グレープフルーツを食べるデメリットとは?メリットも併せて栄養面などから解説!

甘酸っぱくほんのり苦味が特徴的なグレープフルーツ。美味しいだけでなく、健康面としてのメリットも大きいことはご存じですよね。

食物繊維やビタミンC、カリウムなど栄養素がたくさん入っていて、腸内環境の調節や血糖値の上昇を抑える効果、新陳代謝の促進など様々あります。

そんな万能に近いグレープフルーツですが、実はいくつかデメリットも存在します。

例えば、花粉症の薬とグレープフルーツを一緒に服用すると、薬が効かなくなる恐れもあると言われています。

今回は栄養面から、グレープフルーツを食べるデメリットについてふれていきたいと思います。

グレープフルーツの健康効果とは?

まずは、グレープフルーツを食べるメリットについて確認しておきましょう。

※老化予防

※食欲を抑える効果

※美容効果

※疲労回復効果

※風邪予防効果

※高血圧予防

ざっくり上げるだけでもこんなにあるのです。やはり、グレープフルーツは万能の果物と言っても過言ではありません。

抗酸化作用のある成分も多く含まれ、活性酸素による細胞破壊を防ぐ効果もあり、老化予防に一役かっています。

食物繊維が豊富なことでも知られ、便秘の解消効果はもちろん、消化時間を長くし、食欲を抑える働きもあります。

ビタミンCやクエン酸も多く含まれることから、免疫力がアップし、風邪予防や疲労回復にも効果があります。

その他、二日酔いの軽減やシミ肌荒れ対策、肥満予防など、一見知られていない効果にも期待できます。

グレープフルーツを食べるデメリットとは?

いろんな効果があるグレープフルーツですが、一方でデメリットもいくつか存在します。

※血中中性脂肪値の上昇

※腹痛や下痢

※血圧を下げる薬が効かなくなる

※コレステロールを下げる薬が効かなくなる

※花粉症の薬が効かなくなる

※糖質のとりすぎ

グレープフルーツには甘さのもと、果糖が多く存在します。市販で売られているグレープフルーツジュースは特にですが、果糖が多くふくまれているため、血中の中性脂肪の値が上昇し、肥満や糖尿病の原因となるのです。

これに伴い、腸管内で果糖が増えることで水分吸収がさかんになり、腹痛や下痢といった症状を伴うこともあります。

ただし、果糖はグレープフルーツに限らず、いろんな果物に多く入っていますので、他の果物でも注意が必要です。

そして目立つのがいくつかの薬との飲み合わせによって、薬の効果が軽減してしまうことです。影響は結構大きいようで、これに関しては次の項で紹介します。

グレープフルーツと一緒に服用するな! 薬を一緒に服用してはいけない理由

有名なのが、血圧を下げる薬の効き目が低減してしまうことです。少し詳しく解説していきたいと思います。

まず、血圧を下げる薬は、カルシウム拮抗薬とも呼ばれ、血管を拡張する働きがあります。

グレープフルーツを摂取することで、なんと薬の効果が余計に強くでてしまうことがあるのです。それに伴う副作用がかなりやっかいもので、心拍数の上昇、頭痛などの副作用が起きてしまうのです。

薬はそれを分解する酵素が体内に存在するのですが、グレープフルーツの「フラノクマリン類」という成分によって、その酵素の働きを止めてしまうのです。

酵素の働きが止まるので、薬を分解する働きが弱まり、薬が残ったままの状態になってしまいます。

体内に吸収される薬の量が増え、血中濃度が上昇し、血圧が逆に下がり続けてしまいます。

こういったグレープフルーツによる薬の副作用の危険性は他にもあり、スタチン系薬剤といわれるコレステロールを下げる薬や一部の抗生物質、抗うつ薬、睡眠薬などがあります。

今度は逆に、薬が効かなくなってしまう場合も解説していきます。花粉症などのアレルギー性鼻炎などに使用される薬がその例です。

フェキソフェナジンとよばれる成分が入っている薬は要注意で、この成分によって薬を吸収する場所を塞いでしまうので、薬が効かなくなってしまうのです。

生のグレープフルーツだけでなく、グレープフルーツジュースやジャムなどでも上記にあげたような薬が効かなくなるあるいは副作用が出てしまうことがあるので、グレープフルーツを含むものは気をつけた方がいいです。

これらグレープフルーツによる薬への悪影響は、4日~1週間ほど続く場合があるので、今回あげた薬とグレープフルーツの合わせ服用は避けるようにしましょう。

グレープフルーツのデメリットとは【まとめ】

グレープフルーツのメリットも踏まえながら、デメリットについても解説していきました。

栄養が豊富で健康効果として期待できる反面、糖質が多かったり、薬との副作用に大きな影響を及ぼす危険が多いです。

薬への悪影響に関しては、グレープフルーツの摂取量にもより、少しだけ摂取してもそこまで影響はないという場合もあり、個人差があります。

ですが、少しでも影響が出てしまうリスクを考えると、摂取しないに越したことはないので、少しでも摂取するのは控えた方がいいです。

今回あげたようなデメリットをしっかり理解して、量や体の状況を考慮しながら、グレープフルーツをおいしく食べられるようになるといいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です