おせちの田作りの日持ちは?常温・冷蔵・冷凍保管別に解説
おせちには、欠かせない田作り。
田作りとは、ごまめを炒って醤油やみりんなどで甘辛く味付けした料理です。
カリカリとした食感と香ばしい風味が人気です。
関西ではおせちの祝い肴3品のうちの1つでもあります。
田作りの由来は、その名の通り「田を作る」
田んぼを作る時の肥料として乾燥したイワシが使われていました。
イワシを肥料として使っていた田んぼは、豊作になり、豊作を祈る料理として正月に食べられるようになりました。
田作りを手作りするご家庭も多いと思います。
少量を作れば日持ちせずとも食べきれると思いますが、大量に作った時には、適切な保存方法で保存すれば日持ちしますので、ぜひ参考にされてください。
田作りの日持ちを長くする保存方法
田作りは、常温・冷蔵・冷凍とそれぞれの保存方法によって、日持ちする日数が違います。
保存方法を詳しくご紹介します。
常温で保存する方法
田作りを常温で保存する場合は、既製品のものは開封後2日以内。
手作りのもので、おせち箱に詰めている場合は、当日中に食べきるようにしてください。
常温で保存する場合の推奨温度は、10℃以下+直射日光の当たらない涼しい場所となっています。
冬場でも暖房が入っていたりして、部屋の温度が高い事が多いと思いますので、常温での保存は、あまりおススメできません。
一番良いのは、冷蔵庫に保存しておいて、食べる分をおせち箱に補充するのが望ましいと思います。
冷蔵で保存する方法
冷蔵で保存する場合は、ジップ付きの保存袋を使用して保存した場合は、7~10日間。
タッパーに入れている場合は、5~7日間。
同じ冷蔵の保存で、なぜ日持ちする日数が違うのかというと、空気に触れているかという点にあります。
空気に触れると、酸化してしまい菌の繁殖が進んでしまいます。
また、乾燥すると美味しくなくなるので、出来るだけ空気に触れないように保存するのが望ましいです。
ジップ付きの保存袋で保存する場合にも、小分けにしてラップに包んで、保存袋に入れる際にも空気をしっかり抜いてくださいね。
冷凍で保存する方法
冷凍で保存する場合は、フリーザーバッグに田作りを入れます。
田作りを入れる時には、くっつかないように、広げて入れるようにしましょう。
フリーザーバッグの空気を抜いて、冷凍庫に入れて保存してください。
冷凍をする場合も、空気が入ってしまうと、酸化しやすくなるのでしっかりと空気を抜いて保存をするようにしてください。
冷凍保存した場合は、1か月程度日持ちしますよ。
食べる時は、冷蔵庫で自然解凍をして食べるようにしてくださいね。
田作りがくっつかない方法
田作りを作った時に、一番困るのがくっついてしまうことです。
作った時は、くっついていなくても時間がたつとくっついてしまっているということが多いのではないでしょうか。
おせちを盛り付ける時に、くっついていると大変です。
田作りがくっつかない方法としては、作った後に大さじ1の酒をひとまわしするだけ!
そうすることで、1匹1匹イワシがパラパラとなりやすく、くっつくのを防いでくれます。
田作りの日持ちは?【まとめ】
田作りを保存する方法として、常温・冷蔵・冷凍とあります。
常温で保存する場合には、推奨の温度や条件を守って保存をしてください。
しかし、あまりおススメはしません。
冷蔵庫に保存しておいて、おせちのお重の中のものが無くなったら、補充するようにすると良いかと思います。
冷蔵で保存する場合には、空気に触れないように気を付けてください。
空気になるべく触れないように保存すると、7~10日は、日持ちしますよ。
タッパーで保存するよりもジップ付きの保存袋がおススメです。
冷凍でも保存することが出来ますが、くっつかないように広げてフリーザーバッグに入れて、しっかりと空気を抜いてくださいね。
あくまで、目安なので田作りの状態を見て、いつもと違ったら食べるのをやめてください。
正しい保存方法で、最後まで美味しくおせちを食べきりたいですね。