鰹節を柔らかくする方法は?削る方法や、削らないで活用できるか解説します

一般的によく使う鰹節は、削り節と言ってすでに削られているものだと思います。

が料亭などではその場で削ったものを提供してくれるところもありますよね。

そんな鰹節の削りたてが、やっぱり一番美味しいので、ご家庭でもやってみたくなりませんか?

でも、いざ削ろうと思ったら、鰹節が固くて削れなかった!ということはよく聞きます。

そんな時のために、ここでは、鰹節を柔らかくする方法や、削らないで使えるか?などを解説していきたいと思います。

 

なぜ鰹節は硬いのか

結論から言うと、鰹節の硬さは、「カビが含まれているから」なんです。

カビと聞くと、腐ってるんじゃないの?と不安にもなりますが、鰹節で使われているカビは、もちろん「良いカビ」良性のカビなんです。

鰹節は、カビを利用した発酵食品になるのですが、この良性のカビが、鰹節を硬くさせる原因となります。

カビは、水分を好む生き物なので、水分があると繁殖していきます。

そのため、良性のカビを何度も付けられた鰹節は、極限まで水分が抜かれた状態にしているので、「世界一硬い食品」とも言われています。

また、この良性のカビは、タンパク質の分解酵素によって、鰹のタンパク質がアミノ酸に分解されるので、鰹の旨みが爆発的に増えるのです。

 

硬くなった鰹節を柔らかくする方法

鰹節は、どうしても乾燥しすぎると硬くなってしまい、削ると粉っぽくなってしまいます。

頑張ってそのまま削り続けても、粉々になるだけなので、柔らかくする方法を教えます。

※火にあてる

削りたい面が直接火に当たらないように、火で温めてください。

焦げ付かないように気をつけてくださいね。

削っているうちにまた削りにくくなったら、繰り返し温めてください。

 

※布巾でふく

硬く絞った布巾で削りたいところを軽く湿らすと、削りやすくなります。

数分間湿らしておくと効果的です。

削っているうちにまた削りにくくなったら、繰り返し湿らせてください。

 

※ラップを巻いて温める

鰹節の使う部分だけを湿らせて、そこをラップで巻いてください。

そして、電子レンジで20秒ほど温めると柔らかくなります。

20秒温めても硬い場合は、追加で10〜20秒ほど温めてください。

温めて時間がたち、冷めてしまうとまた硬くなってしまうので、温かいうちに削るようにしてくださいね。

ただしどうしても柔らかくすると、残った鰹節がさらに削りにくくなったり、水分が発生し、悪性のカビが発生する恐れがあるので、できればすぐに使い切るようにしてください。

 

鰹節は削らないと使えない?

鰹節の塊は、そのまま何かに使うことはできません。

そのまま出汁が取れるわけでもないので、やはり削るしかないのですが、何かで鰹節の塊をもらったものの、削るものがない場合困りますよね。

そんな時は、厚削り、荒削りにはなりますが、包丁を使うこともできます。

鰹節の塊を、圧力鍋などで蒸して、柔らかくなったら包丁でスライスしてください。

(もしできれば、皮を取り除くと良いですよ)

厚削りした鰹節は、煮出して出汁として使うことができます。

 

硬くならないように保存する

鰹節は、そのままの状態で冷蔵庫に入れると、乾燥して次に削るときに粉っぽくなってしまいます。

使い終わった鰹節は、ラップで包んでさらに密閉袋などに入れることをおすすめします。

常温でも、鰹節を好む虫が沸いてしまったり、菌も発生してしまうので絶対NGです。

必ず冷蔵庫保存するようにしてください。

もし、青カビが生えていたり、色が黄色っぽくなっていたり、臭いがほこりっぱい時は、悪性のカビが発生している危険があるため、使用せずに捨てるようにしてくださいね。

 

鰹節を柔らかくする方法は?【まとめ】

鰹節をご家庭で削って、風味が新鮮なものを食べられるのって素敵ですね。

でも、すぐに使い切らないと硬くなってしまうもの。

もし硬くなってしまったら、今回ご紹介した、鰹節を柔らかくする方法を是非試してみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です