昆布だしに合う料理というと、おでんや和風の煮物、すまし汁などがすぐに浮かびます。
実は、昆布だしの用途は和食だけでなく、洋食や中華など幅広く使えます。
昆布のうまみ成分は「グルタミン酸」というのはよく知られていますが、実はトマトにも多く含まれています。
そのため、トマトを使った料理と昆布だしは親和性があります。
トマトパスタに昆布だし?と驚かれるかも知れませんが、意外に美味しいですよ。
昆布だしは、和食以外にも合う料理がたくさんあるので、和食だけにしておくのは勿体ないくらいです。
この記事では、昆布だしに合う料理や、意外な組み合わせなども紹介していきます。
昆布だしに合う料理
※和食の定番料理
昆布だしをベースにする料理としては、まず和食が思い浮かびます。
むしろ和食以外にあるの?と思われるかも知れません。
昆布だしを使う定番料理は「おでん」「湯豆腐」「鍋物」「炊き込みご飯」「野菜の煮物」「すまし汁」など数え上げればきりがありません。
それだけ日本の食卓に根付いているということですよね。
ところで、和食以外に昆布だしが合う料理はあるのでしょうか。
※意外にも洋風料理
日本の食文化は、戦後一気に欧米化が進みました。
そんな中でカレーライスやハンバーグ、ミートソースなどはもはや日本食といってもいいほど日本の食卓に馴染んでいます。
家庭料理に洋食が普通に作られるようになり、昆布だしを洋食に使うのも今や普通ではないでしょうか。
ポトフやロールキャベツ、またはカレーの隠し味などに昆布だしを使っても、違和感がないどころか美味しいですよね。
パスタの味付けには、スティック状の昆布だしがおすすめです。
野菜類やイカ、エビ、貝などのシーフードパスタに加えると、具材のコクを引き出して更に美味しくなりますし、トマトとの相性が実は抜群です。
トマトソースの隠し味にも、昆布だしはおすすめです。
このように昆布だしと合う料理は、和食以外にもたくさんあります。
うまみ成分「グルタミン酸」
※グルタミン酸とは?
食品のうまみ成分となるアミノ酸には多くの種類がありますが、昆布に多く含まれているのが「グルタミン酸」というのは有名ですよね。
他によく知られるのが、かつお節に含まれる「イノシン酸」、しいたけ等きのこ類に含まれる「グアニル酸」といったものです。
それぞれのうまみ成分は組み合わせることによって相乗効果で美味しくなります。
※トマトと相性が良い理由
実は、グルタミン酸を多く含む食品の中には「トマト」があります。
トマトは野菜の中でもトップクラスのグルタミン酸含有量を誇り、熟した真っ赤になった頃が含有量のピークになります。
昆布とトマトは同じうまみ成分を含んでいるので、親和性が高いです。
おでんにトマトを入れたり、味噌汁にトマトを入れたり、といったレシピもよく目にしますが、トマトは和風の味付けにもよく合います。
もちろん、かつおだしに合わせることでイノシン酸との相乗効果もあるので、昆布だしだけでなくかつおだしに合う料理にも使えます。
昆布だしに合う料理は?【まとめ】
昆布だしは和食に使われるだしの定番ですが、意外にも和食以外に合う料理も多いです。
ポトフやロールキャベツ、トマトソースパスタ等に昆布だしを加えると、味わいにコクや奥行きが出て美味しくなります
昆布のうまみ成分はご存知「グルタミン酸」ですが、グルタミン酸はトマトにも多く含まれていて、昆布だしと馴染みます。
おでんや味噌汁にトマトを入れるレシピも多く出回っていますが、理にかなっていることになりますね。
もちろん、イノシン酸との相乗効果もあるので、トマトとかつおだしの相性も良いです。
和食だけにこだわらず、いろいろな料理に昆布だしを使ってみてはいかがでしょうか。