和食の超定番の味噌汁。
味噌汁を作るとき、水の量と味噌の量が丁度よい仕上がりになっていますか?
水の量が多くなりすぎて、捨ててしまったり、味噌汁が水っぽくなったり…と味噌汁を上手に作れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
味噌汁の水の量と味噌の量の分量を知れば、誰でも簡単に味噌汁を作れるようになれますよ!
おいしい味噌汁を作るには、水の量200mlに対して味噌の量は大さじ1杯分が適度な量です。
人数に合った味噌汁の水の量と味噌の量や、計り方についてご紹介しましょう!
Contents
味噌汁の水の量は何ミリリットルが適切?
人数ごとの味噌汁の水の量と味噌の量
味噌汁の水の量は1人分につき200mlです。
味噌汁に使う水の量の7~8%が味噌の量と言われています。
水の量が200mlの場合、味噌の量は14ml~16mlです。
大さじ1杯は15mlですので、水の量200mlに対して、味噌の量は約大さじ1杯分ということになります。
2人分、3人分の味噌汁の水の量と味噌の量は、次のようになります。
2人分→水の量400mlに対して、味噌の量大さじ2杯分
3人分→水の量600mlに対して、味噌の量大さじ3杯分
味噌汁を作るときの水の量と味噌の量の計り方
味噌汁の水の量と味噌の量を計るには、次の調理器具を使うと便利です。
*計量スプーンと計量カップを使って計る
計量スプーンと計量カップを使うと、正しく計ることができます。
計量の単位が「ml」ではなく、「cc」で表示されているものがありますよね。
「ml」と「cc」は同じですので、分量を変える必要はありません。
「cc」で表示されていても「ml」と同じ分量で計っても大丈夫ですよ!
*キッチンスケールを使って計る
キッチンスケールも正しく計ることができますね。
キッチンスケールの場合は「グラム」に換算しないといけません。
1人分の水の量200mlの重さは200gです。
味噌の場合、1人分の味噌の量大さじ1杯分は15mlですが、グラムに換算すると18gになります。
キッチンスケールを使うとき、計量に使う容器をのせたら、容器の重さを換算しないように目盛を「0」にしておきましょう。
容器の重さを除いておくことで、より正確に水の量と味噌の量を計ることができますよ。
*お玉と指を使うとより簡単に計れる
計量スプーンや計量カップ、はかりがないときや、調理器具を出すのが面倒という場合は、お玉と指で水の量と味噌の量を計ることができます。
普通のお玉は1杯あたりの水の量は約100mlです。
お玉2杯の水を入れると、1人分の水の量になります。
味噌の量を計るときは、親指と人差し指をくっつけて丸を作りましょう。
丸の大きさが大さじ1杯分の量となります。
お玉と指を使った計り方は簡単ですが、あくまで目安としての計り方です。
味噌汁の水の量と味噌の量をお玉と指で計るときは、微調整をしながら入れましょう!
味噌の種類や具材によって味噌汁の水の量と味噌の量が違う
冒頭で味噌汁を作るとき、1人分は水の量200mlに対して、味噌の量は大さじ1杯分が適度な量とお伝えしました。
使う味噌の種類や具材によって、味噌汁を作るときの水の量と味噌の量に違いがあります。
*米味噌を使う場合
米味噌は大豆、米麹、塩から作られています。
一般的によく使われているのは、米味噌です。
米味噌は甘口から辛口までいろんな味わいがあります。
米味噌を使うときは、1人分の水の量200mlに対して、味噌の量は大さじ1杯分が適度な量です。
*豆味噌を使う場合
豆味噌は大豆、豆麴、塩から作られています。
中部地方でよく使われている味噌です。
コクと酸味と渋みのある、独特な風味があります。
豆味噌は見た目が濃いので、味も濃いと思われがちです。
塩分は米味噌と同じで甘みは少ないので、豆味噌を使うときも、米味噌を使うときと同じ分量でよいといえます。
*麦味噌を使う場合
麦味噌は大豆、麦麴、塩から作られています。
四国・九州地方でよく使われている味噌です。
口あたりが柔らかく、甘い味わいで、米味噌や豆味噌に比べるとあっさりしています。
麦味噌を使うときは、1人分の水の量200mlに対して、味噌の量は大さじ1杯よりやや多めが適度な量です。
*味噌汁に豆腐や大根を具材として使う場合
豆腐や大根は水分が多い食材なので、味噌汁に入れると水っぽくなりがちです。
豆腐や大根を味噌汁に使うときは、味噌の量を適度な量よりも若干多くに入れることをおすすめします。
味噌の量を若干多くに入れることで、味噌の風味をしっかりと味わうことができるのです。
豆腐を具材に使うときは、キッチンペーパーなどでしっかり水切りをしておきましょう。
豆腐の水気をしっかり取っておくことで、よりおいしい味噌汁になりますよ!
味噌汁の水の量は何ミリリットルが正解?【まとめ】
味噌汁を作るとき、水の量と味噌の量の人数にあった適度な量と、計り方についてご紹介してきました。
1人分の味噌汁は、水の量200mlに対して、味噌の量は大さじ1杯分が適度な量です。
2人分、3人分の場合は1人分の分量に、人数を掛けた量が適度な量になります。
計量スプーンや計量カップ、キッチンスケールを使うと正しく計れるので、いつも一緒の味噌汁を味わうことができますよ。
お玉と指を丸めた分量で計るのも、きちんとした計り方ではありませんが、簡単なので試していただきたいです。
「適度な量」とお話ししてきましたが、ご紹介した分量のままで味噌汁を作ると、辛くなってしまうことがあります。
2人分、3人分と数が増えるときは、最初味噌を適度な量よりも気持ち少なめに入れましょう。
少しずつ味噌の量を調節すると、納得のいく味噌汁が作れますよ!