みりんにはアルコールが含まれているので、アルコールに弱い方、妊婦さん、お子様は気をつけないといけません。
本みりんは、料理の時にもアルコールを飛ばすための煮切りという作業が必要になりますが、煮切りしないとアルコールが残ったままになります。
そうなると、みりんの入った料理を食べた後に運転をしたら、飲酒運転になってしまうのでしょうか?
ここでは、みりんで飲酒運転になるのかどうかを解説していきたいと思います。
みりんはアルコール?
みりんのアルコール度数は約14度ほどと言われています。
これってお酒で考えると結構強い度数になりますよね。
本みりんは、もともと酒類に分類されるので、料理に使う場合は「煮切り」といい作業でアルコールを飛ばす必要があります。
この、煮切りをしないでみりんを摂取すると、アルコールに弱い方や妊婦さん、お子様はアルコールを摂取した状態になり、具合が悪くなってしまいます。
ただし、煮物など、火を通してある料理なら、火を通した時にアルコールが飛んでいるので、そこまで心配する必要はありません。
みりん風調味料、ならアルコール度数は低く、煮切りしなくても大丈夫なのですが、本みりんは酒類に分類されるため、アルコールと認識していいと思います。
みりんで飲酒運転や違反になる?
アルコール度数が14度となると、ちょっと舐めただけでも酔ってしまう人もいそうですよね。
確かに、においも本みりんとみりん風調味料では違います。
本みりんは、アルコールのにおいがつんとしますもんね。
現に、酒気帯び運転として飲食店経営者の方が逮捕された事例もあるそうです。
事実はわかりませんが、その方は、料理酒とみりんを使った料理の味見をしただけ、と言っているそうです。
そんなことで逮捕されたり違反キップ切られたりは正直しんどいですよね。
体質にもよりますが、みりんを使った料理を味見したり、食べたりした後に運転をし、万が一検問に引っかかった!などで検査をされて、アルコール検知されてしまう場合も、ないとは言いきれなさそうです。
ただ、ほとんどが火をとおす料理であったり、火を通さずタレやつゆなどで使う時もありますが、大体は蒸発するのでそこまで心配する必要はなさそうです。
よっぽどないとは思いますが、本みりんをそのまま飲まない限り、飲酒運転の違反で捕まることはなさそうです。
どうしても飲酒運転が心配、アルコールが怖い、という方は、家ではしっかり煮切りをするか、みりん風調味料を使うといいと思います。
みりんはお酒として飲めるの?
みりんは、お米からできたお酒で、米由来のまろやかな甘味が感じられるので、昔は甘いお酒として、女性やお酒の弱い方を中心に飲用されていたようです。
また江戸時代には、砂糖が貴重だったので、お酒のかわりにみりんを飲んでいたとも言われています。
ただ、みりんは基本的に飲用として作られていないので、飲むことはお勧めしません。
やはりみりんは調味料として使うべきものなのです。
でも、やはりアルコールが入っていて、昔はお酒の変わりに飲まれていたことを考えると、みりんのアルコールを飛ばさずに口にすると、アルコールを摂取したことにはなってしまいそうですね。
みりんはアルコール?運転は大丈夫なの【まとめ】
みりんを使った料理を食べただけでは、飲酒運転にはなりませんが、煮切りせずに使ったりすると、場合によってはアルコールが検知されてしまうこともありそうです。
ドレッシングやめんつゆ、おひたしなどでみりんを使う場合には、しっかりと煮切りして使うことが大切ですね。
かといって、神経質にならなくても、大抵の料理の過程でアルコールは抜けていくので、そこまで心配する必要はなさそうです。
ただし、お子様や妊婦さん、お酒が弱い方は、煮切りせずにそのままのみりんを使うことは避けてくださいね。
煮切りするのが面倒な方は、みりん風調味料を使うようにするといいですよ。