鰹節は妊娠中でも食べられる?赤ちゃんに影響はない?疑問に答えます
妊娠中は何かと食事に気を遣いますよね。
中でも魚介類は、気をつけなさい!と昔からよく言われていると思います。
それは、食中毒であったり、魚に含まれている水銀だったりします。
今回は、鰹節を妊娠中に食べていいかどうかという疑問にお答えしていきたいと思います。
Contents
妊娠中でも鰹節は食べてOK
結果から言いますと、鰹節は安心して妊娠中にも食べられます。
カツオやマグロなどを含む大型魚には、いくらかの水銀が含まれていて、それらの魚を口にすることで、体内に水銀が入る可能性があります。
水銀が体内に入ると、お腹の中の赤ちゃんの発育を阻害してしまうということで、妊娠中はマグロはあまり食べないようになど言われているのです。
ですが、鰹節は大量に摂取するものでもないですし、魚の身をそのまま食べるわけでもないので、摂取する水銀の量は全くないといってもいいです。
また、カツオはマグロと比べても元々の水銀量は低いので、何も心配することはありません。
鰹節に含まれる水銀量は?
鰹節に含まれる水銀の量は、0.14マイクログラムと言われています。
これが体内で影響を及ぼす量分食べるとなると、1日に味噌汁を50杯ほど飲むことになります。
そんな人はいないと思いますし、鰹節をそのまま大量に食べる方もいないと思います。
なので、妊娠中でも鰹節は気にせず食べてOKです。
鰹節には妊娠中に摂りたい栄養がたくさん
カツオにはタンパク質、鉄分、ビタミンD/E群のほか、DHAやEPA、などの優秀な脂肪酸が多く含まれているので、逆に鰹節を食べることで、妊娠中の栄養を助けてくれるのです。
貧血対策にいい
妊娠中は鉄欠乏性貧血になりやすいと言われています。
現に私もなりましたが、妊娠中にさらに貧血となると、本当にしんどいです。
でも、そんな貧血の予防になるのが鰹節なんです。
かつおだしを常備できるように作っておくのが一番効率的かもしれませんが、かつおだしを作りたくても妊娠中なので、長時間キッチンに立つのはきついと思います。
そんな時は、鰹節を料理にかけるだけでOKです。
冷奴やおひたし、焼きそば、お好み焼き、サラダなど、なんでもいいので鰹節をちょいのせしちゃってください。
普段の料理に少し加えるだけなので、つわりでしんどくてもできそうですよね。
赤ちゃんの栄養にいい
お腹の中の赤ちゃんの成長には、タンパク質が必要なんです。
特に妊娠中期からは、必要になるタンパク質の量が増えるので、積極的に鰹節を摂るといいですよ。
タンパク質は、筋肉や皮膚、臓器の成長になくてはならないものですし、酵素やホルモンなどの体の機能も調整してくれます。
赤ちゃんにも、母体にもいいのでふりかけ感覚で食べるのもいいですね。
DHAは神経の発達をサポートしてくれる
体内で作ることのできない、必須脂肪酸は、動脈硬化を予防してくれたり、神経細胞の促進や脳の循環を改善するなど、様々な効果があります。
中でもDHAは、赤ちゃんの神経組織や目の網膜の材料になるので、発達に欠かせない栄養素となります。
母子ともにいいことだらけですね。
実は妊活中にも鰹節はおすすめ
今回は、妊娠中のことを主に取り上げているので、簡単に説明しますが、妊活中にも鰹節は摂取するといいんです。
これは、女性はもちろんなんですが、男性の精子の運動能力を高める効果もあるんです。
精子形成に必要と言われている栄養素、アルギニンが、鰹節に多く含まれているんです。
また、鰹節を食べることで体内環境、健康的な食事も得られるので、今後赤ちゃんを迎え入れたいと考えているご夫婦は、鰹節を積極的に料理に取り入れるといいですよ。
鰹節は妊娠中でも食べられる?【まとめ】
鰹節は、妊娠中でも安心して食べられる食材です。
だしに使うのも、そのまま使うのもOK。
妊娠中は何かと気を張ってしまいますが、鰹節で手軽に栄養が取れるなら少しは気が楽になりますよ。
手抜きしながら、あまり神経質になりすぎずに、赤ちゃんとご自身のことを一番に考えて生活してくださいね。