秋や冬にかけておいしくなるゆず。鍋に使ってもよし、デザートに使ってもよし、漬物に皮を刻んでもよいですね。さらに、夏場は、柚子胡椒として使用するのもいいです。
そんなふうにいろんな用途に使用できるゆずですが、皮などを刻んでゆずを甘く煮る方法もあります。
ただし、ゆず特有の苦味が残ってしまい、食べにくくなってしまうことも。ゆずの皮と実の間の白い部分が残ってしまうとどうしても苦くなってしまうのです。
ここをうまくとることで、甘くておいしくいただくことができます。今回はゆずを甘く煮る方法、おいしくいただく方法について解説していきます。
ゆずを甘く煮る方法とは?
具体的にどのように作っていくのかみてみましょう。
冒頭で述べた通り、ゆず特有の苦味が残ってしまうのは、ゆずの皮と実の間にある白い綿やスジが原因です。
グレープフルーツを思い出してもらえば分かりますが、その白い部分を実と一緒に食べてしまうと、とてつもなく苦味があったり若干渋かったりした経験があると思います。ゆずを甘く煮るポイントとして、この白い綿やスジをいかにとるかによって、味が変わってきます。
ゆずを2つに割ってまずは種をとりましょう。そして果肉をとり出します。
果肉の方にも、白い綿やスジがついているので、手で軽くとって冷蔵庫に保存しておきます。
皮のほうですが、ここには苦味の原因である白い綿やスジがもちろんたくさんついています。ここでは、スプーンを使って、くり抜く感じで白い綿やスジをとっていきます。
ただし、白い部分は全部とる必要もなく、断面の厚さ2mmくらい残しておくぐらいで大丈夫です。少し苦さがある方が味のアクセントになるので、少し残しましょう。
ゆずを甘く煮るために、この工程は苦味をとるのに非常に大切なので、忘れずにやりましょう。
皮は好みの大きさに刻んでいきます。そして、砂糖をゆず1個にたいし、大さじ5〜6杯ほど入れて数分置いてください。
ゆずから水分が出たら、中火から弱火くらいで5分くらい煮て下さい。ちなみに砂糖の代わりにはちみつを使うのもアリです。
はちみつによってよりまろやかな甘さに仕上がります。苦味が少なく、甘さとゆずの酸味が効いた甘煮ができます。
甘く煮たゆずの便利な組み合わせとは?
このようにしてできた甘煮は、いろんな食べ物に合わせることができます。
まずは、ヨーグルトにいれるのがおすすめです。砂糖が入っていないプレーンのヨーグルトに少量甘煮を入れてあげるのがいいです。
ジャム感覚でトーストした食パンに塗って食べるのもいいです。マーマレードのような味わいで、香ばしいトーストと甘煮の甘酸っぱさがよく合います。
意外と合うのが、チーズケーキです。ベイクドでもレアでも、上に少しのせるだけでも、いつもとはフルーティーな味わいになっていきます。是非、試してみて下さい。
ゆずの甘煮を発展させて ゆずピールの作り方
せっかくなので、ゆずの甘煮とは少し違うレシピもご紹介しましょう。
ゆずの甘煮と作り方は似ていますが、普通の甘煮が少し飽きていたり、違う食感にしたいという方におすすめです。
ゆずを砂糖で中火で煮るところまでは、甘煮と一緒ですが、そこからさらに水分が無くなるまで弱火で10分くらい煮ます。
その後はクッキングシートを敷いたバットに、煮たゆずの皮を並べて、数時間置き乾燥させます。乾燥したら、グラニュー糖をまぶして完成です。
グラニュー糖のサクサクした食感と少し苦い感じがクセになります。是非試してみて下さい。
ゆずを甘く煮る方法とは?【まとめ】
ゆずを甘く煮る方法について解説してきました。最大のポイントはできるだけ苦味を抑えることです。
全く苦味がないのもアクセントにかけるので、少し苦味を残しておくくらいが美味しさのポイントになります。
甘煮はそのままたべるのもよしですが、いろんな食べ物との相性がよく、特にスイーツ系にはおすすめです。
ゆずを使ったレシピは他にも色々ありますので、みなさんも試して見て下さい。