からしは何でできてる!原料やなぜ黄色などからしについて解説!
おでんや肉まん、納豆などにつけると美味しい黄色のからし。
みなさん、このからしが何でできてるかはご存知ですか?
ここでは、そんなからしの原料など、からしについての疑問を解説していきたいと思います。
Contents
からしは何でできてる?
からしは、菜の花の一種である「からし菜」という花の種子からできています。
唐辛子のからし、とは違うのです。
この種子のことを「マスタードシード」と呼ぶのですが、このマスタードシードをすりつぶして、じっくり練ることで、からし特有の辛さが出てくるのです。
マスタードシードをすりつぶすと、「ミロナーゼ」という酵素が働くのですが、このミロナーゼを水(特に40℃くらいのぬるま湯)と合わせることで、初めて辛味成分が発生するのです。
からし菜そのものが辛いわけではないので、からし菜を食べてもからしのような辛さはありません。
ですが、からし菜の葉っぱを食べると、少しピリッとした感覚はあります。
このように、家庭で簡単に作ることができないので、わさびや生姜と違い、からしは通常、チューブタイプのものを使うことになります。
また、粉からしと呼ばれるものは、種子を粉状にしたものになります。
からしとマスタードは別物?
実はこの2つ、何でできてるかを問われると、原料は2つとも「からし菜」の種子になります。
ですが、和からしは「オリエンタルマスタード」という種類のからし菜を、マスタードは「イエローマスタード」という種類のからし菜を使っています。
また、製造方法も異なるので、厳密にいうと別物になるのです。
※からしとは
からしは、「和からし」とも呼ばれているのですが、からし菜の種子をすりつぶして作った小半氏を、水で溶いて練ったものになります。
純粋にからし菜の種だけを使っているので、鼻に抜けるツンとした感じが楽しめます。
薬味として使われることが多いです。
※マスタードとは
マスタードは「西洋からし」とも呼ばれていて、からし菜の種子に、砂糖・ワイン・お酢などの、調味料が加えられています。
また、種をすりつぶすものから、粒を残すものもあり、マスタードの種類は豊富です。
からしよりも、風味がマイルドになるので、からしのツンとした感じが苦手な方でも割と食べられます。
からしの黄色は何でできてる?
からしの黄色は何でできてるのでしょうか?
からし菜の花が黄色いから?実はそうなんです。
菜の花の一種、からし菜が原料となるので、種子も黄色で、そこから黄色の色が出てきています。
ですが、市販のチューブのからしなどには、保存をきかせるために、ウコンや着色料が入っていることがあります。
チューブのからしを出し比べてみると、黄色が濃いものから、少し赤みがかったものなどあると思います。
気になる方は、「無着色」と表記があるものを選んでくださいね。
チューブ表記の「からし」と「和からし」の違い
一般的に、「和からし」の方が辛味が強いとされているのですが、これは、「和からし」は日本古来の「オリエンタルマスタード」だけを主にしているからと言われています。
逆に、「からし」は「オリエンタルマスタード」と、「イエローマスタード」をブレンドしています。
ブレンドしている分、からしの風味と辛味が出てきますが、辛味はマスタード(西洋からし)のようにマイルドになります。
好みにもよりますが、「からし」はシュウマイやトンカツに、「和からし」はおでんや角煮など、汁に溶かすものにおすすめとされています。
「からし」は薬味だけでなく、使い方次第でソースにもできるので、アレンジレシピを作るのにおすすめです。
隠し味として使える調味料になりますよ。
からしは何でできてる?【まとめ】
からしは何でできてるの?と聞かれて、パッと答えられる方は少ないと思います。
ですが、今回解説したように、からしはからし菜という植物からできているということを知ると、だから黄色なんだ、菜の花の一種なんだと、食べるときの雑学としても使えますよね。
これから美味しい菜の花の季節、からしと合わせて食べたいですね。