胡麻といえば小さな粒々ですよね。
そんな胡麻が食事に出てきたらどうしますか?
決して食事で出されてもメインとして食べることはできませんよね。
胡麻はメインで食べるものではなく、どちらかというと胡麻の香ばしい香りで、いろんな食材の美味しさを引き出してくれる、いわば引き立て役のような存在の食材です。
胡麻は本当に引き立て役だけ?なのでしょうか?
実は小さな粒々の胡麻にも栄養成分が含まれています。
今回は、そんな胡麻は体にいいの?そのメリットとデメリットについて調べてみました。
胡麻は本当に体にいいの?
あまり胡麻だけで食べている人はいないと思います。
ですが、いろいろな料理の引き立て役として活躍する胡麻は、たくさんの栄養成分を含んでいるんです。
その栄養成分とは一体なんなんでしょうか?
リノール酸
コレステロール値を下げる効果があります。
なので動脈硬化など、生活習慣病の改善効果を期待できるのです。
オレイン酸
腸を刺激し便秘の予防や胃酸の量を調整してくれるので胃潰瘍の予防が期待できます。
カルシウム
カルシウムは骨を丈夫にしたり、血液などの組織に決まった量を存在させ神経、筋肉、生命活動にとても欠かせない働きをします。
亜鉛
亜鉛が低下してしまうと免疫機能の低下や味覚障害や皮膚炎を引き起こしてしまう可能性があります。
鉄分
鉄分が不足してしまうと全身が酸欠状態の組織になってしまう可能性があります。
鉄分は血液中のヘモグロビンの一部になって、酸素を全身に運んでくれる重要な役割をしています。
このように小さな粒々の胡麻にはたくさんの栄養成分が含まれています。
もし、ご自身に不足していると感じているものがあれば、胡麻を取り入れてみてはいかがでしょうか?
香ばしい香りを堪能しながら、たくさんの栄養成分を摂ることができますよ。
胡麻を摂取したときのメリットとデメリット
胡麻は摂取しやすい食べ物ですが、そんな胡麻のメリットとデメリットっていったい何なんだろう?
胡麻はほとんどが脂質でできています。
その中でも胡麻の脂質は不飽和脂肪酸になります。
飽和脂肪酸はコレステロール値を下げることと、善玉コレステロールを増やしてくれて免疫力を高めてくれます。
胡麻にはビタミンE、セサミンなどの抗酸化作用の成分が含まれている。
動脈硬化の予防や老化防止の効果が期待できます。
体重を増加させてしまう可能性がある。
メリットにありましたが、胡麻は脂質が多く含まれています。
メリットもありますが、摂取しすぎてしまうと脂質なだけに体重を増加させてしまう可能性があります。
便秘が悪化、または便秘になってしまうこともあります。
胡麻には不溶性食物繊維が多く含まれています。
不溶性食物繊維は水に溶けにくいことから、食べすぎてしまうと便秘に繋がってしまう可能性があります。
胡麻は良い栄養成分がたくさんあるからといって、多く食べれば良いわけではありません。
食べすぎてしまうと悪いこともあります!
食べすぎないように注意して下さいね。
黒胡麻と白胡麻の違いってなに?
胡麻にはたくさんの栄養成分が含まれているのがよく分かったと思います。
では、胡麻を使おう!と思ったときに「えっ⁉︎胡麻って黒胡麻と白胡麻がある!」と思ってどっちの方が栄養成分が高いの?と迷ってしまう人もいると思います。
確かに見た目が違ってくるので胡麻によって栄養成分が違ってきてしまうような感じがしますが、栄養成分はほとんど同じなのです。
「ほとんど同じ」ってことは若干違いがあるの?
その通りです!
ほとんど同じですが、若干違いがあります。
・黒胡麻
カルシウムがたくさん含まれています。どちらかというと種皮が多い胡麻。
・白胡麻
黒胡麻より脂質が多い胡麻。胡麻油の原料になる。
このように若干の違いはありますが、ほとんど同じ栄養成分になります。
ただし、黒胡麻のほうは硬いので、擦って食べるのが一般的な食べ方です。
黒胡麻と白胡麻の栄養成分で迷ったときは、どちらも同じような成分なので、お好みの胡麻を使えば大丈夫です。
ご自身のお好みの胡麻を料理に使って下さい。
胡麻は体にいいの?【まとめ】
胡麻にはたくさんの栄養成分が含まれていて、メリットもデメリットもあります。
黒胡麻と白胡麻にはどんな栄養成分はほとんど同じです。
・黒胡麻 カルシウムが多く、種皮が多い胡麻。
・白胡麻 黒胡麻より脂質が多く、胡麻油の原料になる。
違いはこれだけで、ほとんど同じ栄養成分になります。
ですが、黒胡麻のほうは硬いので、食べ方は擦って食べるのが一般的です。
とても栄養成分の多い胡麻ですが、摂取しすぎのは十分に注意して下さい。
黒胡麻、白胡麻どちらでも、ご自身のお好みの胡麻を料理に使って胡麻料理を楽しんでください。