梨といえば真っ白で瑞々しいイメージがありますよね。
食べるととっても美味しいですが、たまに茶色っぽくなっている梨を見かけます。
買って忘れてたけど、多少色が変わっても食べられるよね?
今まではそんな気持ちで食べてましたが、実は茶色に変色するのは大丈夫なケースとそうでないケースがあります。
腐ってきたのか、ただの変色か、または熟成しているだけなのか。
どこまでが大丈夫で、どうなると危ないのか。
今回はそんな梨について解説致します。
梨を美味しく食べるために、是非読んでみて下さいね!
梨の変化
そもそも、美味しい梨ってどういう状態でしょうか。
中身が真っ白で瑞々しい、シャリシャリの食感、これが前提ですよね。
逆に言えば、この状態でなければ傷み始めているという事です。
梨が傷んでくるとある特徴が出てきます。
見た目が茶色くなるだけでなく、中身も少しずつ茶色に。
まだらみたいな模様が出来て、何だかフニャッとしている。
これが傷んでいる梨の特徴です。
ここまではおそらく経験のある方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、明らかに腐っている場合は酸っぱい異臭がしたり、カビが生えていたり…
梨は水分含有量が多いので、腐ってくると触った時にドロドロしていたりします。
ここまでくると、ほぼ100%食べられる状態にはありません。
捨ててしまった方が良いです。
夏場に何の工夫もせずに常温で放置してしまうと、こうなりやすいです。
梨の中身が茶色でまだらに!どこまでがセーフ?
では、茶色くまだらに変色してしまった梨はもう食べられないのでしょうか?
もったいないけど捨てた、という方もおられると思いますが…
実はまだ食べられた可能性があります!
ここで大事なのは、何がダメで何が良いのか、を見極める事です。
茶色い梨でも、中身は部分的に食べられる場合があります。
そもそも茶色い変色は、梨に含まれるポリフェノールが原因である事も。
カットした断面や傷のある部分が少し茶色い時は、ポリフェノールが酸素と結合して変色してしまった可能性もあるので、変色した部分だけをカットすれば中身は問題なく食べる事が出来ます。
先ほど記載した、まだらや斑点、フニャフニャな状態でないかを確認しましょう。
また、フニャフニャになる原因の一つとして熟成した、という事も挙げられます。
シャリシャリではなくなるものの、少し柔らかくなった程度ならまだ大丈夫です。
熟成は美味しく食べるために必要な場合もありますが、熟成しすぎると見た目がまだら模様になるだけでなく、中身もドロドロになりその後腐っていくので注意が必要です。
異臭や状態に注意して、確認するようにして下さい。
美味しい梨を食べる為には?
美味しく食べる為に必要な事とは何でしょうか。
それはしっかりと適切な方法で保存する事です!
買ってきた梨をそのまま放置しておくと、すぐに腐ってしまいます。
特に高温多湿を嫌う為、6~9月あたりは注意が必要です。
梨は常温保存が可能な果物なので、新聞等の紙で包んであげると3日程度は常温でも維持出来ます。
常温で保存する場合は風通しの良い場所を選びましょう。
より一層長持ちさせたいなら冷蔵庫を活用しましょう。
この場合は、およそ一週間程度保存が出来ます。
夏場など暑い時期にはこの方法が適切です。
ただ、冷蔵庫でも茶色くなったりまだらにならない、という事ではありませんので、こまめに梨の状態をチェックしながら早めに頂くようにしましょう。
カットした梨を保存する場合も、冷蔵庫が適切です。
梨の中身が茶色でまだらに!【まとめ】
梨はポリフェノールを含んでいるので、その性質で茶色く見えてしまう事もあります。
そういった場合は、中身全体が茶色くないか、異臭はしないか、ドロドロになっていないか、全体を確認しながらこういった部分に気をつけましょう。
まだら模様が出てきても、中身が大丈夫である場合もあります。
腐ってきた場合には、明らかな特徴も現れているはずです。
もちろん、こういう状態になる前に美味しく頂くのがベストなので、保存方法ももう一度チェックしてみて下さいね!