味醂干しの黄金比を覚えよう!美味しい作り方をご紹介します
魚の干物の中でも、すでに味付けがしてあって、お子様にも人気の味醂干し。
スーパーにも売られていますが、実は自宅でも意外と簡単に作れちゃいます。
この記事では、味醂干しのタレの黄金比を覚えていただき、簡単に美味しい味醂干しが作れるように作り方もご紹介していきたいと思います。
味醂干しには栄養がたっぷり
魚の味醂干しには、魚本来の旨みや栄養素がぎっしり凝縮されています。
人間の体になくてはならないタンパク質、骨を形成するカルシウムやビタミンDが豊富なのです。
他にも、塩分を排出するカリウム、動脈硬化の予防をするEPA、認知症予防のDHAなど、いいものづくしです。
特に今回ご紹介するのが、ご家庭で作る味醂干しです。
スーパーで売られている味醂干しは、タレに着色料が入っていたりするので、添加物が入っています。
しかし、ご家庭で作る味醂干しなら、着色料を入れないので、無添加でお子様にも安心です。
味醂干しの基本的な作り方
まずは、醤油:みりん:日本酒=4:3:2のタレの黄金比を覚えてください。
この比率が、基本になります。
もう少し甘いのが好きな方は、みりんを増やすか、砂糖を少し加えてみてください。
この黄金比に従った調味料を鍋に入れて、アルコールを飛ばしてください。(煮切りと言います)
その間に、魚に塩をふり、水分が出てきたらキッチンペーパーで拭き取っておきましょう。
しっかり粗熱を取ったら、保存袋やバットに入れて、そこに魚を漬けます。
(魚は、3枚おろしにするか、3枚おろしになっている魚を購入してください。)
魚は、重ならないように置いて、たまに表裏を変えて漬けると、しっかりと漬け込みます。
漬け時間は大体、半日から1日ほど、冷蔵庫でしてください。
漬け終わったら、干す前に汁気を拭き取って、天気の良い日に天日干しです。
乾かし方は、新聞紙に載せても、ざるでもOKです。
お好みで、天日干しするときに白胡麻をふりかけておくのもいいですよ。
表面を触ってみて、手に調味料がつかなくなったら完成です。
ふっくら感が欲しい方は、調味料が少し手につく程度でも大丈夫です。
逆に、歯応えを楽しみたい方は長めに天日干しするといいですよ。
通常、20度前後で2時間ほどでできますが、夏場はもう少し早くできると思います。
作った味醂干しは、冷蔵庫で5日ほど、冷凍保存なら2週間ほど持ちます。
1つずつラップに包んで置くと、次に使うときに楽ちんです。
また、ブリやアジなら、天日干ししなくても漬けておくだけで味醂干しができますよ。
美味しい味醂干しの作り方
味醂干しを作るときに、少しコツがあります。
まずは、魚のわたや血を残さないことです。
結構これが面倒なので、魚を捌いたことない方は、すでに開いている魚を購入するか、スーパーによっては鮮魚コーナーで捌いてくれるので頼むといいですよ。
そして大事なのが、天気の良い日を選んで干すことです。
梅雨の時期などは乾燥させている間にカビて腐ってしまうことがあります。
味醂干しをしたいときは、梅雨の時期や雨の日を避けて、ピーカン晴れの日を狙うといいですね。
味醂干しに適した魚は?
味醂干しはいろんな魚でできます。
よくスーパーで見かけるのは、いわし、あじ、サバ、アマダイなどだと思います。
(地域によって違うかもですが)
それ以外でも、カマス、タチウオ、カワハギ、サヨリ、キス、シシャモなどの魚でもできます。
ご家庭で作る味醂干しだと、ご自身の好きな魚で作れるのでいいですよね。
釣りが好きな方は、釣った魚を味醂干しにしたりもいいですね。
味醂干しの黄金比【まとめ】
難しそうだな、面倒そうだなと思う味醂干しでも、一度やるとできちゃうものです。
味醂干しのタレの黄金比を覚えて、是非自家製の味醂干しを作ってみてください。
魚をおろすのが苦手な方は、今はスーパーの鮮魚コーナーでも頼めばおろしてくれるところもあるので、好きな魚で味醂干しを作ってみてくださいね。