身がふっくらして骨までホロホロの鯖の味噌煮が家庭で作れたら素敵ですよね。
「骨まで柔らかくするにはどうしたらいいの?」
「圧力鍋なしで骨まで柔らかくする方法はある?」
そう思っている方も多いのでは?
骨まで柔らかくするには圧力鍋で煮るのが1番!
圧力鍋なしでも骨まで柔らかくする方法はあります。それは「とにかく時間をかけて煮る」こと!
5時間程度煮れば普通の鍋でもある程度柔らかくできます。
5時間も煮ていられない!と思ってしまいますが、灯油ストーブの上に置いておけばほったらかしでOK!
詳しく見ていきましょう。
鯖の味噌煮を骨まで柔らかくするには圧力鍋が1番!
骨まで食べられる鯖の味噌煮を作るには、圧力鍋を使うのがベスト!
加圧する時間は30分から50分程度です。鯖の骨の太さにもよるので、骨が細い場合は30分程度、太い場合は50分程度と考えてください。
作り方
(2)水400ml、みりん50ml、砂糖大さじ2、味噌大さじ2、醤油大さじ1を入れ、沸騰させる。
(3)鯖を入れて加圧する。
(4)30分~50分加圧したら火を止め、圧が抜けたら蓋を開ける。
(5)再度火にかけ、味噌、醤油で味を整えながら、煮汁にとろみをつける。
圧力鍋の大きさによって最低水量が変わりますので、圧力鍋の説明書を確認してください。
*鯖の下拵えは熱湯一発でOK!
「魚の下拵えって面倒臭そう」そう思っていつも下拵えの部分を飛ばしていませんか?
やってみたら案外簡単で、臭みがしっかり取れますので、普段はパックからそのまま調理している方もこれを機にぜひチャレンジしてみてください!
丁寧にやろうとすると「塩を振って、10分程置いて、水気をふき取って、熱湯をまわしかけて、冷水にとって、手で洗って、また水気をふき取って……」とたくさんの手順があります。
しかし、「家庭で作る鯖の味噌煮をちょっとおいしくしたい」程度の時は、ここまで凝る必要はありません。
鯖の下拵えは「ザルの上に鯖を並べて熱湯をドバーッとかける」これだけでも十分です。
もしくは「鍋にお湯を沸かしてザルごと10秒ドボンと浸す」でも大丈夫。楽な方法でチャレンジしましょう。
最後に冷水で簡単に洗えたら更に良しです。
皮が反り返ったりはがれてしまわないように、沸かしたてではなく、少し冷ましてからかけるのが綺麗に仕上げるコツです。
圧力鍋なしで作るならとにかく時間をかける!
圧力鍋なしでも骨まで柔らかい鯖の味噌煮を作ることはできます。骨まで柔らかくするには、とにかく長時間煮ることです。
5~6時間コトコト煮続ければ、ある程度は骨も柔らかくなります。
「そんなに長時間煮ていられない!」
そう思いますよね。長時間見ていることもできないし、ガス代や電気代もかかりますから、もっともです。
ですので、長時間煮る方法で骨まで柔らかくしたい時は、調理可能な灯油ストーブの上に置いておくのがおすすめ!
噴きこぼれると故障の原因になりますから、調理時は注意してください。煮汁の量が減りすぎていないかも定期的にチェックしましょう。
圧力鍋を買おうか迷ってる?圧力鍋はこんな仕組み!
このページを見ている方の中には「圧力鍋を持っていない」「圧力鍋の購入を迷っている」という方も多いのでは?
そんな方のために「そもそも圧力鍋って何?」という疑問について解説します。
圧力鍋とは、大気圧以上の圧力をかけて調理することによって、より高い温度で調理することができる鍋のことです。
通常の鍋では逃げてしまう水蒸気を鍋の中に閉じ込めることで、大気圧以上の圧力をかけることができるのです。圧力がかかることによって液体の沸点が上がり、100度以上の温度での調理が可能になります。
早い話が、より高い温度で調理するから普通より早く煮える鍋です。
調理時間は通常の鍋の1/3から1/4程度になるといわれています。
今回の「鯖の味噌煮の骨を柔らかくする」のと同じように、長時間の煮込みが必要な料理を作る際に、煮込み時間を短縮できます。
鯖の味噌煮を柔らかくするにはどうすれば良いの?【まとめ」
鯖の味噌煮の骨を柔らかくするには?という疑問についてまとめました。
骨まで柔らかい鯖の味噌煮を作るには、加圧によって高温で調理できる圧力鍋が1番!時間はかかりますが、圧力鍋なしでも可能です。
長時間煮る方法で柔らかくしたい場合は、灯油ストーブの上に置いておくのがおすすめ!調理時は吹きこぼれや焦げ付きに注意してください。
鯖は生臭さがあるので下拵えをしなくちゃいけないのが面倒という方は、まずは「お湯をかけるだけ」「お湯に浸すだけ」でも大丈夫!案外簡単にできますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!