月見団子の積み方を解説!台に何個?崩れる原因と対策は?
十五夜にお供えされる団子の事を月見団子と言います。
月見団子を作って、お供えしているご家庭もあると思いますが、月見団子は、何から作られているかご存じですか?
月見団子の積み方や月見団子をのせる台、何個お供えするのかなど、意外と知られていないことがたくさんあります。
月見団子は、積み方が難しく、上手な積み方をしないと崩れる原因になります。
この記事では、月見団子の積み方、どのような台にお供えするのか。
月見団子は、何個お供えしたら良いか、月見団子が崩れる原因と対策を詳しくご紹介したいと思います。
Contents
月見団子の積み方
月見団子とは、十五夜にお供えされる団子のことを言います。
十五夜とは、旧暦の8月15日の満月の事を指し、この日を中秋の名月と呼び、月に見立てた団子をお供えして、月見をする習慣があります。
その際に、月見団子と一緒に里芋やさつまいも、枝豆、栗などの秋に収穫を迎える野菜もお供えし、名月を祭ります。
月見団子は、何個お供えするかご存じですか?
江戸時代から団子の大きさを三寸五分(約10㎝)のものを15個、重ねて盛り付けていました。
十五夜の時は15個、十三夜の時は13個盛り付けます。
15個の月見団子の積み方をご紹介します。
15個の積み方
1段目(一番下の段)には、9個の月見団子を盛り付けます。
この時に、3×3で並べます。
2段目には、4個の月見団子を盛り付けます。
この時に、2×2で並べますが、1段目に並べた団子と団子の間に置くようにします。
3段目に、2個並べますが、神事では正面から見て、縦に2個並べる決まりになっています。
横に盛り付けると、仏事になりますので意味が変わってきますので、注意が必要です。
月見団子をのせる台
月見団子が盛り付けられている台のことをご存じですか?
盛り付けられている台は、三方と呼ばれています。
三方は、3方向に穴が開いていて、穴がないほうが、神様側になるようにお供えします。
三方があるご家庭は少ないため、別の台で代用したり、お盆やお皿にお供えしても良いとされています。
現在は、お月見の時期になると、ダイソーに三方の代用品の台が売られていることもありますよ。
月見団子が崩れる原因と対策
月見団子は、何個でも適当に盛り付けるものではなく、15個盛り付けると決まっています。
15個を盛り付けるのは、とても難しく、崩れることも少なくありません。
月見団子が崩れる原因としては、熱いまま熱が残るうちに重ねると、形が崩れる原因となります。
また、団子の水分が多めだと台に盛り付けたときに、上の団子が下に沈んでいき、崩れる原因になります。
崩れる原因が分かったので、対策をご紹介します。
月見団子を少し固めに作る
月見団子が柔らかいと、下に沈んでいき、崩れる原因になりますので、固めに作ります。
団子を作る際は、白玉粉だけではなく、上新粉を入れて作ると良いですよ。
重ねる時は、サラダ油を塗るようにする
月見団子同士が、引っ付くと盛り付けにくく、崩れる原因になります。
対策としては、サラダ油を塗る事によって、盛り付けやすくなります。
しかし、たくさんつけすぎると、油の味が団子についてしまうので、お箸で少しつけるくらいにしてください。
砂糖水につけておく
しばらく食べない時は、うすい砂糖水に団子をつけておくと、団子同士引っ付かず、スムーズに盛り付けることができますよ。
月見団子の積み方【まとめ】
月見団子の積み方、団子をお供えしている台、団子は、何個積み上げるのかを中心にご紹介しました。
積み方は、最後の3段目が特に注意が必要で、正面から見て、縦に2個並べるようにしてください。
月見団子は、何個でも積み上げていいわけでなく、十五夜の時は、15個と決まっています。
十三夜の時は、13個になりますので、覚えておくと良いでしょう。
月見団子は、積み上げるのが難しく、熱が残っていたり、団子が柔らかいと、崩れる原因になりますので、対策としては、団子を固めに作る事、団子同士がくっつかないように、油を少しぬったり、砂糖水につける等して対策してみてください。
月見団子と秋に収穫される野菜を一緒にお供えして、豊作祈願をしてみては、いかがでしょうか。