味噌の種類、だし入りとだしなしの違いは何?だし入りは良くないの?
近年、スーパーでも味噌の商品の種類って増えましたよね。
メーカーの違いや減塩のものもありますが、だし入りの味噌もよく見かけますよね。
ところで、だし入りの味噌と、そうでない味噌の違いとはどんなものでしょうか。
今回は、味噌のだし入りとそうでないものの違いについて解説しました!
味噌のだし入りの違いとは?
だし入り味噌と添加物が入っていないだしなし味噌の違いは、原材料になります。
作り方はほとんど同じなのですが、最後にだしの素になる調味料を加えるのが、だし入りの味噌となります。
では、なぜだし入り味噌は添加物を入れるのか?
それは、味付けや品質を保つためです。
また、だし入りなので、カツオや昆布などのだしがもともと入っている分、味噌汁を作るときにだしを取る手間がかかりません。
反面、だしなしの味噌はだしが入っていないので、味噌汁を作るときはだしを取る必要があります。
しかし添加物が入っていない分、味噌本来の味を楽しめるため、旨みがあります。
だし入り味噌は体に良くない?
だし入り味噌は、だしを取る必要なく使えるので、時短にもなりますし、簡単な調味料として使いたいところですが、実は、体に良くないと言われています。
それは、食品添加物が多く含まれているからです。
主に含まれているのが、酒精、調味料(アミノ酸)、保存料です。
酒精は、味噌の発酵で出る炭酸ガスを抑え、容器が膨らまないようにしますが、酵母の発酵を止めてしまいます。
アミノ酸はうまみ成分ですが、摂取し続けると味覚がおかしくなると言われています。
より濃い味を求めるようになり、塩分過多につながってしまいます。
せっかく味噌に含まれる酵母菌も、働かなくなってしまったら味噌の健康効果がなくなってしまいます。
体にいい味噌を使いたいなら、だしなしの味噌を選んでくださいね。
味噌の賞味期限
買ってきた味噌のラベルを見てみると、賞味期限には「未開封の状態で美味しく食べられる期間」と書いてあることがあります。
味噌は、開封した時点で劣化が進んでしまうので、開封したら冷蔵庫か冷凍庫保管して、出来るだけ早く食べるようにしてください。
また、だし入り味噌は、味噌の原料の大豆、米、食塩の他に、添加物が加えられているので、その分カビやすくなってしまいます。
だし入り味噌の場合は、開封したら、賞味期限に関わらず、3ヶ月以内に食べるようにしてください。
逆に、だしなしの味噌で、塩分濃度が8%を超えるものは1年以上持ちます。
※賞味期限が過ぎたらどうなるの?
だし入り味噌は、開封すると味噌の色味に違いが出てくるので判断が難しくなりますが、1ヶ月程度であれば味噌は食べられます。
表面に白いカビがつくことがありますが、これも、白い部分を取り除けば食べられます。
また、汁っぽいものが出てくることがありますが、こちらも味噌の成分が分離しただけなので、混ぜて食べれば問題ないです。
味噌はもともと長期保存できる保存食なので、賞味期限が少し過ぎただけなら問題なく食べられます。
しかし、だし入り味噌は塩分が低いので異臭がするようであれば食べないようにしてください。
本物の味噌を見極めるポイントは?
だし入りの味噌は、添加物が入っているので体に良くないとも聞きます。
では、無添加の味噌ならなんでもいいのか?というわけでもありません。
無添加の味噌でも、実は加熱殺菌処理されいるものがあります。
なぜ加熱殺菌するかというと、容器の膨張を防ぐためですが、これでは本物の味噌とは言えません。
本物の味噌を見極めるためには、「無添加、呼吸口付、長期熟成、要冷蔵」であるかどうかです。
呼吸口というのは、ガス抜きのための小さな穴になります。
大体呼吸口は、フタの上部についているので、この穴があればあたりです。
また、長期熟成、要冷蔵のものを選ぶことをおすすめします。
味噌のだし入りの違いとは?【まとめ】
今回は、だし入り味噌とだしなし味噌の違いを紹介していきました。
せっかく味噌を食べるのなら、ちゃんと味噌の働きを得て健康食として使いたいですよね。
色々な味噌がスーパーで売られていますが、安いからと手に取るのではなく、添加物などの成分をしっかり確認して、体にいい味噌ライフを送ってください。