いちごに利尿作用はある?トイレが近くなる理由や他の作用も徹底解説!
いちごって美味しいですよね。
小さくて甘いので、いくらでも食べてしまいます。
でも、食べすぎると何だかトイレが近くなるような気がしませんか?
実は気のせいではなく、実際いちごにはちょっとした利尿効果もあるので、食べすぎるとトイレが近くなるのは当然の事だったのです。
ここではいちごに含まれる成分や、その効果についてご説明します!
じゃあ、いちごの食べすぎは良くないのか?
そういった点にも触れてみました。
是非最後まで読んでみて下さいね!
Contents
いちごに利尿作用がある理由
私は以前病院に勤務しており、カリウムの数値も結構気にしていました。
いちごにはこのカリウムが含まれています。
問題は、私がこのカリウムの何を気にしていたのか?です。
実はカリウムには余計な塩分を排出する、利尿作用としての役割があります。
つまり、むくみや高血圧には効果的なのです。
カリウムは同時に筋肉や神経活動に重要な役割を果たすものなので、体内にカリウムが多すぎると不整脈等の異常を引き起こす可能性もあります。
ですが、健康な方であれば摂取したカリウムは普通に排出されるので、いちごの食べすぎ等は必要以上に気にしなくて良いものでもあります。
いちごの食べすぎは良くないのか?
私自身も実際に、カリウム制限のある患者様に関わった事があります。
いちご大好きな方であれば話をしたかもしれませんが…実際にいちごの話をしたほとんど事はないです。
日常的に摂取する食材で、いちごよりも遥かにカリウム含有量の多い果物や野菜もありますし、いちご自体もそんなにサイズの大きい果物ではありません。
いちご狩りに行けば、元を取りたいので大量に摂取する機会もあるでしょう(私もそうです)。
でも毎日行きませんよね?
健康な方は意識して食べすぎに注意する必要性は薄いかと思いますが、腎臓病等カリウム制限を指摘されている方や、普段から食事に加えてサプリ等を使われている方は、注意した方が良いかと思います。
ただその場合は、いちごだけ特別に注意する必要があるという意味ではなく、全ての食事におけるカリウムなどの制限に要注意です。
いちごの利尿作用はカリウムだけのせいじゃない?
いちごには利尿作用がある、というイメージを持っている方もいるでしょう。
確かにカリウムには利尿作用もありますし、その影響は少なからずあります。
ですが、そもそもいちごは90%が水分で出来ています。
水分の割合だけなら、私の好きなメロンより多いのです。メロン、あんなにみずみずしいのに…
こう聞くと、すごく多いように思いませんか?
加えていちごは常温か、ある程度冷やして食べますよね?
冷たいドリンクを飲むとトイレに行きたくなるのと同じで、いちごもほとんどが水分なので、カリウムの効果と相まって、余計利尿作用を強く感じてしまうと考えられています。
他にも気を付けた方が良いいちごの作用
ずばり下痢です。
体質的なものもありますが、お腹の弱い人は下痢になりやすいでしょう。
その理由として、先述したいちごの水分含有量が多い事と、キシリトールも含有している事が挙げられます。
キシリトール、ガムでよく聞く歯に良いアレです。
ガムの注意書きに、多量に食べるとお腹が緩くなる事があります、と書いていませんか?
キシリトールは消化されにくい成分で、この消化の為に大腸に多くの水分が集まってきてしまいます。
その為、結果的に下痢をしやすくなるのです。
見方を変えれば、キシリトールが含有されているという事は、虫歯予防に最適です。
食べすぎは良くないですが、食後や、間食にいちごを頂くのは効果があると言われています。
歯に良いからといって食べすぎると、トイレから離れられなくなりますので、気を付けましょう!
いちごには利尿作用があるの?【まとめ】
いちごには他にも色々な栄養素がありますし、何より美味しい!
そのまま食べても良いですし、個人的にはショートケーキのいちごが最高です。
利尿作用や、お腹が緩くなるかも…といった心配はあるかもしれませんが、基本的には食べ過ぎなければあまり気にしすぎる必要もないです。
あくまで、そういった事もありえる、という捉え方で良いでしょう。
甘くて美味しいいちご、適度に頂きたいものですね。