おにぎりはお弁当の定番で、片手で手軽に食べられるのが良いですよね。
スポーツや部活のお弁当、肉体労働の合間の食事、さらにはむかし話でおじいさんとおばあさんが畑仕事の合間におにぎりを食べる図も思い浮かびます。
おにぎりに使われるお米は糖質なので、すばやくエネルギーを補給するイメージがありますが、具材によって疲労回復に役立つものもありそうですよね。
疲労回復に良いといわれてきた梅干し、タンパク質が摂れる鮭などがすぐに浮かびますが、他にはどんな具材がおすすめなのでしょうか。
この記事では、疲労回復に役立つおすすめの具材とアイディアを紹介していきたいと思います。
Contents
おにぎりのおすすめ具材【疲労回復】
※梅干し
梅干しは昔から、疲労回復に良いといわれてきました。
それは梅干しに含まれるクエン酸の働きによるものです。
クエン酸は筋肉にたまった疲労物質である「乳酸」を分解させるといわれているので、おにぎりに梅干しを入れるのは、お米でエネルギーを摂り、梅干しで疲労を回復させることで非常に理にかなっているといえます。
また、梅には血行促進の働きもあるのは見逃せないですよね。
※鮭
おにぎりに焼鮭が入っているとテンションが上がるのは私だけでしょうか。
鮭は良質なタンパク質が含まれている他、DHAやEPA、コラーゲンや良質な脂も豊富です。
また、鮭にはビタミンB1が多く含まれているので、糖質をエネルギーに変えてくれる働きがあります。
直接的に疲労回復に効くというよりは、身体に必要な栄養素を摂るということで理想的な具です。
ちなみに、鮭の皮と身の間にはコラーゲンが豊富なので、皮部分が嫌いでなければしっかり焼いて皮ごと具として入れるのも良いですよ。
※たらこ
たらこにも鮭と同じくタンパク質が含まれ、ビタミンCとビタミンEも含まれています。
塩分が多いので食べ過ぎは良くありませんが、汗をかいた時の塩分補給にはもってこいの具材です。
※昆布
昆布の佃煮もおすすめ具材です。
たらこ同様塩分は高いですが、昆布に含まれるミネラルが同時に摂れるので、直接的に疲労回復に効くというよりは、身体に必要な栄養素を摂るということで理想的な具材です。
より栄養バランスを摂るには?
※白米を玄米や雑穀に変える
おにぎりの具材を工夫して疲労回復に役立てると同時に、お米にも工夫するとより効果的です。
白米を玄米や雑穀に変えることで、ビタミンB群や鉄分、カルシウム、マグネシウム等のミネラル類が同時に摂れます。
バランスの良いご飯に梅干しを入れたら、それだけで疲労回復食になりそうですよね。
※副菜を添える
おにぎりにちょっと副菜を添えるだけでも、栄養バランスはぐっと良くなり、疲労回復の助けになります。
おすすめは「ゆでたまご」です。
日常的にトレーニングをしている方やアスリートがよく食べているイメージがありますが、卵には必須アミノ酸が豊富に含まれています。
なかでもバリン、ロイシン、イソロイシンは筋肉の疲労を抑える働きがあるといわれているので、おにぎりと一緒に食べたい食品です。
コンビニでも気軽に買えるので、おにぎりに是非添えてみてくださいね。
おにぎりの具で疲労回復狙うには?【まとめ】
おにぎりには空腹を満たすだけでなく、疲労回復にもなるのが理想ですよね。
おにぎりに使われるご飯は糖質なので、エネルギーをすぐに補給できますが、具材との食べ合わせによってより効果的になります。
梅干しはクエン酸の働き、鮭やたらこはタンパク質やビタミン、昆布はミネラルが豊富です。
クエン酸は疲労回復に、ビタミンB群は糖質をエネルギーに変える力に、と様々な働きがあるので、具材を工夫して疲労回復に役立てたいものです。
白米を玄米や雑穀に変えたり、ゆでたまごを1個添えたりするだけでも違いますので、明日からぜひ試してみてくださいね。
忙しい日や疲れやすい時に、おにぎりを食べて疲労回復に役立てたら幸いです。