肉じゃがはにんじんの切り方で違いが出る？！切り方のタイプとコツを解説。

肉じゃがといえば、ホクホクとして煮汁の味が染みたおいしさが人気の和食。

特に肉じゃがのにんじんは彩りが食欲をそそり、口に含んだとき柔らかく甘みを感じます。

肉じゃがでは脇役のにんじんですが、肉じゃがはにんじんの切り方で出来上がりが変わるのです！

にんじんは下部から上部に向かって繊維が入っています。

繊維を断つことで味の染み込みやすさが変わるのです。

にんじんの切り方のタイプとコツについて、解説していきましょう！

肉じゃがの人参の4つの切り方

肉じゃがのにんじんの切り方は様々ですが、よく使われている4つの切り方をご紹介します。

*にんじんの乱切りが肉じゃがに１番向く

にんじんを乱切りにすると、表面積が広くなり、火の通りがよくなります。

煮汁が染み込みやすく、煮くずれもしにくくなるのです。

乱切りは形や食感を活かすので、肉じゃがのにんじんの切り方として1番向くといえます。

大きさはほかの具材に合わせて切るようにしましょう。

【乱切りの方法】

1.にんじんを横向きに置き、にんじんの下部を左ななめ４５度に切りましょう。

2.にんじんを手前に９０度回し、切り口を上に向け、左ななめ４５度に切ります。

3.３の切り方を繰り返す。

にんじんが大きい場合は、縦に切ってから乱切りにしましょう。

*にんじんの輪切りは厚さ次第で味が変わる

にんじんの輪切りは繊維を断つので、柔らかくなります。

にんじんは元々固くて火が通りにくいのです。

薄く切ると、火が通り過ぎて煮くずれし、味が染みすぎてしまいます。

厚く切ると、火が通らず固くて味も染みません。

１ｃｍ程度の厚さに切るとよいでしょう。

【輪切りの方法】

1.にんじんを横向きに置き、下部から1ｃｍの厚さに切っていきましょう。

*にんじんの半月切りは食べやすい大きさ

にんじんの半月切りも繊維を断つので、柔らかくなります。

火の通りも早く、食べやすい形です。

火が通りやすいですが、あまり大きく切るのはおすすめしません。

１～１．５ｃｍ程度の大きさがよいでしょう。

【半月切りの方法】

1.にんじんを置き、縦半分に切りましょう。

2.下の部分から１～１．５ｃｍ程度の大きさに切っていきます。

*にんじんのいちょう切りも食べやすい大きさ

いちょう切りも火が通りやすく、味も染み込みやすいです。

他の具材とも大きさを合わせやすく、食べやすい形に切れます。

厚さは１．５～２ｃｍ程度がおすすめです。

【いちょう切りの方法】

1.にんじんを縦半分に切り、半分に切ったにんじんを同じく縦半分に切りましょう。

2.１．５～２ｃｍ程度の厚さに切っていきます。

にんじんが苦手なお子さんには小さめの切り方にする

にんじんが苦手というお子さんもいらっしゃいますよね。

私自身、子供の頃はにんじんが苦手でした。

にんじん独特の風味が受け入れにくい原因ではないかと考えられます。

にんじんは彩りがよく、栄養もあるので、ぜひお子さんにも食べていただきたいですね。

にんじんが苦手なお子さんには、さいの目切りのような小さい切り方が、肉じゃがのにんじんの切り方としてよいです。

さいの目切りのにんじんを下茹でしておくと、にんじん独特の風味も弱まり食べやすくなりますよ。

１ｃｍ程度の大きさに切るのがよいでしょう。

【さいの目切りの方法】

1.にんじんを横に切り、２等分します。

2.２等分にした１つの切り口を下にして、１ｃｍ程度の厚さで縦に切りましょう。

3.面積の広いほうを上に向け、１ｃｍ程度の厚さで縦に切ります。

4.にんじんを横に向け、１ｃｍ程度に切っていきましょう。

5.１で２等分にしたもう１つのにんじんも同じように切ります。

肉じゃがのにんじんは皮ごと使うのがおすすめ

肉じゃがを作るとき、にんじんの皮をむいていませんか？

実は皮といわれている部分も、にんじんの実の部分だったのです。

にんじんは収穫したとき、薄皮が付いています。

スーパーなどで販売されているにんじんは、きれいに洗い薄皮を取っているのです。

調理する前に水洗いするだけで、皮ごと食べられますよ。

にんじんにはカロテン・カルシウム・ビタミンＣが含まれています。

特に皮にはカロテンが多く含まれているのです。

にんじんを皮ごと使うと栄養たっぷりの肉じゃがになりますよ！

土の付いたにんじんを使うときは、土をきれいに洗い流し、薄皮をタワシで取るか、包丁でこそぎ落しましょう。

肉じゃがの人参の切り方【まとめ】

肉じゃがのにんじんの切り方のタイプとコツについて解説してきました。

肉じゃがのにんじんの切り方は乱切りがおすすめです。

乱切りにすると味が染み込みやすく、煮くずれしにくくなります。

にんじんが苦手なお子さんにはさいの目切りにして、小さく食べやすくしてあげるとよいでしょう。

にんじんの皮にはカロテンが多く含まれているので、皮ごと使うのがおすすめです。

ぜひ、栄養たっぷりの皮ごとにんじんを使った肉じゃがを作ってみてくださいね！