焼き鮭はどのくらい日持ちする?常温で放置しても大丈夫?正しい保存方法を紹介!
焼き鮭は家庭のメニューとしても定番中の定番ですし、ほか弁やコンビニ弁当でも必ず見かけるほどです。
普段の食事にお弁当にと、日本人にとってとても身近な焼き魚といえるでしょう。
まとめて焼いた鮭を保存しておいて、お弁当に入れる機会も多いです。
ところで、生の鮭ならともかく、焼いた鮭は日持ちすると思っていませんか?
焼いた状態の鮭であっても、常温で長く保存するのは危険です。
鮭を焼いたら、常温では数時間と思っておいた方が良いですし、冷蔵でも2、3日が限度です。
冷凍保存によって少し長く保存は出来ますが、過信は禁物です。
本文では、焼き鮭がどのくらい日持ちするのか、正しい保存でどのくらいまでもつのかを詳しく紹介していきたいと思います。
Contents
焼き鮭は日持ちする?
常温保存はNG
結論から言うと、焼き鮭は常温で保存すべきではありません。
食中毒を引き起こす細菌は10~60℃の状態で繁殖が盛んになります。つまり、鮭を焼いて粗熱が取れた時点で危険ゾーンに入ることになります。
もってせいぜい数時間なので、出来るだけ常温での保存は避け、冷ましたら冷蔵または冷凍保存することが大切です。
お弁当にはどうしたらいい?
じゃあお弁当の焼き鮭は危ないの?と思われるかも知れません。
朝に作ったお弁当を食べるまでは少なくとも3~4時間、長いと6時間くらいは経ってしまいます。
出来るだけ早く食べることが大切ですが、対策としては
・素手で触らず、冷めてからお弁当に詰める
・保冷剤を活用する
・職場などの環境が許すなら冷蔵庫に入れ、電子レンジで加熱して食べる
などがあります。
これは私が実際にやっていることではありますが、それでも時間が経ちすぎてしまった時や、弁当を開けた時に異臭がするようなら避けた方が賢明です。
焼き鮭を常温で置いておくとどうなる?
焼いた鮭は火が通っているから日持ちするだろう、と思いがちです。
中心部までしっかり加熱されていることが大前提ですが、特に夏場は常温で放置すると危険です。
菌の繁殖温度は10~60℃ですが、中でも20~40℃の間で繁殖が盛んになります。
これは鮭に含まれる塩分や、調理前の鮮度にもよるので一概には言えませんが、菌が繁殖してしまうと生臭さが増したような異臭、ぬめりが発生します。
そうなったら絶対に食べないでください。
焼き鮭の正しい保存方法と食べ方
冷蔵保存
冷蔵庫で保存する場合は、粗熱が取れたらラップで1切れずつしっかり包んで冷蔵庫に入れます。
翌日食べる、または翌日のお弁当に入れるなら冷蔵保存でOKです。
冷蔵保存でも2、3日が限度なので、食べる機会を逃しそうなら冷凍保存に切り替えましょう。
冷凍保存
冷凍保存する場合でも、粗熱を取って1切れずつラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍庫に入れます。これは冷凍焼けや冷凍庫独特のニオイが付くのを防ぐためです。
冷凍保存なら少し期限が伸びますが、それでも約1ヶ月が限度です。
フリーザーバッグには保存した日付を入れて、遅くとも1ヶ月以内に食べ切りましょう。
保存した焼き鮭を食べる時
冷蔵保存した焼き鮭は電子レンジなどで再加熱するか、魚焼きグリルで軽く加熱して食べます。
冷凍保存した場合、常温保存は絶対に避け、冷蔵庫でゆっくり解凍するかレンジで解凍します。
焼き鮭はレンジ解凍する時は、水分が抜けてパサつきやすくなります。
水か料理酒を大さじ1ほどふりかけて、ふんわりとラップをしてからレンジに入れるとしっとりした食感がよみがえります。
焼き魚の日持ちは?【まとめ】
焼き鮭はあまりに身近過ぎるだけに保存のノウハウが忘れられがちで、なんとなく「日持ちする」と思ってしまいがちです。
大部分の調理済み食品と同様に、焼き鮭を常温で放置するとすぐに雑菌が繁殖してしまいます。
常温で保存することは避け、お弁当に入れる場合は衛生管理と保冷に注意が必要です。
冷蔵保存した焼き鮭は、日持ちが意外に短く2、3日が限度なので、すぐに食べない場合は冷凍保存が安心です。
冷凍した場合でも常温での解凍は避け、冷蔵庫でゆっくり解凍するか電子レンジで解凍するようにしましょう。
焼き鮭を正しく保存して、安全に美味しく食べるための参考になれば幸いです。