生姜のピリッとした風味と、甘辛の醤油タレがたまらない生姜焼き。
ごはんがすすむ一品ですよね。
生姜焼きには豚肉を用いますが、豚肉に薄力粉をまぶして作られる方もいらっしゃるでしょう。
生姜焼きは薄力粉なしでも問題ありません。
薄力粉の代用品を使ったり、豚肉の部位によっては、生姜焼きを薄力粉なしでもおいしく作ることができるのです。
生姜焼きに薄力粉を使う理由や、薄力粉なしでもおいしく作るコツやポイントについてご紹介しましょう!
生姜焼きに薄力粉を使う理由とは?
生姜焼きに薄力粉を使う、2つの理由があります。
1つ目は豚肉に薄力粉をまぶすと、肉汁を外に出さず閉じ込める効果があるのです。
豚肉を焼いたとき、薄力粉が豚肉を覆っているので、肉汁を閉じ込めてジューシーで豚肉の旨みを味わえます。
2つ目は豚肉に生姜焼きのタレが絡みやすくする効果があります。
生姜焼きのタレをかけたとき、薄力粉がタレと合わさってとろみがつき、タレが豚肉に絡んでおいしくなるのです。
生姜焼きは薄力粉なしでも作れる?
薄力粉を使うことで、肉汁を閉じ込める効果と、タレが絡みやすくなることをお伝えしました。
薄力粉の代用として、片栗粉を使っても同じ効果があるのです。
中華料理では下味をつけるときや、とろみをつけるときによく片栗粉が使われていますよね。
片栗粉はでんぷんなので、豚肉の水分を包み込んで、やわらかいとろみがつくのです。
ジューシーでつるんとした食感に仕上がりますよ!
生姜焼きは薄力粉なしでも、代用の片栗粉で十分おいしく作ることができるのです。
生姜焼きに薄力粉や片栗粉を使うときのポイント
生姜焼きに薄力粉や片栗粉を使うとき、余分な粉は落としてから焼きましょう。
粉がたくさんついていると、焦げやすくなったり、食感も粉っぽさが残ってしまうのです。
生姜焼きの作り方として、豚肉をタレに漬け込んでから焼く方法と、豚肉を焼いてからタレをかける方法があります。
タレに漬け込んでから粉をまぶすと、粉がつきすぎてしまい、油を吸いやすくなるのであまりおすすめしません。
香ばしく仕上げたいという方は、タレに漬け込んだ豚肉に1枚ずつ薄力粉や片栗粉をつけましょう。
粉ふるい器を使うと、まんべんなくまぶせて、粉のつけすぎも防げますよ。
油を吸いやすいので、油の量に注意しましょう。
豚肉の部位によって生姜焼きは薄力粉なしがおすすめ
生姜焼きに用いる豚肉として、様々な部位があります。
部位によっては、生姜焼きを薄力粉なしで作ったほうがおいしくなるのです。
部位ごとの生姜焼きの作り方をお教えしましょう!
*ロース肉の生姜焼きは薄力粉をまぶしたほうがおすすめ
薄切りのロース肉は、生姜焼きでよく使われる部位で、赤身と脂身がちょうどよいバランスです。
ロース肉は薄力粉をまぶしてから焼いて、タレをかける作り方がよいでしょう。
豚肉の下処理として、薄力粉をかける前に赤身と脂身の境目の筋を包丁で切っておきます。
焼くときに豚肉が縮みにくくなるのです。
*モモ肉の生姜焼きは薄力粉なしがよい
モモ肉は脂身が少なく、火を通すとパサつきやすくなります。
モモ肉の生姜焼きは薄力粉なしで、タレに漬け込んでから焼く方法がおすすめです。
生姜にはお肉を柔らかくする効果があります。
30分程度漬け込んでから焼くとよいでしょう。
生姜と同様に、お肉を柔らかくする効果がある玉ねぎと一緒に焼くと、ジューシーに仕上がりますよ!
*豚バラ肉の生姜焼きも薄力粉なしがおすすめ
豚バラ肉は脂身が多く、柔らかいのが特長です。
豚バラ肉の生姜焼きも薄力粉なしで、タレに漬け込んでから焼く方法がおすすめ。
脂身が多いので、油の入れすぎに注意しましょう。
焦げつきにくいアルミ製のフライパンを使うと、豚肉の脂だけで焼くので、ややヘルシーに仕上がりますよ!
*豚こま肉の生姜焼きも薄力粉なしで作るほうがよい
豚こま肉はモモ肉やロース肉などいろんな部位をまとめたお肉です。
お手頃な価格で販売されています。
豚こま肉の生姜焼きも薄力粉なしで、タレにつけてから焼く方法がよいでしょう。
生姜焼きは薄力粉なしでも作れる?【まとめ】
生姜焼きに薄力粉を使う理由や、薄力粉なしでもおいしく作れるコツやポイントについてご紹介しました。
生姜焼きに薄力粉を使うと、肉汁を閉じ込めて、生姜焼きのタレが絡みやすくなる効果があります。
代用の片栗粉を使っても薄力粉と同じ効果が!
生姜焼きに薄力粉を使うと香ばしく仕上がり、片栗粉を使うとつるんと柔らかい食感に仕上がります。
好みの食感に合わせて作ってみるとよいでしょう。
豚肉の部位によって、生姜焼きは薄力粉なしでもおいしく作れます。
さっそく生姜焼きを作ってみましょう!