無洗米は実は洗うのか?本当はどっちが正しいか徹底解説!

最近では無洗米の品種も増えて、精白米(普通米)と同じくらい目にするようになりましたね。

無洗米は名前の通りお米を洗わないでよいのでしょうか?
無洗米に水を加えると白く濁りますがヌカではないのでしょうか?

と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

無洗米の白い濁りの原因はお米から溶けでた「でんぷん質」でヌカではありません。

無洗米は基本的には洗わなくても問題はありませんが、無洗米の加工製法で洗わないとヌカ臭さが残るタイプの無洗米もあるようです。

そんな無洗米を洗うのか、洗わないのか、本当はどっちが正しいのか詳しく調べて見ました。

そもそも無洗米とは?

お米の売り場で精白米や玄米と一緒に良く見かける無洗米とは、一体どのようなお米なのでしょうか?

玄米から普通のヌカを除去したのが精白米(普通米)です。精白米にはまだ肌ヌカがたくさん残っていて、その肌ヌカを取り除いたのが無洗米になります。

無洗米は表面のヌカ臭さの原因になる肌ヌカがないので、水で洗う必要がありません。

無洗米の肌ヌカの取り除く製法には、肌ヌタの粘膜性を利用して取り除くヌカ式や、タピオカでん粉を利用したタピオカ式や、水で洗って肌ヌカを取り除き乾燥させる水洗い式などがあります。

この製法ではお米を洗わないでさっとかき回すだけで炊飯できます。

他にもブラシ、不織布、研磨機などを使った方法もありますが、この製法は精白米と同じように洗う必要があります。

なぜ洗うのかというと、肌ヌカを完全に取りきることができなくヌカ臭さが残っているからです。

さまざまな製法で無洗米に加工されていますが、製法によっては無洗米を洗わないで炊飯できるタイプと、ヌカ臭さが残るため洗うタイプの無洗米があります。

無洗米は洗うのか?本当はどっちが正しいの!

無洗米に水を加えると白く濁ることがあります。無洗米は洗う必要がありませんが、精白米はとぎ洗いに慣れていると「本当に洗わないでよいのかな」と考えてしまいますよね。

洗うのか?洗わないのか?本当はどっちが正しいのでしょうか?

無洗米の白く濁るのはヌカではなく米のデンプン質が溶けだしたものです。

その中にはビタミンB1やナイアシンなどの栄養素が含まれているので、洗わないで炊飯する方が栄養素もしっかり取ることができます。

ただ無洗米の肌ヌカの取り除く製法でご説明いたしますが、無洗米のヌカ臭さが残るタイプの製法があります。ブラシ、不織布、研磨機の製法はⅠ~2回洗う方が良いですね。

無洗米の商品には肌ヌカの取り除く製法の記載はされていません。

無洗米を洗うのか?洗わないのか?は商品の裏面に記載されている生産者の説明書に従うと間違いないですね。

無洗米の炊き方と注意点

炊飯器を使った無洗米の炊き方と注意点をご説明いたします。

無洗米を入れる。

お米用の計量カップなどを用いてお米を計りお釜に入れます。

水を加えて洗う!洗わない!

水を入れると白く濁る事がありますが、洗わなくて大丈夫ですが気になる方はさっと水洗いしても良いですね。

また商品によっては洗うタイプがあるので商品の説明書に従ってください。
水を入れたあとは軽くかき混ぜます。

水加減に気を付ける。

無洗米を精白米用の計量カップで図ると、精白米より重量があるので増えた分の水を増やします。

目安は米1カップにつき大さじ1~2ほど、3カップでは100ccです。ただし無洗米機能の付いた炊飯器ではその目盛りに合わせましょう。

浸水する。

とぎ洗いしない分浸水が必要です。浸水時間は夏場で30~40分、冬場で50~90分くらいが目安です。

炊飯し蒸らす。

炊きあがったら15分くらい蒸らします。すでに炊飯器に時間が組み込まれている場合もあります。

ほぐす。

蒸らしが終わったらふたを開け軽く底からかき混ぜて、余分な蒸気を逃がし水分をとります。

無洗米は洗うのか?【まとめ】

無洗米は肌ヌカの取り除く製法によって品質が異なります。おおよそ無洗米は洗わなくても問題はありませんが、ブラシ、不織布、研磨機の製法はⅠ~2回洗いましょう。

無洗米の加工製法で品質が変わるので洗うのか?洗わないのか?どっちが正しいかというとどっちも正しいですね。

迷ったらお米の袋の裏面の記載されている説明書を確認してみましょう。

無洗米の炊き方は精白米と異なる水加減や浸水時間を注意して炊飯しましょう。

生産者の方がだいじに作ったお米なので正しい方法で炊飯し、おいしくいただきたいですね。