豚汁は味噌なしでも大丈夫?味付けのアイディアをご紹介!
具だくさんで体も温まる豚汁。日本の食卓には欠かせないメニューですよね!
「豚汁を作ろうと思ったのに味噌がない!」
そんな時でも大丈夫!豚汁は味噌なしでも作れます。
味付けは、出汁、醤油、みりんが基本ですが、白だしやめんつゆを入れるとグッと美味しくなりますよ!
白だしとめんつゆの違いは、「醤油」と「甘味」にあります。白だしは薄口醤油、めんつゆには濃口醤油が使われ、白だしよりも甘味が強い傾向にあります。
白だしとめんつゆの使い分けについてもご紹介します!
豚汁は味噌なしでもOK!
豚汁といえば味噌味のイメージですが、味噌なしの澄まし汁にしても問題ありません。豚汁は「豚肉と野菜を煮込んだ味噌味の汁物」のことをさしますが、家庭で食べる分には少し変わっても気にする必要はありません。
その日家にある材料で、好きな味付けで作るのも、家庭料理の温かさの1つです。
「大根がないけどまあいいか!」「里芋を入れてみようかな」「キャベツが残ってるから入れちゃえ!」家庭料理はこんな感じで良いのです。お店でお客さんに提供するわけではないのですから、おおらかに臨機応変に、作ることと食べることを楽しみましょう!
「味噌味じゃなかったらそれはけんちん汁じゃないの?」
そう思いますよね!
実は、豚汁とけんちん汁には味噌以外にも大きな違いがあるんです。それは「具材を油で炒めるかどうか」と「肉が入るかどうか」です。
「具材を炒めず」「豚肉を入れる」のが豚汁で、「具材を炒めて」「肉類は入れない」のがけんちん汁です。けんちん汁はもともと精進料理なので、肉類は入れず、油で炒めることでコクを出します。
味噌なし!澄まし汁の豚汁の作り方
味噌なしで作る澄まし汁タイプの豚汁のレシピをご紹介します!
*材料(4人分)
豚バラ肉 100g
長ネギ 1/2本
大根 10cm
ニンジン 1/2本
ごぼう 1/3本
しめじ 1/2株
濃口醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
めんつゆ(もしくは白だし) 大さじ1
*作り方
(2)しめじは石づきを切ってからほぐし、ごぼうはささがきにする。
(3)長ネギを斜め切りにする。
(4)豚バラ肉を1口大に切る。
(5)だし汁に(1)(2)を入れ、一煮立ちさせる。
(6)沸騰したら豚バラ肉を入れて灰汁をとりながら煮込む。
(7)野菜としめじに火が通ったら、調味料を入れる。
(8)長ネギを入れて弱火で5分程度煮る。
(9)味見をしながら味を整えたら完成。
ねぎは煮込みすぎず、最後のほうに加えるようにすると色が鮮やかになります。
具材は自由に変更してOK!こんにゃくや里芋、マイタケ、白菜などを加えても美味しいですよ!
味は出汁の濃さや、野菜から出た風味によっても変わりますので、味見をしながら調整してください。「味が薄いな」と思ったら白だしかめんつゆを少し、「コクが足りないな」と思ったら砂糖を小さじ1、「味に丸みが足りないな」と思ったらみりんを少し加えます。
白だしとめんつゆって何が違うの?
何気なく使っている「白だし」と「めんつゆ」の違いについて解説します。
白だしとめんつゆの違いは「醤油の種類」と「甘味」にあります!
白だしは「白醤油」や「薄口醤油」など色の薄い醤油が使われています。一方、めんつゆは「濃口醤油」が使われていて、白だしよりも甘い味付けになっています。
「薄口醤油」というと味が薄い醤油のような印象を受けますが、薄口醤油は色が薄いだけで、濃口醤油よりも塩辛いことが多いです。白だしも一般的なめんつゆよりも食塩相当量が多く、塩辛い味になっています。
素材の色を活かして出汁の風味を強くしたい料理には「白だし」、甘辛い味付けにしたい料理には「めんつゆ」というように使い分けるのがおすすめ!
今回紹介した豚汁では白だしとめんつゆどちらを使っても大丈夫です。
豚汁は味噌汁でもできるの?【まとめ】
豚汁は味噌なしでもできるのか?という問題についてまとめました。
豚汁は味噌なしでも大丈夫!家庭料理ですから、あるものでアレンジして作りましょう!和食の味付けに便利な「白だし」と「めんつゆ」ですが、この二つは似ているようで違いがあるんです。
それは使われている醤油の種類と、甘味!薄口醤油が使われている白だしはめんつゆより塩辛く、めんつゆは白だしよりも甘い味付けになっています。
それぞれの特徴を活かして、使い分けてみてください!