が豊富に含まれています。

この生の大豆には、トリプシン・インヒビターという成分が含まれており、犬や猫には有害な成分とされています。

また、カルシウムやマグネシウムは、尿石症の原因になる可能性があります。

尿石症のある犬や猫には福豆を与えるのは避けたほうが良いと言われています。

また、「健康な犬猫」がちょっとくらい食べる程度なら、どんな豆でも問題はないと言われていますが、たくさんあげるとそれが胃腸の負担になり、下痢をしてしまうことも考えられます。

犬や猫が福豆を食べるときに気を付ける事

節分の行事を犬や猫と一緒に楽しむ場合には、以下の点に気を付けましょう。

・生の大豆・殻付きの落花生は食べさせない 
落花生の殻を食べて、喉に詰まらせることがある。

・大量ではなく1~2粒にする
健康な犬や猫が食べる場合でも少量にしてください。

・丸のみ傾向の子は砕いてあげる
福豆は固いので、丸のみをする子には最初から少し砕いて食べさせるようにしてください。

・食物アレルギーに注意
犬や猫でも食物アレルギーを発症する可能性があります。

特に初めて大豆を食べる時などは、注意が必要です。

・食後、様子を観察する
アレルギーの問題もありますが、いつもと様子が違わないか様子をみてくださいね。

様子が違う場合は、病院受診されることをお勧めします。

福豆を犬は食べる事ができる?【まとめ】

節分の日の豆まきには、欠かせない福豆。

ご家庭によって、どのような豆を使うか分かりませんが、生の大豆でも落花生でも注意が必要です。

犬や猫にとっては、有害な成分が含まれていますので、少量だとしても食べる時は、注意深く見守ってください。

少しでも様子がおかしかったり、大丈夫?と心配になった時は、早めに病院を受診されてくださいね。

気づかない内に食べてしまう可能性もありますので、袋に入っているタイプのものを豆まきに使ったり、工夫をされてくださいね。

また、代用品のフードやおやつを使うと大丈夫?と心配しなくても良くなりますね。

床に落ちていると犬や猫は、食べると思うので、注意しつつ豆まきを楽しんでくださいね。

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