すき焼きに入れる緑の野菜といえば、定番は春菊です。
独特の香りがすき焼きの甘辛い味とよく合いますが、香りのクセが強いため「苦手」という人も少なくありません。特に子どもは食べにくいと感じることも多い野菜です。
そんなときは、無理に春菊を使わなくても大丈夫です。
すき焼きには春菊の代わりになる野菜もいくつかあり、家庭によっては別の野菜を入れる方が食べやすい場合もあります。
この記事では、すき焼きに春菊の代わりとして使える野菜や、それぞれの特徴、入れるときの注意点について分かりやすく解説します。
すき焼きに春菊を入れる理由

すき焼きに春菊が入るのは、彩りだけが理由ではありません。
春菊には独特の香りがあり、甘辛い割り下や牛肉の脂と組み合わさることで、鍋全体の味をさっぱりと整える役割があります。
濃い味になりやすいすき焼きの中で、春菊の香りがアクセントになるため、昔から定番の具材として使われてきました。
ただし、この香りが苦手という人も多いため、家庭によっては小松菜やほうれん草などクセの少ない葉物野菜で代用することもあります。
すき焼きの春菊の代わりにおすすめの野菜

すき焼きに春菊の代わりとして使いやすい野菜は、次のようなものです。
- ほうれん草
- 小松菜
- 豆苗
どれもスーパーで一年中手に入りやすく、価格も比較的安定している野菜です。
緑の彩りもきれいで、すき焼きの具材として違和感なく使えます。
春菊は独特の香りが特徴ですが、これらの野菜はクセが少ないため、春菊が苦手な人や子どもでも食べやすいというメリットがあります。
煮込んでも色が変わりにくいのは小松菜と豆苗

すき焼きに入れる緑の野菜は、見た目の彩りも大切です。
しかし、野菜によっては煮込むと色がくすんでしまうことがあります。
その点、小松菜や豆苗は比較的色が変わりにくい野菜です。
すき焼きのように煮ながら食べる料理でも、緑色がきれいに残りやすく、見た目も華やかになります。
特に豆苗は価格が安く、スーパーでも手に入りやすい野菜です。
ビタミン類や葉酸、食物繊維なども含まれており、栄養面でも春菊の代用として十分に役立ちます。
クセが少ない味なので、すき焼きの甘辛い味付けともよく合います。
ほうれん草を使う場合は下茹でが必要

春菊の代わりとしてよく使われる野菜に、ほうれん草があります。
ただし、すき焼きに入れる場合は必ず下茹でしてから使うことが大切です。
ほうれん草には「シュウ酸」という成分が含まれています。
この成分はえぐみや苦みの原因になり、歯がキシキシするような感覚を生むことがあります。
シュウ酸は水に溶けやすいため、軽く茹でて水にさらすことである程度取り除くことができます。
もし生のままほうれん草をすき焼きに入れてしまうと、えぐみが鍋の中に広がり、すき焼き全体の味に影響することがあります。
そのため、ほうれん草を使う場合は
1分ほど下茹で
↓
水にさらす
↓
水気を絞ってから鍋に入れる
という手順で使うと安心です。
下茹での手間を省きたい場合は、ほうれん草ではなく小松菜や豆苗を使う方が手軽です。
春菊が苦手なら「サラダ春菊」という選択もある

春菊の独特の香りが苦手な人も多いですが、実は春菊には「サラダ春菊」と呼ばれるタイプもあります。
若採りの春菊で葉が柔らかく香りも弱いため、生でも食べられるのが特徴です。
普通の春菊よりクセが少ないため、春菊が苦手な人でも食べやすいことがあります。
スーパーによっては「サラダ春菊」「ベビー春菊」などの名前で販売されていることもあります。
春菊の香りが苦手な場合は、代わりの野菜を使うだけでなく、こうした種類を試してみるのも一つの方法です。
春菊の代わりに入れても美味しい野菜
春菊の代わりになる野菜は、ほうれん草や小松菜、豆苗だけではありません。
すき焼きは甘辛い割り下で煮る料理なので、ある程度味が染みる野菜であれば意外と多くの食材が合います。
ここでは、春菊が苦手な人でも食べやすく、すき焼きにもよく合う野菜を紹介します。
水菜

水菜はクセが少なく、シャキシャキとした食感が特徴の野菜です。
関西の鍋料理ではよく使われる野菜で、すき焼きに入れても違和感はありません。
春菊ほど香りが強くないため、野菜のクセが苦手な人でも食べやすいのがメリットです。
ただし水菜は火を通しすぎると柔らかくなりすぎるため、鍋の最後に入れてさっと煮る程度にすると食感が残ります。
白菜

白菜は鍋料理の定番野菜で、すき焼きにもよく合います。
割り下を吸った白菜は甘みが出て、とても食べやすい具材になります。
特に春菊の香りが苦手な子どもがいる家庭では、春菊の代わりに白菜を多めに入れるというケースも少なくありません。
葉の部分はすぐに火が通るので、煮込みすぎないようにするのがポイントです。
キャベツ

キャベツも春菊の代わりに使える野菜の一つです。
火を通すと甘みが出るため、すき焼きの甘辛い味付けともよく合います。
特に春キャベツのような柔らかいキャベツを使うと、より食べやすくなります。
ただしキャベツは水分が多いため、入れすぎると割り下が薄まることがあります。
最初から大量に入れるのではなく、様子を見ながら追加するのがおすすめです。
長ねぎ

すき焼きでは白ねぎを入れる家庭も多いですが、長ねぎは春菊の代わりの緑野菜としても使えます。
焼いてから煮ると香ばしさが出て、甘みも強くなります。
ねぎが好きな人なら、春菊の代わりにねぎを多めに入れるのもおすすめです。
特に関東風のすき焼きでは、長ねぎは非常に相性の良い具材です。
まとめ
すき焼きの春菊は定番の具材ですが、必ずしも入れなければならないものではありません。
春菊が苦手な場合は
・ほうれん草(下茹でして使用)
・小松菜
・豆苗
などの野菜で十分代用できます。
特に小松菜や豆苗は下処理も簡単で、煮込んでも色が変わりにくいため、すき焼きの具材として使いやすい野菜です。
また、春菊の香りが苦手な場合は、クセの弱い「サラダ春菊」を試してみるのもよいでしょう。
家庭の好みに合わせて具材を工夫すると、すき焼きはもっと食べやすく楽しめます。
