みかんとヨーグルトは食べ合わせが悪いのか?食べ合わせについて詳しく解説!
いきなりですが、みかんとヨーグルト、食べ合わせが悪いって聞いたことありますか?
私も聞いてびっくりしました。普通にヨーグルトの具材がない時に、みかんを入れて食べた経験が私にもありましたし、市販のヨーグルトにもみかん入りのヨーグルトは売っていますからね。
ヨーグルトとみかん、本当に食べ合わせが悪いか気になるところですよね?なぜこのようにいわれているのかも気になるところですね。
実は、食べ合わせが悪いなんてとんでもない、逆にみかんとヨーグルトは一緒にとった方が栄養吸収効率も高まり、是非おすすめしたい食べ合わせの一つなんです!
今回は、なぜ食べ合わせが悪いといわれているかを解説した後、ヨーグルトとみかんの食べ合わせがいい理由について健康面から紹介していきます。
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ヨーグルトとみかんは食べ合わせが悪いといわれている理由
理由としては、ヨーグルトというより、牛乳とみかんを一緒に食べるとミカンの酸によって牛乳が固まってしまい、それが腸にたまり消化が悪くなるからだと考えたからです。
牛乳が酸によって固まるとヨーグルトのようになることから、ヨーグルトとみかんは相性が悪いといわれるようになったのでしょう。この理由は科学的な根拠は無く、腸の中にたまるというイメージがあるためです。
しかし、よく考えてみれば分かるのですが、みかんと一緒に牛乳を飲んでも飲まなくても、胃の中には胃酸がありますからどっちみち固まってしまうわけです。そしてそれで消化が悪くなるわけではありません。
むしろ、みかんとヨーグルトを一緒に食べることで健康的な効果があります。次はそのメリットを詳しくご紹介します。
ヨーグルトとみかんが相性がいい理由
みかんとヨーグルトの相性がよいといわれている理由は以下の通りです。
※カルシウムの吸収を促進
※脂質異常症や2型糖尿病の予防、ダイエット効果
まずは、整腸作用です。みかんにはペクチンと呼ばれる成分が入っています。食物繊維の一種で、腸内の掃除をして便秘の予防に役立っています。
これだけでも素晴らしいのですが、ペクチンはそれだけでなく、腸内の善玉菌のエサになり、善玉菌をさらに増やしてくれます。乳酸菌と善玉菌を一緒にとることで整腸効果がアップします。
乳酸菌がたくさん入ったヨーグルトとペクチンの入ったみかんは腸にとって最高の組み合わせといえます。整腸作用により、便秘予防や大腸がんなどの病気のリスク予防にも効果があります。
ちなみに、みかんの房の袋についている白いスジにも食物繊維がたっぷり入っており、排便を促す効果があります。そのまま食べる時も、できればヨーグルトと一緒に食べる時も、房ごと食べるのがおすすめです。
さらに、みかんとヨーグルトを一緒にとることで、ヨーグルトに含まれるカルシウムの吸収効率があがります。
みかんにはご存じのとおり、たくさんのビタミンCが含まれています。ビタミンCはカルシウムの体内への吸収を促進する働きがあります。骨を丈夫にしたり、骨粗しょう症の予防に効果があります。
みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンは、脂質異常症や2型糖尿病の抑制に効果があります。
この成分は脂溶性のため、ヨーグルトなどと相性がよく、一緒にとることで体内に吸収されやすくなります。脂肪細胞の抑制効果もあるため、太りにくくなりダイエットにも効果的です。
みかんと食べ合わせが良くない食べ物とは?
みかんとヨーグルトの相性がよいことは分かりましたが、逆に絶対にダメではないですが、できれば避けてほしい組み合わせがあります。
それは消化酵素を多く含んだ果物です。具体的には、バナナやメロン、柿などです。
みかんの酸味によってバナナやメロンに含まれる消化酵素のはたら働きを抑制してしまうからです。
みかんの酸味と果物の糖分を一緒にとると消化に負担がかかることもあるので、なるべく避けたほうがいいです。
みかんとヨーグルトの食べ合わせは悪いの?【まとめ】
みかんとヨーグルトは、相性が悪いどころか、非常に組み合わせのいい食べ物です。
みかんとヨーグルト、それぞれが持っている成分をお互いうまく引き出すことができるからです。
みなさんも積極的にみかんとヨーグルトを一緒に食べていただけたらと思います。出来れば毎日食べた方が効果が出やすくなります。継続して健康な体づくりをしていきましょう。