バナナは袋から出す・出さない?日持ちに適した保存方法を解説!
忙しい時にサッと食べられて、栄養価も高いバナナ。
私も好きでよく買うのですが、みなさんはどのように保存されていますか?
適切に保存をしなければ、すぐに傷んだり食べ頃を過ぎてしまったり、もったいないですよね。
実はバナナを包んでいる袋から出す、たったそれだけでバナナの状態は変わってくるのです。
この記事ではバナナの適切な保存方法について解説しています。
どれも簡単で、すぐに実践出来るものばかりです!
バナナをより美味しく食べる為に、是非最後まで読んでみて下さいね!
バナナは袋から出す方が良いの?
私は以前看護師だったので、夜勤中に手軽に食べられるバナナを重宝していました。
家にもよくストックしていましたが、保存方法を気にした事はなかったので、一本取ってはまた袋に戻し、そのまま冷蔵庫に入れていました。
実はこれ、バナナの保存方法として全く良くなかったのです。
みなさんがお店で見るバナナは袋に入っていますよね?
これはバナナから放出されるエチレンガスで、成熟を早めるためです。
バナナは収穫された時、まだ緑色です。そこからお店に並ぶまでに徐々に熟成し、黄色になっていくのですが、購入後も袋のままにしていると熟成がどんどん進んでいきます。
買った後は袋から出すのが最優先です!
袋から出す事でエチレンガスが解放されるので、必要以上の熟成を防ぐ事が出来ます。
ただ、バナナはシュガースポット(黒い斑点)が出来るタイミングが一番甘くて栄養も豊富と言われています。
あえて袋から出さずに熟成させて、食べ頃になってから出すのも良いと思います!
袋から出した後は風通しの良い所で吊るす
以前友人の家に行った時、バナナスタンドにバナナが吊るされていました。当時は私も何の為にしているのか分かっていなかったのですが、吊り下げる事も保存には重要だったんですよね。
袋から出したとはいえ、バナナ同士は密着しているのでお互いのエチレンガスが直接当たってしまいます。
バナナを吊るす事で、効率的にガスを逃がせるのです。
またバナナは身がぎっしり詰まっていて、この重みによって傷が出来たりします。
吊るす事によって自重で傷むリスクを軽減する事が出来ます。比較的柔らかい果物なので、自分の重さに対してもデリケートなんでしょうかね。
色々と効果的なバナナスタンドですが、わざわざ買うのもなぁ…という方もおられると思います。
そんな時は、バナナを一本一本小分けにするだけでも効果がありますよ!
一房だと重たいですが、小分けにすると重さは分散されますし、ガスの影響も少ないです。
常温保存が基本!夏や冬に日持ちさせるには?
春や秋など、穏やかな季節は直射日光を避ければ常温保存でも大丈夫です。
バナナは暖かい国で育つ果物なので、基本的には15℃から20℃が適温とされています。
逆に暑いと熟成が進み、寒いと熟成が緩やかになります。
ここからは夏と冬に最適な保存方法を解説致します。
夏はそのままにしておくと熟成が早く進みますので、袋から出した後は冷蔵庫に入れるようにします。
ただ、そのまま冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、結果的に皮がどんどん黒くなってしまいますので、新聞紙で包むなどの工夫をして、バナナを冷やしすぎない事が大切です。
よくシュガースポットが出来ると甘くて美味しい、と言いますが、低温障害の黒さはシュガースポットとは全く関係ありません!みなさん注意して下さいね。
私はずっと勘違いしていたので、バナナは冷蔵庫に入れておけば甘くなる、と思っていました。きっと他にも同じように思っていた方がいるはず…ですよね?
冬は室内温度も下がる為、そのままバナナを置いておくと成熟が止まります。
袋から出して一本ずつ分けた後、先ほども記載した新聞紙などで包んでおくと、必要以上にバナナが冷えるのを防いでくれますのでおすすめです。
保管場所もリビングなど、室内温度が下がりにくい場所だと尚良しです。
バナナは袋から出す方が良いの?【まとめ】
バナナはそのまま食べても、料理にアレンジしても美味しい果物ですが、正しく保存しなければすぐに傷んでしまう果物です。
保存方法も難しいものではなく、「袋から出す」「気温に注意する」「風通しの良い所で保管する」、たったこれだけです。
ちょっとした手間で、バナナはより一層日持ちするようになりますので、みなさんも是非実践してみて下さいね!