納豆を食べた後の臭いは本人よりも周りの方が気にするかもしれません。特に納豆が苦手な人にとってはそばに寄りたくないというのもわかります。
すぐに歯を磨ける環境にあれば良いのですが、納豆を食べてすぐに人に会うことになった時は臭いをどうやって消すか困ってしまいます。
納豆の臭いの原因物質は、発酵の段階で発生する「アンモニア」です。
アンモニアが主な原因になる独特の臭いは、納豆を食べた直後には口の中に残っていますが、時間が経つと自然に消えていきます。
急いで臭いを消す必要がある時や、時間がない場合は牛乳や緑茶を飲む、ガムやミントタブレットも有効です。
納豆の臭いは、人によっては気にし過ぎなのかも知れませんが、それでもすぐに対応できる方法を紹介していきたいと思います。
納豆はなぜ臭うのか
※発酵によるアンモニアが原因
納豆は、蒸した大豆に納豆菌を合わせて発酵させて作られます。
今では機械化されていますが、昔は蒸した大豆を稲わらでできた「つと」という入れ物で包むことで、わらに付いている納豆菌の働きで発酵させていました。
わら納豆が今も道の駅や物産展などで売られているのもこの名残です。
発酵の過程で、納豆菌が大豆のアミノ酸を分解することによりアンモニアが発生します。
アンモニアというとツンとくる臭いを連想させますが、納豆の臭いはアンモニアだけが原因ではありません。
他には「ピラジン」「ジアセチル」といった臭いをもつ物質も発生し、さまざまな臭いが絡み合ってあの独特の臭いを生み出します。
※食べた後の臭い
納豆を食べるとしばらくの間、臭いが口の中に残ります。
歯磨きやうがい、マウスウォッシュによって臭いを消すことができますが、すぐに対応できない場合もあると思います。
例えば、会社の昼休みに席で納豆巻きを食べていたらお客さんが来てしまった時など、ちょっと気まずいですよね。
納豆が苦手な方なら、回転寿司で相手が納豆巻きを食べている時に会話をするのが苦痛かも知れません。
自然に消えるとはいえ、やはり気になりますよね。
※食べた後の部屋の臭い
個人的な話ですが、私は子供の頃納豆が苦手でした。
給食で納豆が出ると、教室に臭いが充満して苦痛に感じたのを覚えています。
納豆を食べると周囲に臭いでわかるので、苦手な人にとっては同じ部屋で食べてほしくないくらいですよね。
とはいえ、納豆の残り香も長続きはしませんし、換気をすれば問題ありません。
納豆の臭いをすぐに消す方法
※歯磨きやうがい、ガムで解決
納豆の臭いをすぐに消すためには、歯磨きやうがい、マウスウォッシュが確実です。
水道が近くにない時は、ガムやミントタブレット、飴があれば大丈夫です。
職場ならすぐに対応できますし、ガムやタブレットを常備しておくと安心です。
※牛乳や緑茶で臭い消し
納豆を食べて口の中に臭いが残っている場合は、牛乳もおすすめです。
牛乳のタンパク質や脂質が臭い成分を包み込んでくれるので、食べながら、または食後に牛乳を飲むことで口臭が軽減できます。
また、緑茶に豊富に含まれるカテキンも消臭効果があり、納豆の臭いを消すことに役立ちます。
納豆の臭いを消す方法【まとめ】
納豆は手軽で美味しく栄養豊富ですが、食べた後の臭いが気になりますよね。
特に納豆は苦手な人も多いので、好きな人は食べていても気付かず、苦手な人はそばで食べられるのも嫌というほどですよね。
納豆を食べて口に残った臭いを消す方法は、歯磨き、うがい、マウスウォッシュ等は即効性があり有効です。
すぐに歯磨きが出来ない状態であれば、ガムやミントタブレット類もおすすめです。
同じように臭いをカバーする飲み物としては、牛乳や緑茶があります。
緑茶ならペットボトルで持ち歩いている人も多いので、こまめに飲むと良いでしょう。
納豆の臭いは人によって感じ方もそれぞれですが、人と会う時など納豆が原因の口臭を消す方法を覚えていると、苦手な人がいてもスマートに対処できますよね。
納豆好きさんの参考になれば嬉しいです。