日本を代表する健康食、味噌汁は、栄養面でも良いことはよく聞きますよね。
実は、そんな味噌汁でも組み合わせるとngな具があることを知っていましたか?
腸の健康のために毎日でも食べたい味噌汁ですが、組み合わせを間違えると逆効果なものもあります。
今回は、味噌汁のngな組み合わせや食べ合わせを紹介していきたいと思います。
味噌汁に入れない方がいい具
味噌汁は、消化管をゆっくりと通過する「スローな食品」と言われています。
逆に、消化管を早く通過するのが「ファストな食品」です。
この2つを組み合わせてしまうと、腸の詰まりを起こす原因になります。
※かぼちゃ
豚汁などでも入れやすいかぼちゃは、実は味噌汁にはngな具なのです。
野菜の中でも、ファストな食品の代表となります。
他にも、トマト、パプリカ、シシトウなどがありますが、これらは味噌汁に入れることはほとんどないと思います。
味噌汁に辛味はng
味噌汁や豚汁に一味や七味唐辛子を入れる人は多いと思いますが、実は唐辛子も「ファストな食品」となるので味噌汁とはngな組み合わせになります。
もちろん、おかずに辛味のものを持ってくるのもngです。
せっかく腸にいい味噌汁が、唐辛子を使った料理との食べ合わせで腸を詰まらせてしまうことがあります。
できれば、味噌汁を食卓に出す時は、唐辛子を使っていないおかずを食べ合わせるといいですよ。
ですが筆者もよく、味噌汁や豚汁に唐辛子を入れたくなります。
どうしても辛味が欲しい場合は、生姜を入れることをおすすめします。
生姜は消化を促進し、免疫力を高めてくれるので、味噌汁に入れればより健康食になりますよ。
味噌汁との相性が良くない食べ合わせ
味噌汁にご飯は定番ですが、そのご飯のお供になるものにも、実はngな具があるのです。
※梅干し
梅干しはフルーツに分類されるのですが、こちらも「ファストな食品」となり味噌汁とは相性が良くありません。
温かいご飯のお供にしたいところですが、味噌汁を食べる時には梅干しは避けたほうがよさそうです。
※あさりの味噌汁と玄米
どちらも健康に良いので栄養面で良さそうな組み合わせですが、実は良くない食べ合わせなのです。
鉄分がたっぷり入っているあさりですが、玄米と一緒に食べてしまうと、玄米に含まれているフィチン酸や食物繊維が、鉄分の吸収を妨げてしまいます。
あさりの味噌汁を食べるときは、白米で頂くようにしてください。
味噌汁の具の組み合わせでのngとは?
ワカメや豆腐の味噌汁にみなさん何を入れますか?
色々あると思いますが、ネギを入れるという方は多いと思います。
実は、このワカメや豆腐と、ネギがしてはいけないngな食べ合わせなのです。
なぜかというと、ネギに含まれる硫化アリルという成分が、ワカメや豆腐に含まれるカルシウムの吸収を妨げてしまうからなのです。
では、ワカメや豆腐の味噌汁にはどんな具が組み合わせ的にいいかも紹介します。
※シイタケやシメジ
シイタケやシメジにはビタミンDが含まれており、このビタミンDがカルシウムの吸収を助けてくれます。
※セロリ
味噌汁にセロリはあまり馴染みがありませんが、セロリには、ワカメと同じようにカリウムが多く含まれているので、塩分やプリン体などの老廃物の排泄をスムーズにしてくれます。
セロリと味噌の相性はいいので、味噌汁に入れても食感もよくて美味しそうですね。
※どうしてもワカメとネギを組み合わせたい人は?
出汁を入れた時にネギを入れて煮立たせれば、硫化カリウムは熱に弱いので、カルシウムの吸収を邪魔しなくなるようです。
味噌汁の具の組み合わせのNGとは?【まとめ】
いかがでしたか。
栄養面を気にして味噌汁を食べる方は多いと思いますが、組み合わせや食べ合わせによっては逆効果になることがあります。
だからといって神経質になることはありませんし、絶対ng!というわけではありませんが、覚えておくと、今後味噌汁を作るときに役立ちますので、是非覚えておいてくださいね。