健康維持や美容に良い効果が期待できる粕汁!最近ではSNSでも人気が高まっているので、興味がある方も多いと思います。
「早速酒粕を買って作ってみたけど大量にできてしまって飲みきれない!」
そんな時のために、粕汁の保存方法と日持ちをご紹介します。
手作りの粕汁の日持ちは、冷蔵で3日~4日。冷凍の場合は2週間程度です。
粕汁の材料である酒粕は賞味期限が長い食品ですが、市販の物は「未開封の状態」での賞味期限が記載されています。開封後は冷凍保存がおすすめ!
粕汁の栄養も一緒に見ていきましょう!
粕汁には体に嬉しい効果がいっぱい!
粕汁に入れる酒粕には、体に嬉しい栄養がたっぷり!
酒粕には、お肌に良いビタミンB群をはじめ、腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖、貧血予防に良い葉酸も豊富に含まれています。
また、酒粕に含まれる「アデノシン」という成分には血管拡張作用があり、冷え性、肩こり、肌荒れ、むくみなどに良い作用があると言われています。
これらの栄養素だけでなく、酒粕には、麹菌や酵母、これらの菌類が作り出した成分がたくさん含まれています。
加えて、具材の野菜や魚も摂取できるので、粕汁は体に優しい栄養ドリンクとも言える料理ですね!
*酒粕のアルコール分に注意!
酒粕にはアルコール分が残っています。子ども、妊娠中の方等は注意してください。また、加熱が不十分な粕汁を食べた後は運転はやめましょう。
粕汁の保存方法別の日持ち
*冷蔵保存する場合
家庭で作った粕汁の日持ちは、冷蔵で3日~4日が目安です。
食べる前には必ずしっかり沸騰するまで温めなおしましょう。
冷蔵庫で保存した場合は、毎日「火入れ」という作業を行う必要があります。火入れとは、煮物などを保存する際に、火にかけて沸騰させ、殺菌する作業のことです。
火入れを行うことで、保存している間に繁殖した雑菌をある程度殺菌することができるので、火入れをしない場合よりも安全に保存できます。
*冷凍保存する場合
冷凍保存する場合の日持ちは2週間~4週間程度です。
冷凍保存する際に注意してほしいのが、冷凍には向かない具材!
大根、こんにゃく、豆腐などは冷凍すると食感が変わってしまいます。これらの食材は冷凍する前に取り除きましょう。
冷凍、冷蔵、いずれの保存方法の場合でも、食べる前には必ず再加熱してください。
酒粕の保存方法は冷凍がおすすめ!
粕汁を作るために買った酒粕。大家族でもない限り、1回で使い切ることはなかなか難しいですよね。
酒粕の賞味期限は常温で3ヵ月ほどと記載されていることが多いですが、これは「未開封」の状態での賞味期限です。開封して雑菌が入ったり乾燥したりする状態では、日持ちしません。
しばらく食べない場合は、冷凍保存がおすすめ!
密閉袋に入れて、空気を抜いて冷凍します。保存期間は1年ほどと言われていますが、長期間冷凍庫で保管すると冷凍庫内の匂いが移ってしまい、風味に影響しますので、なるべく早めに食べきるのが良いでしょう。
*酒粕は冷凍しても硬くならない!
酒粕は味噌と同じように、冷凍しても硬くなりにくいです。
冷凍保存した酒粕は解凍しなくても切ったり割ったりできます。
手でちぎることもできますが、雑菌がついてしまわないように注意が必要です。
粕汁の日持ちはどれ位?【まとめ】
保存方法と日持ちを中心に粕汁についてまとめました!
粕汁の日持ちは、冷蔵で3日~4日、冷凍で2週間~4週間程度です。冷蔵する場合は、毎日火にかけて沸騰させる「火入れ」を行ってください。
冷凍保存する際に特に注意してほしいのが、粕汁の中の具材です。大根、こんにゃく、豆腐などは、冷凍すると食感が変わってしまいます。これらの具材は冷凍する前に事前に取り除きましょう。
酒粕は賞味期限が長い食品ですが、パッケージに記載されているのはあくまで未開封の状態での賞味期限なので、注意が必要です。
余ってしまった酒粕を保存する場合は冷凍がおすすめ!酒粕は冷凍しても硬くなりにくいので、解凍しなくても適量切って使えます。