キウイを食べると喉がかゆい…イガイガするのもアレルギー?
キウイは一年を通してスーパーなどで売られています。
サイズも手ごろで美味しいので、食べる機会が多い果物の一つですよね。
ですが、キウイを食べると何だか喉がかゆくなったり、喉がイガイガする…なんて感じたことはありませんか?
幸い私はそういった事は経験がないのですが、やはり周りにはこういった症状に悩んでいる方もおられました。
果たしてこれがキウイを食べるとよくある事なのか、注意しなければならないアレルギーなのか。
今回の記事ではそういった部分の解説をさせて頂きます!
是非最後まで読んでみて下さいね。
キウイを食べて喉がかゆい・イガイガする原因
キウイを食べて喉がかゆい!イガイガする!
原因の一つは成分にあります。
キウイはシュウ酸カルシウムとアクチニジンという成分を含んでいます。
聞き馴染みがない成分ですよね。
シュウ酸カルシウムには針状結晶というものが多くあり、これを噛むことで結晶が壊れ、喉がイガイガする原因を作ってしまいます。
喉がかゆいと感じることもあります。
一方のアクチニジンには消化促進、タンパク質を分解する効果があります。
喉などの粘膜はタンパク質で出来ている為、タンパク質を分解するアクチニジンを食べると粘膜が溶けてしまう事も。
決して悪い成分ではないんですが…これが結果として、喉のイガイガ、喉がかゆいと感じる原因になってしまいます。
症状を和らげる方法
アクチニジンのタンパク質を分解する働きを止める働きがある牛乳やヨーグルト等の乳製品を摂取すると、喉のイガイガやかゆみに効くとされています。
もう一つのシュウ酸カルシウムは酸性に弱いので、レモン汁等酸性のものが触れると喉に刺さっている結晶を壊してくれます。
ただ、酸っぱいものが苦手という方は、塩水でうがいするだけでも効果があると言われているので、試してみて下さいね。
口腔アレルギー症候群に注意!
口腔アレルギー症候群、あまり聞き馴染みがない言葉ではないでしょうか。
このアレルギーは「食べて15分以内」に「口腔内違和感」「口唇の腫れ」「口唇周囲の蕁麻疹」等の症状が現れるのが特徴です。
喉がかゆい、喉がおかしい、それ以外にも耳の奥が何だかかゆい…なんて事もあるようです。
喉以外の違和感がはっきりしているようであれば、まずこのアレルギーを疑いましょう。
そしてこのアレルギー、実は起こしやすい、起こしにくいがあるのです。
そのキーワードは花粉症。
花粉症に似たアレルゲンを持つ食材を摂取すると、その交差反応で口腔アレルギーを発症するというものです。
このアレルギーの症状自体は、そこまでひどくはならないとされています。
しかし、中にはアナフィラキシーという重いショックを起こす場合もあるので、花粉症の方は特に注意した方が良いでしょう。
ちなみに、ゴム手袋をした場合に手がかゆい!という経験をされた方。
キウイでアレルギーを起こす事がありますので、ここも注意が必要です(ラテックス・フルーツ症候群といいます)。
上述の成分が原因の違和感と違い、アレルギーは完全に治療するのが難しいものです。
治し方としては、まず「原因の食物を摂取しない」が基本です。
少しなら大丈夫、がアナフィラキシーショックを起こす事もあります!
不安に思ったなら食べるのをやめても良いと思います。
キウイで喉がかゆい原因と対策【まとめ】
キウイを食べて喉がかゆいと感じるのは、キウイに含まれているシュウ酸とアクチニジンによる場合があります。
その際には牛乳やレモン汁、塩水でうがいをする等の対処が出来ます。
ただ、喉の違和感だけでなく、その周辺にも何か症状が出てきたらそれは口腔アレルギー症候群の疑いがあります。
アレルギーを根治させる治療は現在のところありません。
一番は「摂取しない」事が重要になりますので、特に花粉症である方は気を付けて下さいね!