節分の日に、恵方巻きを食べるという風習が少しずつ根付いてきていますね。
どの行事もそうですが、地域によって若干違った風習が根付いていることがあります。
恵方巻きの食べ方にもたくさんのルールがあるのをご存じでしょうか。
恵方巻きを笑いながら食べる地域もあれば、黙って食べるところもあります。
どこの地域で笑いながら食べるのか。
黙って食べる地域はどこなのか。
など恵方巻きの食べ方の違いを中心にご紹介したいと思います。
恵方巻きを食べる時のルール
節分は、2月3日と思っている方が多いと思いますが、立春の前日の事をいいます。
なので、節分は、その年によって2月2日になったり、2月4日になったりと日にちが微妙にズレます。
立春は、暦の上で春が始まる季節の事です。
つまり、節分は、冬の終わりの日で翌日から新しい季節が始まる区切りの日です。
邪気や悪いものを落として、新しい年に幸運を呼び込むことを目的に行われてきました。
恵方巻きを食べる時のルールは、様々あります。
どこの地域でも行われているルールとしては、「その年の恵方を向いて食べる」という事ではないでしょうか。
その年の福徳を司る神・歳徳神がいる方角のことで、もっとも良いとされる吉方のことです。
その他にも、恵方巻きを食べる時は、口から離さず最後まで食べきる。
目をつぶって食べる。
恵方巻きを食べる時は、黙って食べる。
などのルールが存在します。
ルール通りに黙って食べる地域が多い一方で、笑いながら食べる地域も存在するようです。
笑いながら食べる地域は、どこなのでしょうか。
黙って食べるのと笑いながら食べるという行為は、真逆ですが問題ないのでしょうか。
詳しく説明します。
恵方巻きを笑いながら食べる地域はどこ
恵方巻きを食べる時のルールとして黙って食べるというルールがあります。
しかし、真逆の笑いながら食べる地域もあるようです。
問題はないのでしょうか。
笑いながら食べる地域の根本にあるのは、「笑う門には福来る」です。
笑う食べ方は、縁起が良いと考えられています。
・笑顔なので、家族が円満になる
・家族で笑うと福が来る
・免疫力がアップするので健康になる
など、「笑う門には福来る」という言葉が示す通り、いつも笑い声があふれる家には自然と幸運が訪れるし、明るく郎らかにいれば幸せがやってくると、信じられています。
今年も一年中、家庭内に笑いが絶えないようにとの願いも込められていると言われています。
黙って食べる地域に比べると少数派ではありますが、笑いながら食べる地域は存在します。
調べてみたのですが、どこの地域という明確な答えはみつかりませんでした。
どこの地域かというよりも、家庭によっての違いが多いように思います。
黙って食べるよりも、笑ってみんなで楽しく食べたほうが、縁起が良いのではと考えているご家庭は、笑いながら食べているようです。
恵方巻を笑いながら食べる地域はどこ?【まとめ】
恵方巻きを笑いながら食べる地域や黙って食べる地域はどこなのかを中心にご紹介しました。
恵方巻きを食べる時のルールは、何個もあるのですが、地域によって違うというよりは、ご家庭によって違いがあるようです。
「立って食べる」「正座して食べる」などから、「黙って食べる」「笑いながら食べる」などご家庭によって違うようです。
それぞれに意味がありますが、どちらの意味を重視するかは、ご家庭によって決めて良いのではないでしょうか。
一番大切なのは、恵方巻きの食べ方ではなく、日本の「節分」の行事として、こういうものがある、どういった意味がある行事なのかという事を次の世代にも教えていくことではないでしょうか。