家庭料理の定番といえば、肉じゃが!定番の料理だからこそ、いつも材料を量らずに感覚で作っているという方も多いのでは?
その結果、「今日はなんだか味が薄いな」「ちょっと塩辛いな」と味がブレてしまうこともあるのではないでしょうか。
なんとなくでも水の量を覚えておくと、味のブレが少なくなります。
そこで、いろいろな調理器具にぴったりな水の量をご紹介します。
普通の鍋で作るときは、材料がひたひたになるくらい。圧力鍋や炊飯器で作る時は200mlが目安です。
炒め物感覚でさっとできる水なし肉じゃがなんてものもありますよ!ぜひチャレンジしてみてください!
肉じゃがの適切な水の量は?
普通の鍋の場合
肉じゃがのレシピを見ると、ジャガイモやニンジン、玉ねぎなどは個数で書いてあることが多いですよね。
「これってサイズによってかなり違わない?」「傷んだ所を切り取ったからレシピとはかなり違ってしまった」なんて思うことはないですか?
筆者はもうこの段階でどうせレシピとは違うからいいやと適当にしてしまいがちです。
普通の鍋で肉じゃがを作るときは、鍋に全ての材料を入れて、その材料がひたひたになるくらいの量が水加減の目安です。
ジャガイモが少なくなってしまったり、ニンジンの大きさが違っても、全部これでOK!
「水の量を変えたらその分調味料も計算して増減させないといけない?」
その疑問の答えは「増減させなくて大丈夫」です。
肉じゃがは仕上げの段階で煮詰めて水分を蒸発させますから、多少の水の増減は影響しません。大量に水分を加えた場合はこの限りではありませんから、適宜調味料を追加してください。
圧力鍋の場合
圧力鍋で肉じゃがを作る時の水の量は「調味料込みで200ml」が目安です。
普通の鍋で肉じゃがを作るときは材料に被るくらいひたひたに水を入れますが、圧力鍋で同じようにしてしまうと、ジャガイモが煮崩れしてしまうので注意してください。
仕上がりの水分が多い場合は、蓋を開けてから煮詰めて水分を蒸発させましょう。
炊飯器の場合
炊飯器で肉じゃがを作る場合は、まず、炊飯器の説明書にあるレシピを参考にしてください。付属のレシピが無い場合は、5合炊きの炊飯器で200mlを目安にしてください。
量を増やしたい、減らしたい場合に気をつけていただきたいのは、水の上限量について!
炊飯器でたくさん肉じゃがを作りたいからと言って、そのままレシピにある水を増やしてしまうのは要注意です!炊飯器には、調理時に入れてよい水の上限量があり、それを超えると調理中に噴きこぼれるなどして故障の原因になります。
これも説明書に記載がありますので、確認してみてください!
水なしで!?ささっと作る蒸し焼き肉じゃが
火加減さえ注意すれば、水なしでも肉じゃがが作れちゃうんです!作り方は簡単。
フライパンに油をひいて材料を炒め、調味料と野菜の水分で蒸し焼きにするだけです。お肉に火が通り、ニンジンとジャガイモが柔らかくなったら完成です。
水分が逃げてしまうと火が通る前に焦げてしまうので、蓋はぴったりと閉まるものを使ってください。
おいしく作るコツは、水が出やすい玉ねぎをたっぷり入れること!火が強すぎるとジャガイモが柔らかくなる前に水分がなくなってしまうので、中火から弱火でじっくり加熱してください。
無水肉じゃがには鋳物のホーロー鍋がおすすめ!
鋳物のホーロー鍋は熱がじっくりと伝わって、保温力が高いので煮物にぴったり!また、重たい蓋でしっかりと密閉できるので、無水調理にもってこいです。
肉じゃがだけでなく、カレーなども水を使わずに食品の水分だけで煮ることができます。
肉じゃがの水の量【まとめ】
肉じゃがの水の量についてまとめました。
普通の鍋で作るときは、材料がひたひたになるくらいの量を入れるのがベスト!多少水の量を変えても、調味料を大きく変更する必要はありません。
圧力鍋で作る時は醤油やみりんなどの調味料も合わせて200mlくらいが良いです。あまり水の量が多いと煮崩れの原因になります。
炊飯器で作る場合も同じく200mlくらいが目安ですが、炊飯器の上限水量を超えないように注意してください。
材料を増やしたからといって、そのまま水も増やして入れると、上限水量を超えてしまうことがあります。故障の原因になりますので、水を入れすぎないようにしましょう。
また、肉じゃがを水なしで作る方法もあります。無水で肉じゃがを作るときは、水分を閉じ込めやすい鋳物のホーロー鍋がぴったり!
ぴったり閉まる蓋さえあればフライパンでもできるので、気軽にチャレンジしてみてくださいね!