生姜で冷え性が治った!というのは本当?間違った生姜の食べ方は効果なし!
冷え性には生姜、とよく聞きませんか?
生姜には、身体を温める効果があるので、昔からよく言われますよね。
ですが、間違った生姜の食べ方をすると、実は逆効果なこともあります。
ここでは、生姜で冷え性を治すための、正しい食べ方を紹介していきます。
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生姜で冷え性が治ったって本当?
もちろん、生姜には冷え性に効く「ショウガオール」という成分が入っているので効きます。
ショウガオールは、生姜を加熱したときに増える成分で、これこそが身体を温める働きがあります。
血流も良くしてくれて、胃腸も温めるので、身体のめぐりが良くなります。
また、基礎代謝が上がると免疫力も上がり、体内の毒素も排出しやすくなります。
基礎代謝が上がることで、冷え性も胃腸の不快感もなくなってきます。
なので、生姜で冷え性が治った!と言えるのですね。
また、生理痛をはじめとする痛みや炎症も、ショウガオールを成分とした生姜で治ったという報告もあります。
生姜は、使い方次第で色々な症状に効くスーパーフードになりますね。
ですが、摂りすぎは注意です。
1日10g以上摂取すると、腹痛や下痢になることもあります。
身体にいいから!と急にたくさん食べるのではなく、適量を食べてくださいね。
間違った生姜の使い方は逆効果
生姜で冷え性治ったよ!と聞くだけだと、生姜を食べればいいんだ!という認識しかないので、どのように食べるかはわかりませんよね。
そこで、生のままの生姜を食べてしまうと、実は冷え性には効果がないのです。
生の生姜に含まれているのは「ジンゲロール」という成分になり、これは、血流は良くなるのですが、表面上の皮膚を温めるだけで、体の内部は温まらず、逆に体を冷やしてしまうのです。
この「ジンゲロール」が加熱されることで、「ショウガオール」になるのです。
血流を良くするので、肩こりや頭痛、むくみの解消にはなりますが、冷え性には効果なしです。
冷え性を治したい方は、本当に治るの?と思うところですが、一度試しに加熱した生姜を食べる習慣をつけてみてくださいね。
生姜で冷え性を治すおすすめレシピ
薬味に使いがちな生姜ですが、冷え性を治すためには加熱した料理を口にしましょう。
※蒸し生姜
これがあれば、紅茶や白湯に入れて飲むだけで身体がポカポカになりますよ。
まずは生姜を薄くスライスします。
これを、蒸し器やせいろで約30分蒸してください。(面倒な方は、キッチンペーパーを敷いた耐熱皿にスライスした生姜を並べ、電子レンジで約5分加熱しても作れますよ)
蒸した生姜を、手でパリッと割れるくらいまで乾燥させます。(約1〜2日)
これを1日約3g摂取すると、冷え性に効果的だそうです。
はちみつを加えて、甘さを出して飲むのも美味しいですね。
そのまま食べてもいいですし、飲み物やスープに入れてもOKですよ。
妊娠されている方や授乳中の方は、紅茶に入れるときはカフェインの取りすぎに気をつけてくださいね。
※生姜香る炊き込みご飯
いつもの炊き込みご飯に生姜の千切りを入れるだけな簡単なものです。
炊けた時の生姜の香りもいいので、食も進んじゃいますね。
お魚の炊き込みの時の、臭い消しにもなりますよ。
※生姜カレー
カレーに千切りや、すりおろした生姜を入れるだけのシンプルなものです。
カレーのスパイスと生姜の香りが相まって本格的な雰囲気になります。
生姜の苦手な方でも食べやすいレシピになりますよ。
この他にも、我が家では鍋や煮物、味噌汁など、汁物系には生姜をすりおろして入れています。
冷え性が治ったかは正直まだわかりませんが、生姜を摂取している!健康を少し意識している!という自信には繋がってますよ。
生姜で冷え性が治ったって本当?【まとめ】
生姜を食べて冷え性が治った!というのは、生姜の持つ「ショウガオール」の働きによるものです。
ただ生姜を食べればいいのではなく、加熱した生姜を食べることでこの効果が発揮されるので、冷え性を治したい方は、ちゃんと加熱後の生姜を食べてくださいね。
とは言っても、生姜には様々な健康的要素が備わっているので、日頃から程よく摂取しておきたい食材ですね。