おでんの牛すじを柔らかくする方法は?圧力鍋が最適!
おでんの牛すじ、いい味が出て美味しいですよね。
実は東北出身の私、おでんに牛すじが入ることを大人になるまで知りませんでした。
おっかなびっくり食べてみたら、とろとろでコクがあり美味しかったのを覚えています。
今やおでんに欠かせない牛すじですが、一から自分で柔らかく煮込むのは面倒で、ついつい市販のものを買うことが多いです。
しかし買うとほんの少ししか入っていないのに割高なんですよね。
そこで、おでんに入れる牛すじを柔らかくする方法を調べてみました。
Contents
おでんの牛すじ!既製品or手作りどっち?
※既製品を使うメリット、デメリット
牛すじを煮るのは手間がかかるし、長時間煮ても柔らかくならなかったらがっかりですよね。
実は私もついついスーパーで売っている既製品を買うことが多いです。
パックから出しておでんに入れるだけなので楽ですし、失敗はありません。
でも……ほんのちょっとしか入っていない(申し訳程度の串が3本くらい)のに300~400円くらいすることがあるので、お財布に優しくありませんよね。
※生の牛すじから作るメリット、デメリット
本来なら生の牛すじから作った方がきっと美味しいですし、安くたくさん食べられます。
多めに煮込んでおいて冷凍しておくことも出来ますし、他の料理にも応用するのもいいですよね。
ただし下処理に手間がかかり、脂やアクを落とすのが大変ですし、長く煮込むことが必要なので忙しい時には難しいです。
せっかく煮込んだのに臭みが抜けきれなかったり、柔らかくならなかったりしたら残念ですよね。
それだけに上手に出来ると達成感は大きいですし、自信にもつながると思います。
牛すじを柔らかくする方法を、あらためてまとめてみますね。
牛すじを柔らかくする方法
※下ごしらえが大切!
牛すじを柔らかくするには、まず下処理が大切です。
パックから出したらボウルにあけて、水で血合いや汚れをよく洗い落とします。
ザルにあけて熱湯をかけ、湯通しをしてから洗うとやりやすいです。
牛すじは主にアキレス腱をはじめとした腱の部分、各部位の筋部分、横隔膜部分を指します。
筋や腱は固く、特に内臓を覆っていた横隔膜部分は脂身がとても多いですし臭みもあります。
そのため、よく洗うことが大切になります。
※下茹でと煮込み
牛すじをよく洗ったらカットして、水から下茹でします。沸騰したら15分ほど、アクをこまめに取りながら茹でます。
お湯を捨て、牛すじ肉をきれいに水洗いして、今度は沸騰したお湯で茹でます。
その際に臭み消しとして料理酒、ショウガ、ネギを入れて一緒に茹で、アクを取ります。
アクが出てこなくなったら2時間ほど煮込めば下茹で完了です。
柔らかくなったか見ながら、使う分をおでんに入れてあとは冷凍しておくと便利です。
※圧力鍋で柔らかく
圧力鍋なら茹で時間を大幅に短縮できます。
2度ほど茹でこぼした牛すじを圧力鍋に入れて、水と料理酒を入れて10分加圧し、火を止めます。
そのまま圧が自然に下がるまで放置するだけなので、時間も光熱費も節約できます。
圧力鍋だとアク取りが出来ないので、2回目の茹でこぼしの時に臭み消しとアク取りをします。
2時間茹でたけど柔らかくならない!という時に圧力鍋で再加熱するのもおすすめです。
おでんの牛すじを柔らかくする方法【まとめ】
おでんに入っている牛すじは、濃厚でいい味が出てとても美味しいですよね。
でも自分で一から煮込むとなると、下処理も面倒だし買った方が早いかも知れません。
既製品を使うと楽ですが、ほんのちょっとの量で高くついてしまいます。
やはり自分でたっぷり作って、冷凍したり他の料理に応用したりするのがベストです。
牛すじを柔らかくする方法をまとめてみました。
①しっかり洗う
②茹でこぼす
③臭み消しをしてしっかりアクを取る
④2時間煮込む
圧力鍋を使えば、④の工程を大幅に短縮出来ます。10分加圧して放置して冷ますだけなので楽ですし、下茹でで柔らかくなった時のお助け案にもなります。
おでんが美味しい季節になってきたので、たっぷりの牛すじを自分で茹でてみませんか?