お酢は腐るのか?開封前後の賞味期限や正しい保存方法も紹介します

お酢は強い殺菌力を持つので、ちょっとやそっとじゃ腐りません。

でも、賞味期限の記載はあるし、賞味期限が切れてしまったらどうすればいいの?

買ったはいいけど使い忘れてしまったお酢はどうすればいいの?

とお悩みの方、すぐに捨ててしまわないで、一度この記事を読んでみてください。

お酢は腐るのか?

お酢は、もともと殺菌力・防腐力の高い調味料になります。

なぜかというと、お酢の主成分である酢酸が強い酸性であるためです。

強酸性の環境下では、細菌や微生物は増えることができません。

このようなことを考えると、常温保存でも基本的に腐ることはありません。

ただし、劣化はしますので注意してください。

できるだけ劣化させないようにするには、キャップをしっかりと閉め、直射日光に当たらない暗くて涼しい場所に保管することが大事です。

お酢の賞味期限は?

※未開封の賞味期限

腐ることがないなら、賞味期限なんていらないんじゃ?と思いますが、そうではありません。

いくら保存性が高くても、色や香り、味などは時間と共に劣化します。

そのため、風味の変化や濁り具合、沈殿物の発生を目安とし、未開封の状態でも、約2年を目安に賞味期限を設けています。

ただし、保存環境が悪いと、劣化が早くなるので気をつけてくださいね。

※開封後の賞味期限

お酢は開封すると、自然界にいる酢酸菌が瓶内に入り込み、再発酵が始まります。

そうなると、お酢が白く濁ったり、繊維状の浮遊物が発生します。

体に害はありませんが、風味を損なうので使用しないようにしてください。

開封したら、冷暗所保存で1年が目安です。

できれば、風味を保つため、再発酵を防ぐために、冷蔵庫で保存するといいです。

賞味期限内でも、白い膜のようなものが浮いていたり、酸味がなかったりするものは劣化している可能性があるので、無理に使わないようにしてくださいね。

種類によって賞味期限が異なる

未開封であればお酢は腐らないと言いましたが、腐る種類のお酢もあります。

穀物酢や黒酢はそこまで気にしなくても良いですが、ポン酢やもろみ酢などは、とてもデリケートなものなので、未開封でも賞味期限が切れてしまったら使わないようにしてください。

また、バルサミコ酢は約3ヶ月、とうもろこしや米を使った穀物酢などは約1年と、種類によって賞味期限がバラバラです。

購入した商品の賞味期限に従うのが一番正解ですね。

賞味期限が切れたお酢はどうする?

お酢は腐ることはないから、と使うのを忘れていて、いざ使うときに賞味期限が切れてしまっていたら、すぐに捨てないでください。

食用では使えませんが、他のことに使えますよ。

※食器の汚れをとる

ガラスについた曇り汚れや、急須や湯呑みについた茶渋などは、粗塩大さじ2とお酢大さじ1/2を混ぜたもので磨くと、汚れが落ちます。

食器についてしまった汚れがなかなか落ちない時は、試してみてください。

※植物にあげる

水揚げが悪いアジサイ、アザミ、ほおずきなどは切り口に少しの間お酢をつけて、そのあと水につけると吸い上げが良くなります。

切り花を長く持たせたいときに良いですよ。

※掃除に使う

例えば畳の汚れであれば、酢を少量含んだ水に雑巾や布をつけて、固く絞って汚れた箇所をふくと、汚れが落ちてくれます。

また、キッチン周りでは水に薄めて除菌スプレーにすることもできるので、いろいろなところに吹き付けて除菌することもできます。

窓掃除もこの除菌スプレーでできますよ。

においが気になる場所にシュッとするのもにおい消しになります。

※排水管の詰まりをとる

重曹ひと握りと、お酢1/2カップを排水管に注いで、そのあと水を流すと、排水管の詰まりが取れます。

お酢は腐るの?【まとめ】

お酢は腐ることないから賞味期限なんて平気!と思って油断していると、劣化していたり、お酢の種類によっては腐ることもありますので、使うときには中身をちゃんと確認してくださいね。

なるべく劣化させないように、早めに使うのが一番ですが、もし賞味期限が過ぎてしまっても、捨てずに、別の用途で使ってみてくださいね。

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