昆布だしの代わりになるものは?代用品を徹底解説!
昆布だしは、上品なうま味やコクがあり、料理の味を引き出してくれる、和食には定番のだしになります。
ですが、いざ昆布だしを使った料理を作ろうとした時に、昆布や昆布だしを切らしていたらどうしますか?
そんな時のために、ここでは、昆布だしの代わりになるもんを紹介していきたいと思います。
Contents
昆布だしの成分を理解しよう
昆布だしの代わりを探すときに重要なのが、「昆布だしの成分」になります。
昆布だしに何が含まれているかを知ることで、代わりとなるものも探しやすくなります。
ここで注目して欲しいのが、「グルタミン酸」です。
グルタミン酸とは、アミノ酸の一種で「うまみ物質」として知られています。
昆布には、このグルタミン酸が豊富に含まれているので、グルタミン酸を含むものを探すと、昆布だしの代わりも見つけやすくなります。
昆布だしの代わりになるおすすめ品
昆布だしの代わりになるのは、いくつかありますが、その中でもおすすめの3品を紹介します。
※昆布茶
昆布茶は、昆布を乾燥させて粉末にしたものです。
もちろんそのままお茶として楽しめますが、実は料理の隠し味としても意外に使われているのですよ。
昆布茶には、昆布のうまみ成分がかなり凝縮されているので、昆布だしの代わりにはもってこいです。
だしを取るよりも簡単に使えちゃいますね。
※ほんだし
和食料理の調味料として有名なほんだしは、昆布だしの代用にもぴったりです。
ほんだしの中には、かつお節やこんぶ、椎茸などが含まれているので、うま味もコクもあります。
だし以外、余分なものも入っていないため、代用品としてはかなりおすすめです。
幅広い料理にも使えますし、初心者の方でも安心して使えますよ。
※味の素
うま味調味料で知られる「味の素」には、グルタミン酸が含まれています。
昆布の風味はありませんが、うま味やコクが欲しいなという時にはおすすめです。
こちらも簡単に加えられるので、手間もなく使えます。
※昆布つゆ(めんつゆ)
昆布をベースとした出汁に、醤油やみりんで味付けをしたものになります。
もともと醤油やみりんも入っているので、昆布だしだけの代わりにはむかないですが、醤油やみりんも使う料理の時には、これだけでいいのでおすすめです。
ただし、濃くなりがちなので、入れる時は少量ずつ味を見ながら入れてくださいね。
※ブロッコリーの茹で汁
ブロッコリーと昆布なんてどう繋がるの?和食に合うの?と思いますよね。
でも実は、ブロッコリーにはグルタミン酸が含まれており、ブロッコリーを茹でて、グルタミン酸が滲み出た茹で汁は、だしにも使えるのです。
ただし、うま味はありますが、そのままではただの茹で汁なので、料理に合わせて醤油やみりんなど調味料で味を整えてください。
※椎茸の戻し汁
干し椎茸を水で戻した時の椎茸の戻し汁は、椎茸だしとして使えますが、昆布だしの代わりにもなります。
干し椎茸には、グルタミン酸と同じ「グアニル酸」といううま味成分が豊富み含まれているので、昆布だしの代用になるのです。
昆布とは違う風味にはなりますが、うま味とコクはしっかりあります。
※濃口醤油
関東では、和食によく使われる濃口醤油には、グルタミン酸が豊富に含まれています。
昆布だしの代わりにももちろんなるのですが、醤油は塩分が多いので、味付けに気をつけないといけません。
少量を味を確認しながら入れて、濃くなりすぎないように注意してください。
塩分を気にされている方には、あまりおすすめできないですね。
昆布だしの代わりになるものは?【まとめ】
昆布だしが使いたかった時にない場合、ここで紹介した代わりのもので料理することができます。
グルタミン酸が含まれていれば、うま味成分も出ますし、代用となるものは意外に多いですよね。
さっと使えて便利な昆布茶やほんだしなどは、日持ちもするので、一つ置いておくと、いざというときに役立ちそうですね。